コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2018 第3ステージ

今日は、一応中級山岳ステージです。
一応。

逃げは6人。プロコン4人に、ワールドチーム2人。
今日もまた、コフィディスのルイス・マテマルドネスや、EFドラパックのピエール・ロランが逃げていました。それと、グジャールにかわって、アーゼードゥーゼルからナンズ・ピーターズが入ってます。

メイン集団は、ほぼずっとクイックステップ・フロアーズが主導権をにぎっています。
リーダージャージを持ってるでもないクイックステップが集団を引く理由。

エリア・ヴィヴィアーニでステージ勝利を狙っているからでしょう!!

ってことは、やっぱり平坦ステージ的なフィニッシュになるってことなんだな。


残り50kmくらいで、ロランが逃げから離れて集団に戻り、逃げは5人になります。
もうこのままフィニッシュ地点近くまでいくのかなーと思いつつ、残り43km地点で、メイン集団に動きがでます。
ロット・ソウダルが2人、集団から飛び出しました。
ヴィクター・カンペナールツとイェーレ ・ワライスです。そしてボーラ・ハンスグローエのルーカス・ペストルベルガーがそれについていきます。ちょっとしてから、昨日も逃げていたアーゼードゥーゼルのグジャールが後ろから追いついて合流。
4人のグループができました。


一方先頭の逃げ集団ではブルゴスBHのジョルディ・シモンが飛び出して一旦単独先頭になります。

残された、追走4人に、後ろから追いついて来た4人が合流。
残り39km地点で、飛び出していたシモンを追走が吸収し、逃げが9人になります。
主に、2人ずつ逃げに送りこんだロットとアーゼードゥーゼルが中心となって、この逃げ集団をまとめようとするのですが、サガン擁するボーラのルーカス・ペストルベルガーが、そのリズムを崩します。
そのうち、がんばって先頭でひいていたワライスが脱落し、逃げは8人になります。
スプリントポイント手前で、もっかいシモンが飛び出しますが、中間スプリントポイントが来る前においつかれて、グジャールが先頭通過しました。


残り24km。
逃げグループから、カンペナールツとマルドネスが飛び出します!
が、直後にカンペナールツが落車!
ぬう!勝負かけたところで!

このあたりのゴタゴタで、気づいたらペストルベルガーが単独先頭になります。
それを追う、4人。
グジャール、マルドネス、シモン、そしてシモン達と同じく序盤から逃げていたカハルラル・セグロスエレヘアーのアントニオ・モリナ。

残り17kmくらいで、先頭はペストルベルガー。12秒差くらいで、追走集団。さらに14秒くらいうしろに、メイン集団という流れです。

メイン集団は、途中で主導権がモビスターに渡ったりもしましたが、今日一日ほっとんどクイックステップが引いています。


残り12km。
単身逃げているペストルベルガー。
追いかける追走も単独になりました。アレクシー・グジャールただひとり。タイム差は12秒くらいです。
その後ろに、他の追走の選手たちを吸収したメイン集団。

残り10kmで、グジャールもメイン集団が吸収します。
先頭のペストルベルガーとのタイム差は、約18秒。
がんがんタイム差をつめているのは、やっぱりクイックステップですが、その後ろについているのがモビスター。

残り9km。
モビスターが集団の先頭にあがってきました。
タイム差は12秒です。
……モビスターは、だれで今日のステージを狙っているのだろうか。え、バルベルデ、そんなまさか。

残り7km。
ペストルベルガーとメイン集団とのタイム差が、10秒を切りました!
そして、残り6.5kmくらいで、吸収!
メイン集団はモビスターがひいたままです。

残り5kmを切って、スピードはまだそんなになのですが、各チームが続々と集団戦争に姿を現し始めました。トレックやコフィディス。ボーラのサガンの姿もちらちら見えます。

残り4kmを切って、ヴィヴィアーニの姿も見え隠れしはじめます。
役者がそろったか……!?

残り2km。
クライスバイクが集団の先頭をひいている!

そのまま残り1kmのゲートをすぎた!
集団の前方のスピードがあがって、集団がわれる!
そのわれた集団のさきで、スプリントがはじまった!

残り500mで一気にスピードがあがった!
そして、残り125mくらいのカーブのところで、わっと横に5人くらいひろがった中から、鮮やかなイタリアチャンピオンジャージが流れるように飛び出す!
ヴィヴィアーニ!
トレックのニッツォーロがその流れに続くように前にあがり、ヴィヴィアーニに並びかけるが、ヴィヴィアーニの速度がゆるまない!

ステージ優勝、クイックステップ・フロアーズのエリア・ヴィヴィアーニ!
一日ずっとクイックステップの仲間たちががんばっていた献身を、みごと勝利で報いました!
2位は、トレック・セガフレードのジャコモ・ニッツォーロ。
3位は、ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガンでした。


そんでもって総合!
1位は変わらず、スカイのミカル・クヴィアトコウスキー。
2位は14秒差のモビスター、アレハンドロ・バルベルデ
3位はサンウェブのウィルコ・ケルデルマン、25秒差。
4位がクイックステップ・フロアーズのローレンス・デプルスで28秒差。
5位は、バーレーンメリダのヨン・イサギーレで、30秒差。
みんな、順位もタイムも、変化はなし!

続いてポイント賞!こっちも変わらず、スカイのミカル・クヴィアトコウスキー!
山岳賞は、コフィディスのルイス・マテマルドネスがキープ!
複合賞は、今日は大丈夫!クヴィアトがちゃんと受け取りました!!
敢闘賞は、ブルゴスBHのジョルディ・シモンでした。
納得!逃げていたメンツの中でも、とくに目立つ走りをしていた!


全体的に見ると、さほど表面上の結果としては、おおきな変化がない日でしたね。
ただ、ヴィヴィアーニの調子の良さがよくわかったステージでした。
反対に、いまいちサガンの調子がよくないように見える気がします……。
位置どりが、なんか、勝つときのサガンがいる場所じゃない感じ……。
気のせいだといいのですが。



さてさて。
明日も、今日と同じで「中級山岳ステージ」ってJspoさんのスケジュールには書いてあるのですが、1級山岳が二つあるステージです。
そのうち後半の1級山岳は、明日のフィニッシュ地点。そう、もう二つ目がきたよ、山頂フィニッシュ!

総合動くぞ!!たのしみ!!

