コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ツール・ド・フランス 2021 第7ステージ

こんばんは。
昨日の第6ステージは、残り55kmのところから記憶が途切れ、目が覚めたら朝だったコロロンです。
……だ、第一週目から落車(寝落ち)するなんて……!
でもだから今日は元気よ!長いステージだけど!


今日は、最長ステージ249.1km。なっがーいね!!
序盤は激しい逃げ合戦があったようで、最終的に、逃げが28人とかかな?いっぱいいっぱい。
はっはっは、ミラノ〜サンレモかよ!
その中に、マイヨ・ジョーヌをきてるマチューがいます。
はっはっはっ。
セオリーってなに。


逃げの中には、ジルベールとかニバリとかソレルとかカヴとかアスグリーンとかストゥイベンとかサイモン・イェーツとか、もう「え、ファンサービス?」っていう、豪華なメンバーがばらばらいます。

逃げのなかに、ワウトもいます。
現在総合1位のマチューと、逃げに入ってるワウトは、共にシクロクロスでも世界線で優勝を争うような選手!
ふたりはライバル マチュー&ワウト☆

とまあ冗談はともかく、ガンガン行こうぜ系の走りをする二人がどんどかアタックかけて逃げの勢い落とさずに進んでいくので、タイム差がどんどん開いて、ポガチャル擁するUAEが一生懸命集団ひいておいかけるのですが、ぜんぜん捕まらないんだなこれが。


中間スプリントをすぎ、3級山岳のところで、ロット・スーダルのブレント・ファルムールとバーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチの2人が飛び出します。
1位通過はモホリッチ。

そのままこの2人が元の集団にもどることなく、2人で協調して逃げていったので、先頭2名、追走26名(多分)、そのあとメイン集団という構図になります。


残り65kmで、先頭とメイン集団とのタイム差は約7分くらい。


残り55km
ここで追走グループから、ストゥイベンがアタックに行きました。
カンペナールツもついていきます。

先頭がモホリッチとファンムール。
40秒差でストゥイベンとカンペナールツ。
そこから12秒差で、ジルベールとかがいる追走が24名。
メイン集団では6分40秒くらい後ろです。


残り53km
追走からジルベールが飛び出しました!
そこに数名ついていきます。

一方、今日無事スプリントポイントを首位通過して、そのあとまだずっと逃げていたカヴェンディッシュが、踏むのをやめました。

ジルベールがいったあとも、追走ではどんどんアタックが出て、おいついてやめて、みたいな動きがでまくってて、勢いがあります。
休まる様子がいまのとこないね。大変。


残り46km
ストゥイベンとカンペナールツが、先頭2人に追いついたー!!!
これで、先頭は4人になります!!


残り44km
先頭4人。
1分17秒遅れで追走グループが23名。
メイン集団は、先頭から7分35秒くらい後ろにいます。

先頭4人のうち、モホリッチ以外の3人がベルギーの方。
ベルギーはやっぱり逃げの国だなー。(※個人的なイメージです。)


残り40km
先頭4人は3級山岳を登り始めます!
カンペナールツ、ストゥイベン、モホリッチ、ファンムール。
1分45秒くらい後ろが、追走集団。
そのあと5分20秒くらい後ろがメイン集団です。


残り37km
カンペナールツが先頭で遅れました!!
先頭は3人になります。


残り36km
追走でアタックが繰り返されています。
にしてはそこまでスピードがあがらない。
前に追いつきたいのか追いつきたくないのかどっちなのかしら。


先頭は3級山頂に到着!モホリッチ先頭!


残り34km
遅れたカンペナールツが追走集団に吸収されました!


残り33km
追走で、ビーアンドビーホテルズのフランク・ボナムールが飛び出しました。


残り23km
ボナムールが集団に吸収されました。


残り22km
今だ先頭は3人です。
1分20秒遅れで追走集団。じわじわ落ち始めてる選手が出てきています。
メイン集団は、6分50秒遅れ。


追走から、ボーラのコンラットがアタックかけました。

残り19km
先頭3名、モホリッチ、ファルムール、ストゥイベン
約50秒後ろにコンラッド
その後ろにマグルス・コルトがいるのかな?

そのあとに10人前後になった追走グループで、次誰がいこうかなーって様子見しながら小さなアタックをかけています。


先頭の3名は、2級山岳の厳しいところにやってきました。最大勾配18パーセント!
……で2級なんだ(笑)
坂がすごくて、かなり3人それぞれに差がついているのですが、
一番速いモホリッチが後ろ二人を離して、単独先頭で山頂を通過します!


二番手通過が、なんとパトリック・コンラッド!モホリッチとのタイム差は、約1分。
ファルムールとストゥイベンを抜いたんだ!

3番手通過が、ファルムールです。


残り16km
メイン集団ではラトゥールがアタックをかけますが、後方ではログリッチが遅れた!!
一人、アシストいない!