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2018 第2ステージ

いよいよブエルタがはじまりました!!
振り返ったら、ツール終わってから一回もブログ書いてなかったね!
休養してたね!私!

さてさて。
いよいよ始まったとは言っても、すでに本日は二日目です。

昨日の第1ステージは、寝ててLIVEでは見てなかった。
ふえ〜ん!
すごいすごい備えてたの!
用事とか身支度とかいろいろ全部ちゃんと終えて、22時には布団に入って「よし、4時間仮眠とるぞ!」って思って2時に目覚ましかけて横になったんだけど、
まっっっっっっったく眠れなかった。
1時半すぎてようやくうとうとして、そのまま目覚ましに気づかずに寝てしまいました。
しくしくしくしく。

私、ブエルタの日程ちょっと間違ってて、お盆くらいまで、8/20からだと思ってたんですね。
そしたら、今週ずっと夜中1時半すぎくらいまで眠れないんですよ。
これはあれですか。もう体が先にグランツールモードに入ったってことですか。
……だったら、今日以降楽だからまあいっか。


さてさて。
初日のタイムトライアルは、BMCのローハン・デニスがとりました。
暑いTTは、やっぱりデニスが強いですね。

本日の第2ステージは、山岳がちょいちょいってあって、3級山岳の登りゴールです。
登れてスプリント力がある選手が勝ちそうかなって日。
ぱっと高低差見て、「サガンの日?」って思うようなコースレイアウトです。

というか、ざっとスタートリスト見て、スプリンターが少ない!
スプリントステージで名前がよくあがるってぱっとわかる選手だと、ボーラのサガンクイックステップ・フロアーズのエリア・ヴィヴィアーニ、トレック・セガフレードのジャコモ・ニッツォーロとファビオ・フェリーネ、ミッチェルトン・スコットのマッテオ・トレンティン、コフィディスのナセル・ブアニくらいしかいません。

この中で、登りのスプリントもできるっていうと、サガンとトレンティン、フェリーネくらい?

……これは、今後の展開によっては、かつてはスプリンターとしてその名を馳せて今は素晴らしいアシストとして活躍している、モビスターのベンナーティの久々のステージ勝利とか、期待できるステージもあるかも……!?
いや、そしたらさりげなくバルベルデがスプリントに参加してくる気がする。


さてもさて、実際のレース展開。

残り70kmくらいの地点で、逃げは7人。

プロコンのスペイン人選手4人と、ロット・ソーダルのトーマス・デヘント、アーゼードゥーゼルのアレクシー・グジャール、EFドラパックのピエール・ロランの3人。

タイム差は4分くらいあったのですが、ボーラ・ハンスグローエがなぜかこの時点でタイムをあげて、約2分半くらいに調整をかけます。

ただ、この逃げ集団の中から、デヘントが残り50km地点でやめてしまい、逃げは6人に。
なお、フィニッシュ地点意外のレース中にあった山岳ポイント2級一つと3級二つは、すべてコフィディスのルイス・マテマルドネスがトップ通過しました。


残り32km。
逃げの6人から、ロランとグジャールの二人が飛び出しました!
残ったプロコンの4名は、牽制入って追いません。

先頭2名、追走4名、そのあとメイン集団という展開になりますが、残り27kmくらいでメイン集団はすでに追走の4人を捕まえました。
メイン集団は30km手前くらいからまたスピードをあげはじめていたので、追走を吸収したときには、先頭とのタイム差は50秒くらいになってました。

……集団、なんでこんなに焦ってるんだろう。今はボーラじゃなくてモビスターがひいてるぞ。


総合争いがかかってるなら、ここまで焦ってもまだわかるのですが、そうじゃないだろうしなあ……。


ちなみに総合に関してですが、私、ヴィンチェント・ニバリ(バーレーンメリダ)VSリッチー・ポート(BMC)の争いを、なんとな〜く想像していたのですが、ポートはブエルタ開催直前に体調をくずしてしまったらしく、今回は総合を狙っていないようですね。そのあとの世界選手権狙い。
ブエルタの総合を制したことがある選手で、今年調子いい感じ!ということで言えば、モビスターのキンタナ。
モビスターは、最初ツール同様キンタナとバルベルデとランダのトリプルエース体制で戦う予定だったそうですが、ランダが怪我して休養中のため、総合ねらいとしてはキンタナのバルベルデの二人だけが出ることになりました。ってことは、キンタナがエースでバルベルデがサポートのパターンかしら。
あとは、ロットNLユンボもクライスバイクも期待してます。ツールのときに、今年のクライスバイクは、もっと今年は調子いいけど隠してそう!って雰囲気があった。
ただ、ここまで名前をあげた選手は、途中リタイアもあったとはいえ、全員ツールに出ていた選手なのですよね。
そこで言うと、忘れてはいけないのは、ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ!
今年のジロは三週目で失速してしまいましたが、そこまでの展開は素晴らしかったので、3週の調整力を身につけたらかなり期待できると思うのです。そんでもって、ツールに出ていなかった分、一番ジロに向けての調整もできたはず……!

……ふと思ったけど、今年のブエルタ、イェーツ兄弟サイモンもアダムも両方でてるけど、部屋って同室なのかな?そうなら、他の選手と同室より、兄弟のほうが気を使わなくてリラックスできたりするんだろうか。


そんなことをつらつら考えていたら、いったん逃げでロランが飛び出してグジャールを置いていったりしたのですが、結局残り20kmでグジャールもロランも吸収されてしまいました。
集団の先頭はスカイがひいています。
むうー。こんなに早くに逃げ吸収しちゃうのは、コースレイアウト的に、この残り20kmでアタックかけた場合の勝機はないってことなのかな。

と、ここで映像が集団の最後尾付近を映します。
サガンが、遅れてる……!?

残り15km地点で、サガンや、あと今日マイヨ・ロホを着ているBMCのデニスがいる遅れた集団が、2分近く遅れてました。

これは、サガンの調子が悪いってことなのか、それとも今日は登れるスプリンターの日じゃなくって、そこそこの山岳系選手のステージだったってことなのかな……。
でも、サガンはツールの2級山岳ならけっこうかるがる山岳系の選手についていくから、やっぱり調子が悪いということなのでしょう。


残り13km。
まだまだスカイがひいています。カストロビエホががんがん行こうぜモードです。
アスタナがけっこう前にでてきました。


残り9km。
がんがんスカイがスピードを上げている中、バーレーンメリダのエース、ニバリが遅れます。
えええ!!ちょ、え、なんで!!?