残り13km
メイン集団、ラトゥールがほぼ吸収されたようなタイミングで、カラパスがアタック!!!
ポガチャルは……出てこないです。反応なし。


残り11km
先頭はモホリッチ。
快調に下りを飛ばしています。
ルールだから仕方ないけれど、モホリッチが単独の逃げの下り坂で、モホリッチ走りが見られないのは、なんかちょっとだけ、寂しい気もする。
いや、真似しないでねって言わなきゃいけない走り方を選手がしてはいけないっていうUCIのスタンスは、至極まっとうだと思うので反論はないです。

集団から一人飛び出したカラパスは頑張ってます。前から遅れてくる追走にいた選手たちをがんがん抜いていきます。

残り8km
全体としては、先頭モホリッチ。15秒くらい後ろにストゥイベン。(多分。映らない……)
1分20秒くらい遅れてコンラッドやマグヌス・コルト、アスグリーン、ボナムールと逃げから遅れたファンムールが合流して、5人の第一追走グループ。
この追走5名から50秒くらい遅れて、第二追走グループ。マチューとかワウトとかニバリとかいるはず。
その後ろに、一人で頑張ってるカラパスがいて、そのさらに後ろがメイン集団。
第二追走グループとメイン集団のタイム差は、約3分10秒くらいでしょうか。


残り7km
第二追走集団から、ワウトとマチューがアタック!!
ワウトが前にいたんですけど、どっちかが先にアタックかけて後ろがそれに追いついて、って感じはあんまなくて、ほぼ同時に同じようにペースをあげた感じです。うおりゃあああって感じで、あっというまに後ろを引き離します。


残り5km
先頭がモホリッチ。見えないけどその後ろにストゥイベンがいるはず。
モホリッチから1分35秒くらい後ろに、第一追走グループ。
その25秒後ろに、マチュー&ワウトの、ふたりはライバル☆グループ。

そこから3分30秒くらい後ろに、単独総合タイムを詰めようとしている、リチャル・カラパス。
その約30秒後ろにメイン集団です。


残り2.5km
逃げに乗ってたイネオス のファンバーレが、カラパスを待ってました!
いい前待ち!にしてはフィニッシュまでの距離が短すぎる気もするけれど!


残り2km
モホリッチ単独先頭のまま!!ストゥイベンどのくらい後ろにいるんだろうか、わからぬ!!

残り1km!
快調に飛ばすモホリッチ!
振り向いた、ら笑顔になった!ってことは後続が見えないか、とっても遠かったのかな!!
残り400mからはじまるの大きなカーブを通過!

残り25mで両手を離して、ハートマーク!
バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチ、ステージ優勝!!
モホリッチ〜。最後泣いてたのかな。下りのイメージ強いモホリッチ。山も強かったモホリッチ
おめでとう!!

2番目にフィニッシュラインに来たのは、トレック・セガフレードのジャスパーストゥイベン。1分20秒差。

すぐにきたのが第一追走グループ。
と、このタイミングで追いついてきた、ふたりはライバルなマチューワウト!!

スプリントして、ストゥイベンから20秒差で、コルトが3位、4位マチュー。5位アスグリーンでした。
ワウトはスプリントせず、8位。

それから1分くらいして、ぱらぱら最初に逃げていた選手たちが戻ってきます。



そろそろ総合系有力選手が来るはず。
さあカーブ曲がってカラパスが来たぞ!一人だ!!
って思ったら、すぐに後ろにメイン集団が来ていたのがカーブで見えなかっただけで、あっというまに吸収されて集団トップはアラフィリップでした。
切ない。


そんなわけで総合!!

暫定総合1位 マイヨ・ジョーヌ
マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
2位ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ) 30秒差
3位カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)1分49秒差
4位マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)3分1秒差
5位タデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)3分43秒差

一気に動いたな!モホリッチ4位だよ4位!!


ポイント賞
 マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ

山岳賞 マテイ・モホリッチ
新人賞 タデイ・ポガチャル
敢闘賞 モホリッチ!!!

ちなみに、昨年総合2位のログリッチは、本日総合33位。9分11秒差。
うーん……落車の影響が出ている感じがしますね……。


あと、なんか、新人賞がポガチャルってわかって思ったのが、そっかマチューもワウトもモホリッチも、もう26歳以上なんだなって……。
すごい強い若手ってイメージなのに、こう、時代に追いついてない私。

まあそれはともかく。

今日は初めっから最後まで展開が熱くて面白いレースでした!
見てて忙しかった!あっちゃこっちゃ入り乱れてて、誰がどこにいるのかわからなくなるくらいでしたね!
一個のレースなのに、三つくらいのレースを見ているような気持ちになりました。
このあっちゃこっちゃ感は、ステージレースならではだなって思います。

まあそれでも私の一番好きなレースはパリ〜ルーベであることに変わりはないですが!
ただ、なんかレース現地観戦行きたいなって気持ちになるレースでした。

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