残り6.5km。
ニバリ、先頭集団と25秒の差をつけられています。
初日のこの3級山岳で遅れるってことは、ニバリもあんまり調子よくない……ってことなのでしょうか。


残り6km
スカイはここまで集団牽引しつづけていたカストロビエホが離脱していきました。
そして、今度はモビスターが先頭にでて引き始めます。
ニバリが遅れたことで、総合優勝を狙うチームが、ここで一気にタイム差をつけてにかかりはじめたのでしょうか。
……っていうか、このレース展開、総合争いのチームが前でどんぱちはじめてるよね!?
え、今日総合の日だったの!?


残り3kmをきって、ぽろぽろ遅れていく選手が増える中、バーレーンメリダのゴルカ・イサギレも遅れていきます。
ぬうう!!バーレーンメリダどうした!?

今度はスカイの引きに戻って、プッチョが引き、続いて同じくスカイ、ゲオゲガンハートの引きにかわります。


残り1.7km。
ロットNLのエース、クライスバイクが先頭に出た!!!
スカイがチェックして追いついたところで、今度はクイックステップのローレンス・デプルスが一人飛び出す!
デプルスが後ろを振り返り、即座に集団で反応する選手がいないのを確認すると、そのまま一人でスピードをあげた!!

デプルス、単独先頭!この状態で、残り1km地点を通過!
メイン集団では、クライスバイクが追って一瞬引いたあと、牽制が入ります。
が、そこで出てきたのがバルベルデ!!集団の先頭になって差をつめる。
その後ろについたのがクヴィアトコウスキー。
そしてバルベルデがデプルスを抜いた!
残り300m!!
すぐさまその後ろから、クヴィアトコウスキーがバルベルデを抜いて先頭に躍り出る!

そして最後のカーブを曲がった!
クヴィアト、その後ろにぴったりついているバルベルデ!!
そのままクヴィアトコウスキーの左手側からあがってくる!
並び、そして、抜いてフィニッシュ!!
モビスターのアレハンドロ・バルベルデ、ステージ優勝!!
ごめん笑った!!わらっちゃったよバルベルデ
今日このコースレイアウトで、登れるスプリンターじゃなくって総合系の争いか!?ってなって、そしてそこで勝っちゃうバルベルデに笑ってしまった!
やっぱり強いやバルベルデ!振り向けばそこにいるバルベルデ


そんでもってスカイのクヴィアトコウスキーが2位。昨日の個人TTステージに続いての2位。
すごいんだけど、悔しいだろうなあ……。
3位がトップ2人から3秒遅れて、ローレンス・デプルスでした。
デプルスも惜しかった!あの抜け出しは、その後の後方の牽制も相まって、このまま行けるんじゃないかってはらはらしたよ!
4位がサンウェブのウィルコ・ケルデルマン、5位がロットNLユンボジョージ・ベネットでした。


そんでもって総合成績。
1位のマイヨ・ロホは、チーム・スカイのミカル・クヴィアトコウスキー!
2位が、14秒差で、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ
3位が、25秒差で、サンウェブのウィルコ・ケルデルマン。
4位は今日がんばったクイックステップ・フロアーズのローレンス・デプルス。28秒差。
5位は、バーレーンメリダのヨン・イサギーレで、30秒差!よかった、バーレーン、前に残っていた総合系の選手がいた。


ポイント賞のマイヨ・プントスもスカイのクヴィアトコウスキー!
山岳賞マイヨ・モンターニャは、コフィディスのルイス・マテマルドネス!敢闘賞もマテマルドネスがとりました!
そんでもって、複合賞のマイヨ・コンビナータ!
ブエルタは、新人賞ジャージがなくって、かわりに山も平坦も総合も全部いいねって人をたたえる、複合賞があるのですね!
これは!

…………。

えっと。

この賞って、総合順位とポイント賞の順位と山岳賞の順位を足して、一番その合計値が小さい人がとるのですけれど。
そして、それでいうとクヴィアトコウスキーがとるはずなのですけれど。

なぜかバルベルデが笑顔で白いジャージを着ているよ。


まあ。
いっか。
ブエルタだし。


そして明日は、序盤に1級山岳がある中級山岳ステージ!!

最後平坦区間続いてフィニッシュだし、インタビューでクヴィアトも明日は平坦とか言ってたから、スプリンターの争いになる気がするんだけども、今日がまさかの総合争いになったので、もはや今年のブエルタの展開は私の経験値では測れない気がします。

先が読めない!ブエルタだもん!
よきかなよきかな。

ツール・ド・フランス 2018 第21ステージ 最終日

とうとう今年のツール・ド・フランスも終わり。
シャンゼリゼの最終ステージ。
最後のスプリントステージ。
ガビリアもフルーネウェーヘンもキッテルもグライペルカヴェンディッシュもいないシャンゼリゼのスプリントステージ。
…………ちょっと悲しい。


そして、今日大きなニュースが一つ。
ディレクトエネルジーシルヴァン・シャヴァネルが、今シーズン限りでの引退を表明。
つまり、今日が、ラストツール。


いつものように、和やかにみんなで談笑しながら、パレードランを続ける選手たち。

そして、シャンゼリゼに来た時には、一人、シャバネルが飛び出しました。
パリのみなさまに、最後のツールのご挨拶。
切ないね。
けれど、キャリアの最後のツールで、ちゃんとこういう機会があるくらいまで実力があった選手ってことだから、素敵なことだね。


一週目のフィニッシュポイントのところで、集団がスピードをあげて、本当の逃げが成立しました。
残り1周を切ったくらいで、全員吸収。

このままスプリントまで集団で行くのかと思いきや、残り2.5kmでUAEのマルカートがアタック!
クイックスッテプのランパルトとそしてボーラのダニエル・オスが、それをおいかけていく。すぐに下がってしまうマルカート。
先頭は、ランパルトとオスの二人に。
残り1.3kmでランパルトが単独アタック!!

メイン集団はエフデジの引きだったけれど、トレック・セガフレードの引きに代わりぐんぐん差が詰められていきます。
しかし、残り200mで発射されたスプリンター陣に吸収。
最初に先頭に出たのはデゲンコルブ。
しかし、その左手側から、ぐんぐんスピードをあげていったのが、UAEのクリストフ!!
そしてデゲンコルブの右手側から、エフデジのデマールもあがってくる。

だけど、徐々にクリストフがじわじわと前に出て行く……!
ツール最後のシャンゼリゼステージ、勝ったのは、UAEのアレクサンドル・クリストフ!

2位がトレック・セガフレードのジョン・デゲンコルブ。
3位がグルパマ・エフデジのアレクシー・デマール。

たくさんのスプリンターがいなくなってしまった今回のツールだけれど、こうしてみるとやっぱり普段からスプリンターとして名前があがる選手たちが上位に入りましたね。
クリストフおめでとう!!!

しかしランパルトがそのまま独走勝利しちゃうのかと、結構最後の最後までどぎまぎする展開でした。


そして。これで全ての賞が決まりました。


マイヨ・ジョーヌ(総合優勝) ゲラント・トーマス(チーム・スカイ) 
総合2位 トム・デュムラン(チーム・サンウェブ)
総合3位 クリストファー・フルーム(チーム・スカイ)
マイヨ・ヴェール(ポイント賞) ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨ・ブラン・アポワ・ルージュ(山岳賞) ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)
マイヨ・ブラン(新人賞) ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)
総合敢闘賞 ダニエル・マーティンUAEチームエミレーツ

終わってしまったねー!!
全体を通して一番印象に残っているのは、連日のアラフィリップの無敵スター状態ですかね。
アラフィリップ、パンチャーだけれど山もかなり強い方の選手、とは思っていたけれど、ツールで山岳賞ジャージを守れるほどとは思ってなかったです。
あと、第9ステージでのデゲンコルブの勝利かな。
あれは、ちょっと思い出しても、泣く。
自分の口で「みんなもう自分のことを、もう終わりだ、前のようには戻れないと言っていた」っていうのが、過酷な状況をそれでもくじけずに頑張ってきたのがわかって、本当によかったって思った。

そして、ゲラント・トーマスの総合優勝
チームとしても、個人としても強かった。
本当におめでとう!


さあ、ちょっと休んだら、今度はブエルタだ!
モビスターは、またキンタナ、バルベルデ、ランダの3人が出るそうですよ!

スカイはどうするんだろう……。
フルームか、ゲラントか、まさかベルナルをエースに……!いやさすがに早すぎるか。

しばらくは、ブエルタに思いを馳せつつも、ツールロスと戦う日々が続くのでしょう。
とりあえずは、ブエルタを満足に見られるように、体調を整えなければ!
ツールを見守ったみなさまも、お疲れ様でした。

おやすみなさい!!

ツール・ド・フランス 2018 第20ステージ

先日の17ステージが終わって怪我をしたサガンは、そのまま次の18ステージを耐えて走り続け8位に入り、
その翌日の19ステージではアラフィリップが山岳賞ジャージを確定させ、総合ではゲラント・トーマスがさらに2位以下とのリードを広げてついにフルームが暫定4位になってしまった今日この頃、みなさまどのようなお気持ちで今日のタイムトライアルを迎えられましたでしょうか。


私はとりあえず、「ボドナール今年もがんばれ!」って気持ちでした。

ボーラ・ハンスグローエのマチェイ・ボドナールは、ポーランドのTTチャンピオンで、昨年のツールのITTのステージ優勝者です。
好きな選手です。
どのくらい好きかというと、勝手にボドナールの応援グッズを作ろうかといろいろ考えているくらいに好きです。

ステージレースの初日以外の個人タイムトライアルは、基本的に総合順位の低い順に走ります。
ボドナールは、かなり始めの方のスタートでした。

残念なことに、今日のステージ天候は雨模様。
レース始まっても若干降っていたのか、ときおりカメラのレンズを拭う姿が映っていました。

ちょうどボドナールが走っているあたりで雨がやみはじめたのか、濡れた路面がところどころ乾き始めている様子が映っていました。

ボドナールは一瞬だけ暫定一位になるのですが、そのすぐあとにフィニッシュしたミッチェルトン・スコットのヘップバーンが2分以上タイムを塗り替え、そのままずーっとずーっと暫定1位に君臨し続けます。

スカイのカストロビエホがかなり健闘しましたが、それでも8秒差の暫定2位。
そのうち、また雨が降ってきました。

雨がふると、路面が滑るし視界は悪くなるしで、タイムトライアルは不利になります。
これは、ヘップバーンがかなり有利……!?

と、思ったら、ここで現れたモビスターのソレル!

表示上は、0.05秒ヘップバーンのタイムを上回り、トップに立ちます。
ソレル!TTもこんなに強かったのか!
スペイン総合系の期待の星!

が、そのあとしばらくして、やっぱり同タイムでヘップバーンの方が早かったってことになりました。
計測ミス?よくわからない。


けれど、それを2人のタイムを、圧倒的にそれを抜いた若手が現れた!

サンウェブのソーレン・クラークアンデルセン!23歳!
31秒上回る圧倒的なタイム!!

が、ベテランも負けてはいない。
やっぱり来たぜ、スカイのクウィアトコウスキー!!
1秒クラークアンデルセンのタイムを上回り、暫定1位に!!
毎日毎日あんだけスカイを牽引しておいて、個人TTでこれだけできるってすごい!!

しかし。
やっぱり本日の注目は総合系。
だって山のTTって言って過言じゃないステージだもの!

ユンゲルス、ザカリンなど、総合系の選手が次々と中間計測でトップタイムを叩き出す中、
やっぱりここにきて輝きだしたよね、フルーム!!

3位のログリッチェと4位のフルームで13秒差なのに、全長31kmのTT ステージの、13km地点にある第1計測で、すでに30秒ログリッチェがフルームよりも遅いタイムという事実!

ってか、デュムランよりもフルームの方が、中間計測のタイムが速いぞ。
って思ったら、ゲラント・トーマスが一番第一中間計測のタイムが速い!!!!
第一中間計測2位のフルームよりも、14秒速い。


……おー。(←もはや言葉にならない)


が、クウィアトコウスキーは後半がんばったのか、中間では勝っていたユンゲルスもザカリンも、フィニッシュ地点でのクウィアトのタイムは抜けません!

そんでもって、第二計測!!
ここもトップタイムはゲラント・トーマス!
2位通過のフルームより、12秒速い。3位通過ののデュムランよりは14秒。
んー。ちょっっっっとだけ、トーマスのペースが落ちている?


そしてフィニッシュ。
まずはフルーム、クウィアトのタイムより、51秒速いタイムでフィニッシュ!!

続いてログリッチェ。
フルームよりも、1分14秒遅いタイム。
この時点で、フルームの総合3位以上は決定。

そしてデュムランがすぐにやってくる!
で、タイム表示が、1秒フルームよりも遅い感じで入った気がしたけれど、
表示はデュムランが1位と出ている。


え、どっち?
フルームかデュムランか、どっちかのタイム表示がまちがっている?

混乱が治らない中、ゲラントがフィニッシュラインにやってくる!
それをホットシートから見守る、フルームとデュムラン!


…………え、ふたり!!?

どっちかわからないのでとりあえず二人ともいる感じ。
なんだこの映像。

爆笑しているうちに、トーマスがフィニッシュしてしまいました。
タイム的には、もう総合優勝はなさそうなタイム。
あ、えっと、でもこれでスカイのゲラント・トーマスのツール・ド・フランス総合優勝確定だ!!


そんでもって、結局このステージを勝ったのは、デュムランだったことが判明!!
サンウェブのトム・デュムラン、ステージ優勝おめでとう!
ものすっごい笑顔でインタビューに答えていて、もう総合優勝は今日の時点で念頭に入れてなかったんだなって勝手に思いました。
1秒差で、スカイのクリストファー・フルームが2位。
3位が14秒差のゲラント・トーマスでした。


そして、最終的な総合順位。

1位、チームスカイのゲラント・トーマス!!
フィニッシュして、ものすっごく、すっっっごく嬉しそうにしていて、なんか私はちょっとほっとしました。
たぶん、今まで、トーマスが微妙に嬉しそうじゃなかったから。

おめでとう、ゲラント・トーマス。
そういえば、昨年のツールの総合優勝を、私はトーマスだと予想していたのを思い出した。

そして、2位は、サンウェブのトム・デュムラン!1分51秒差。
惜しかったよね!なんというか!
スカイというチームに負けたという感じがします。
でも、それがまたサイクルロードレースの戦い方だなと思います。

3位は、今日逆転して表彰台に入ってきた、スカイのクリストファー・フルーム!2分24秒。
今年はもう、ずっとフルームの成績に私の感情は振り回されている気がします。
ジロのときから、もうだめだーって思ったら勝って、絶対なんとかやってくれると思ったら調子悪くなっちゃって、昨日のステージでもうフルームは総合表彰台には登れないやって思ったら、ログリッチェ逆転して戻って来た。なんだよ!スターか!知ってるけど!


そのほかの賞も確定。
ポイント賞は、ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガン
山岳賞は、クイックステップ・フロアーズのジュリアン・アラフィリップ。
新人賞は、アーゼードゥーゼル・ラモンディエルのピエール・ラトゥール。

そして、今日、今年のツール全体を通しての総合敢闘賞が決まりました。
UAEダニエル・マーティン
おお!そう来たか!!って感じでした。
おめでとう、マーティン!!


これで、明日のステージ勝利をのぞいて、今年のツールが決まりました。
ゲラント・トーマスは、インタビューで最後言葉が出なくなって泣いてました。


あのね。
私、悪い子だからね。
今日まで、すごい複雑だったのよ!ゲラントがんばれって、素直に思えなかったの!

トーマスの優勝に曇りはないのさ!!トーマスは強いのさ!
だけど、フルームの今年のジロを見ているから、今年フルームが突然弱くなったわけじゃないってわかってるから、なんかこの状況を、うまく飲み込めなかったのさ!

もしもね、ゲラント・トーマスがマイヨ・ジョーヌを着てなかったら、どっか調子のいいステージで、チームスカイは、ジロのときみたいなフルームの前人未到の長距離アタック作戦をまたやってたと思うのです。
それが成功したかはわからないけれど、トーマスっていう、もう一人のエースが生まれたことで、フルームに一か八かをかけることは、スカイはできなくなったのです。

でも私は、別にフルームが勝つ負けるとかはどうでもよくて、
ただただ、初日にフルームが遅れた時点で、フルームがまたあの一か八かの戦いをツールで挑むことを期待して見てたから、そのチャンスがないツールになると思ってなかったから、なんか、「あれ?」って思ってしまったのですよ。


それに、レースが進むにつれて、正直個々の力でいったら、デュムランが一番今年のツールでは強いんじゃないの?って感覚があったから。
あくまでも感覚ね。
アシストの差とか考えた時に、デュムランがこの立ち位置にいるのはすごいことだなって思ったから。

だから、なんか、いろいろ複雑なツールになってたんだけれど。


だけど、ゲラント・トーマスの今日の喜んだ顔を見て、トーマスはものすっごく戦ってたんだなって思いました。

レースで戦うのはもちろんだけど、「フルームとどうなんだよ?」って毎日毎日手をかえ品をかえて質問されて、絶対絶対マイヨ・ジョーヌは欲しかっただろうけれど、でもエースとして一緒に戦ってきたフルームのことも、きっとずっと見てて、フルームの気持ちもわかってて、チームの雰囲気も守らなきゃいけなくて、フルームのこともまもらなくちゃいけなくて、だけどほかのチームにマイヨ・ジョーヌを渡すわけにもいかない。

一番複雑で大変だったのは、この立場にたって、毎日毎日飄々とかわし続けて来たトーマスだったんだってやっとわかりました。
だから今日、私は心のそこから、ゲラント・トーマスにおめでとうって言えるなって思いました。


おめでとう、ゲラント・トーマス。
どのチームのどの選手も、それぞれ一生懸命がんばったと思うけれど、
あなたがきっと、一番いろんなところでがんばった!

ツール・ド・フランス 2018 第17ステージ

今日は65kmしかないベリーベリーショートステージ!!!
なんかカタカナで書いたら美味しそうですね。

1級のぼってくだって、1級のぼってくだって、超級のぼって終わり!っていうステージです。
スプリンターにはきっつい……。

今日は、ただ短いだけでもなくって、スタート方式も特殊です。
その名も、グリッドスタート!!

MotoGPとかとおんなじらしいのですが、
私みたいに「モトとか言われてもわからないよ……」って人にとってはきっとこれがわかりやすい!

マリオカート!!!


マリオカートみたいに、総合1位の人から順番にスタートラインに近い方から順に、1位のひとはここ、2位のひとはここって、20位までが完全にきまった場所にいて、前からスタートするのです。
それ以下の人は、あなたはここ!!っていうのは厳密には決まってないけれど、5人ずつ4列の20人ずつのブロックになっていて、そのブロック内での場所は指定されていないという形みたいです。

ってことは、もちろんないね、パレードラン。


どうなるのかまったく想像できないけれど、そのトップ20人の中でモビスターのキンタナ、ランダ、バルベルデがいるから一番有利じゃん!!

とか思ったけれど、別に20番以降にいても、そんなに場所離れているわけじゃないから、あっという間に追いつくのでは……?
そんでもって、TTのスタート台みたいなのないから、勢いつくわけじゃなし、それこそモータースポーツみたいに、最初から猛スピードなんてできないよね……?


数々の疑問を残しつつ、期待を膨らましつづけ、いよいよ信号が青になった!!

さあ、レースがスタート!
どの選手も、よっこらせと足をペダルにのせてゆっくりと踏み出します!!


……。


思ってたのと違う。


すぐに、ちょっと後ろからどんどん逃げたい選手がやってきます。

総合上位はすでにゆっくりモードです。
左によけている総合上位勢。
そして逃げたい選手は、その右側からどんどん前にあがっていきます。


もうデマールが遅れてしまいました。
きつい登りと下りしかないコースだもんな……。ピュアスプリンターにはきつい……。


そうこうしているうちに、気づいたらアスタナのカンゲルトが単独で逃げていました。


というか、逃げ……にげっているほどにげじゃないっていうか、
始まってすぐ登りなもんだから、集団が追いかけるつもりなくても前に出たい選手と集団でいたい選手に差がなくって、ただ遅れた選手だけがどんどん離されていくという感じ。

実際には、逃げたい選手とコントロールしたいメイン集団、の展開なんだけど、途切れ途切れの長い集団に見える。
不思議。

ただ、それは逃げに乗りたがった選手がいっぱいいたからかもしれません。
だんだんいつもの形になってきました。
たくさんのばらばらとした逃げ、とメイン集団。そして遅れていく平地組。


やがて先頭のカンゲルトに、コフィディスのニコラ・エデが追いつき、先頭は2人になります。
その後ろから、3人の追走がせまります。
現在山岳賞ジャージの、クイックステップ・フロアーズのアラフィリップ。
コフィディスのヘスス・エラダ。
UAEクリスティアン・ドゥーラセック。

でもエデは遅れてしまい、またカンゲルトの単独先頭になります。
追走は4人に。
ちなみに残り55kmの地点で、メイン集団は約2分30秒くらい後ろになりました。
いつものレースがやってきた!


そのうち、追走グループから、じわり……とアラフィリップが抜け出しました。エラダとドゥーラセックが、じわじわと追いついて、また追走は3人になります。
先頭のカンゲルトからは、20秒差くらい後ろです。

そのさらに35秒くらい後ろに、6人のグループができました。
モビスターのバルベルデとソレル、ボーラ・ハンスグローエのマイカコフィディスのナバーロとさっき遅れていったエデ、それに、アスタナのフライレがいます。

合間にぱらぱらと他の選手もいるので、もっと増えそうな気配があります。



あっという間に、カンゲルトはもう最初の1級山岳山頂を1位通過しました。
スタートから最初の峠まであっという間!!


すぐにアラフィリップ、デューラセック、エラダの順で、追走の3人も山頂を追加。
下りへれっつごー!!
1分後くらいに、バルベルデのグループも山頂を通過していきます。
増えてた。9人。


下りで、アラフィリップとデューラセックは、カンゲルトに追いつきました。
これで先頭は3人になります。
エラダは、遅れてしまったのかな。
あんまり下りが遅いイメージはなかったんだけれど。


このまま、先頭3人、後ろに追走グループって形で下りおわって、2つ目の1級山岳の登りにいきます。

メイン集団も登りにはいると、アーゼードゥーゼルが次々に前にでて、スピードをあげていきます!!
ディリエ、ナーセン、そしてラトゥール!!これは、バルデのアタックの前触れか……!?

残り33km。次の1級山頂までは残り約4km。
先頭は3人、1分後ろにバルベルデのグループ。もう6人くらいしかいない……?
メイン集団はそのさらに2分後ろで、アーゼードゥーゼルが果敢に戦っています。でもメイン集団っていっても、20人くらいしかいないです。

山頂まで残り3km。
先頭は依然3人、カンゲルト、アラフィリップ、デューラセック。
追走のバルベルデグループは6人。
モビスターのバルベルデ、アスタナのオマール・フライレ、ボーラのマイカと、そして同じくボーラのミュールベルガー、バーレーンメリダのペリゾッティ、EFドラパックのダニエル・マルティネス。


その後ろのメイン集団では、ラトゥールがずっと一人で引き続けています。
が、前のバルベルデグループからおりてきた、モビスターのソレルが合流し、そのまま先頭を引きはじめました。


先頭の3人、山頂まで残り1km!
バルベルデグループが、一人減り、二人減り、小さくなっていきます。

メイン集団は、先にバルベルデグループから離れて降りてきた選手たちと合流しました。
ゲシュケとかがここでデュムランに合流したかな……?

そして山頂直前で、アラフィリップが駆け出しカンゲルトがついていく。
山頂1位通過はアラフィリップ、2位がカンゲルト、ちょっと遅れて3位通過がデューラセックです。
続いたバルベルデグループは、約30秒差で山頂を通過。
残っているのは、バルベルデ、マイカ、フライレ、マルティネス、あとペリゾッティ。

メイン集団は、まだモビスターのソレルが引き続けていますが、そのすぐ後ろにスカイがトレインを形成し始めました。
そして、メイン集団も山頂を通過!!
みんなで下ります。



先頭は、山頂通過のタイミングでアラフィリップとカンゲルトの2人になりました。
その後ろは、先頭2人に遅れてしまった、単独走行中のデューラセック。
そのまた後ろに、バルベルデグループの5人です。ここは、マイカが先頭で降っています。


残り22km。
ここで、サガンが下りで落車のニュース!!
サガンは、メイン集団からさらに後ろを走っていました。
サガンが落車って、珍しい……。何があったんだろう……。
怪我してないといいけれど、下りだとその可能性は低い……。


残り18km。
先頭の2人、アラフィリップとカンゲルトがほぼ下り終わりました。
最後の超級山岳、今年のツールで一番高い山、サン・ラリー・スランへと向かっていきます。

1分10秒後ろに、UAEのデューラセックを吸収して6人になったバルベルデのグループ。
そのさらに1分20秒後ろがメイン集団です。

が、最後の登りがはじめるところで、アラフィリップがやめた!
力尽きたっていうよりも、今日の山頂は目標にしていないようです。
これによって、先頭はアスタナの、タネル・カンゲルトの単独先頭になります!!

その後ろの追走グループでは、バルベルデがペースをあげて、ついていってるのはマルティネスとマイカだけ!!3人に減ります。

メイン集団ではソレルがまたペースをあげます!!


残り15kmを切りました。
先頭は今日ずっと最初から逃げ続けているカンゲルト。
1分後ろがバルベルデ、マルティネス、マイカ。フライレがなんとか食らいついて戻ってきて、ここが4人。アラフィリップが前からおりてきましたが、バルベルデたちはかわしていきます。
その約1分50秒後ろのメイン集団では、UAEダニエル・マーティンがアタックし、それにうまくのったキンタナがいよいよアタック!!!

うまくメイン集団から離れていきます。

残り14km。
カンゲルトと、バルベルデのグループとのタイム差は1分10秒。
……広がっている……?

キンタナは、いつのまにか合流していたアダム・イェーツを従えて、ぐいぐい登っていきます。前から降りてきたアラフィリップをかわしたタイミングで、
引き離して一人になりました。


残り13.3km。
メイン集団でログリッチェがアタック!!
すぐに、フルームがチェックします。
チェックして……2人でメイン集団から飛び出していく……?


メイン集団では、フグルサング、バルギル、など有力選手が次々に脱落していきます。


残り12.7km。
メイン集団はデュムランが引いていて、後ろにぴったりゲラント・トーマスがついています。
メイン集団にのこっているのは、他にバルデ、ランダ、クライスバイク、あ。まだベルナルがいる。これだけ。


残り12km。
先頭は依然としてカンゲルト。
1分20秒くらい後ろに、追走グループ、バルベルデ、マイカ、フライレ、マルティネス、ここにキンタナが合流しました。バルベルデがグループの先頭にたって、あげていきます。
その後ろに、ダニエル・マーティン

……。
あれ、マーティン、いつ出たの?
さっきのアタック?

グリッチェとフルームの二人は、その後ろのメイン集団に合流。
今度は、ベルナルがこのグループを引いていきます。

残り11km。
メイン集団に、スカイのポエルスが戻ってきました。
そして、先頭を引き始めます。
……戻ってこられるようなタイミングあったか!!?


残り10km。
先頭は、まだカンゲルトががんばっています。
後ろの追走は3人になりました。
バルベルデ、キンタナ、そしてマイカです。
バルベルデの引きでどんどん差がつまっていて、タイム差は50秒くらい。
その20秒くらい後ろを、UAEダニエル・マーティンが単独で走っています。
メイン集団は、さらにその20秒くらい後ろで、前から降りてきた選手を吸収したりして、今11人になっています。

やがて、バルベルデが役割を終え、追走はキンタナとマイカの2人になりました。

残り9km。
カンゲルトはまだ一人で先頭にいますが、でももう後ろ15秒差でキンタナとマイカがやってきました!
その後ろに、ダン・マーティン。
メイン集団と先頭とカンゲルトとのタイム差は、1分15秒くらいにまで縮まっています。

残り8.5km。
先頭のカンゲルトに、キンタナとマイカが合流!!
カンゲルトはついていこうとしますが、すぐに遅れます。
メイン集団とのタイム差は、約1分10秒!

残り8km。
先頭は、キンタナとマイカ!二人とも、モトからお水をもらいました。
ダン・マーティンは、その20秒くらい後ろにいます。
なんとかおいつきたいところ……!
メイン集団は、まだまだポエルスが引き続けています。

残り7km。
先頭はキンタナとマイカ
というか、キンタナにマイカがついていく形で、ずっとキンタナが先頭を引き続けています。
苦しげなマーティンは、その20秒後ろ。うーむ。縮まらない。
メイン集団は、キンタナたちから1分10秒離れたまま、こちらもタイムは縮まりません。

残り6.5km。
イカが遅れました!!
キンタナが単独先頭!!!
きたー!!!山のキンタナの走りをまっていたー!!

メイン集団では動きなし!
残っているのは、ポエルス、ゲラント・トーマス、フルーム、ベルナル、クライスバイク、ログリッチェ、バルデ、デュムラン、ランダの9人!!


残り5.7km。
バルデがメイン集団から遅れました!!
一方、一人でもくもくと登っているダニエル・マーティンは、前からおりてきたマイカと合流します。
キンタナとのタイム差は、30秒差。離されました。っていうか、キンタナがはやい!!


残り5.2km。
フルームが一瞬、アタックをしかけて、後ろからデュムランが来そうなのでやめました。

残り5km。
キンタナとメイン集団とのタイム差は、1分17秒。
こっちも離されている。

メイン集団ではクライスバイクがアタック!!
ポエルスは仕事を終えたので、ベルナルがじりじりチェックに向かいます。

先頭のキンタナは快調に飛ばしていきます。
一人だけ、別のところを走っているみたいに、軽く登っていきます。


残り4km。
先頭は単独で、モビスターのキンタナ!
30秒後ろに、ダン・マーティン!なかなか追いつけない!マイカはついていけなかったようでここにはいません。
1分12秒後ろに、メイン集団。
ベルナルが引いていて、残っているのは、トーマス、フルーム、デュムラン、ログリッチェ、クライスバイク、ランダ。全部で7人!!
まだ誰も、動かないのか……!

残り3km!
キンタナ、ペース落ちません!
追走のマーティンとも、メイン集団とも、タイム差変わりません!!

……ってことは、ダニエル・マーティンもすごいね。

メイン集団が3km地点を通過した瞬間、ログリッチェがアタック!!
ゲラント・トーマスが追います!

ランダとフルームが一瞬おいていかれますが、これはなんか、よくあるだけだと思うから問題なさそう。
すぐにまたみんなでまとまります。

そうこうしている間に、キンタナはもう残り2km!!
これはもうステージ優勝は決まりな気がする!!


と、今度はデュムランがアタック!!
またトーマスがチェック!クライスバイクとログリッチェがそれを追います。

そのままフルームがこないのを確認して、今度はログリッチェがいきます。

そのころ、キンタナは残り1km!
30秒後ろにダニエル・マーティン
メイン集団はそのさらに30秒後ろ。

アタックしてちょっとだけフルームを引き離したログリッチェ、ぴったり後ろにつくトーマスと、すぐ後ろにデュムラン。
フルームはこの3人から20秒遅れました。


キンタナはもう残り200m。
ぜんっっっぜんスピードが落ちていません。
軽やかにダンシングをしながら、フィニッシュへと向かっていきます。

そのままなめらかな登りで、フィニッシュ!!
ステージ優勝は、モビスターのナイロ・キンタナ!!
山のキンタナがかえってきたー!!
いや、別にどっか行ってたわけじゃないけど、でもなんか、改めて軽やかな登りが見られてよかった!
ツールのステージ優勝は、5年ぶりだったそうです。
おめでとう!!


28秒遅れて、UAEダニエル・マーティンが2位フィニッシュ!
3着は、47秒差で、スカイのゲラント・トーマス!
4位が52秒差でロットNLユンボのプリモシュ・ログリッチェ、5位が同タイムで、サンウェブのトム・デュムラン。
クライスバイクが6位、ベルナルが7位、クリス・フルームは、1分35秒差の8位でした。



そんでもって、この結果を受けての総合!
1位は、今日も若干タイム差をつけた、スカイのゲラント・トーマス!
1分59秒差の2位が、サンウェブのトム・デュムラン。
3位は、スカイのクリス・フルームで、トーマスからは2分31秒差。今日一日で離されました……。
4位が、ロットNLユンボのプリモシュ・ログリッチェで、2分47秒差。
5位が、今日タイム差を縮めた、モビスターのナイロ・キンタナで、3分30秒差です。

ポイント賞は、ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガン
今日はなんとかフィニッシュはしたようですが、ジャージが破れて怪我をしていました。背中、右足、右腕。ツイッターで、フィニッシュ後に歩く映像があったのですが、とっても痛そうでした。骨とか大丈夫なのかな……。
山岳賞は、今日もいっぱいがんばった、クイックステップ・フロアーズのジュリアン・アラフィリップです。
新人賞は、アーゼードゥーゼルのピエール・ラトゥール。
今日のでベルナルがかなり上に行ったかと思ったのですが、今日までにかなりタイム差がついていたのですね。ラトゥールがキープです。

敢闘賞は、アスタナのタネル・カンゲルト。
納得!敢闘したもん!!




終わってから気づきましたが、
今日、最初に言及していた、モビスターが勝ちましたね!
……いや、でもなんか、考えてたモビスター有利っていうのと、だいぶ違ったけれど。レース展開に、グリッドスタート、まったくもってなんの関係もなかったし。



今日の画期的な試み、グリッドスタート。
その利点。

ものすっごく考えたけれど、
スタート前に並んでいるところがかっこいい、くらいしか思い浮かばなかった。

みんな色違うから、戦隊ヒーロー大集合みたいな迫力があっていいよね!!

レース内容に影響をあたえるには、グリッドスタート兼、タイム差スタートみたいにしないと難しいんじゃないかなあって思いました。

でもまあ、選手が危険にならない限り、新しい試みは、悪くないよね!
アチェンジがOKになったり、トレイン組むのが違反じゃなくなったり、自分で替えのタイヤ運んだししなくてよくなったり、いろんな変化を繰り返して、100年以上自転車レースは続いているのだもの。


明日はほぼ平坦ステージです。
……ペーター・サガンが心配です。

日々切ない気持ちになるツール。

ルイスレオンもポートもキッテルもカヴェンデッシュもウランもいなくて、フルーネウェーフェンもグライペルもガビリアもニバリもたくさんいろんな選手がリタイアすることになって、
わたしは悲しい!!!


サイクルロードレースの応援に、発煙筒はないほうが好きです。


以上。
ツール・ド・フランス2018のラルプデュエズの感想でした。

でも、ゲラント・トーマスは2日連続のステージ勝利おめでとう!


……ただでさえ、各チーム1人ずつ昨年よりも人数減っているのに。
今年最終日を迎える頃には、プロトン半分くらいになってるんじゃなかろうか。

ツール・ド・フランス 2018 第11ステージ

今日は108.5kmの短い距離のステージ。
そこに、超級山岳が2つ、2級山岳が一つあって、最後が1級山岳フィニッシュという、登るか下るかしかないステージでした。


レースがスタートすると、5人の逃げがぱぱっと決まり、サガンが中間スプリントをとって離脱すると、後ろから追走が合流したりしてわやわやしたあと、最初の超級山岳はアラフィリップがとりました。

そのまま飛び出したアラフィリップにくっつくように、ロット・ソウダルのデヘント、フォルテュネオ・サムシックのバルギルも一緒になって3人で逃げ始めます。
おお、豪華だ。

でも、後ろの追走の選手たちにやがて合流。
ここにフォルテュネオ・サムシックがいっぱいいて、フォルテュネオトレインが引くバルギルのための先頭集団、になります。


一方先頭から6分くらい後ろにいた、スカイが率いるメイン集団。
先頭集団が残り距離60kmを切ったくらいから、ここまで集団を牽引していたスカイではなく、メイン集団でモビスターがスピードを上げだして、ぱらぱらと選手が脱落していきます。

そして、54.4kmで、メイン集団からモビスターのバルベルデが単独アタック!!
スカイは、誰も追いません。
そしてバルベルデは、前待ちしていた、モビスターのソレルに合流してメイン集団から逃げていきます!


そして残り50km、先頭付近では、バルギルが超級山岳を1位通過していきます。
続く2級山岳も、バルギルが1位通過し、長い下り区間に入ります。


残り35km
この時点で先頭のバルギルがいる集団と、バルベルデまでが1分58秒。フルームがいるメイン集団が2分57秒といった感じ。

残り21km
ここで、下り区間中にデュムランがプロトンから抜けた!!チームメイトのソーレン・クラークアンデルセンと一緒に、二人で飛び出しました!
一方、先頭集団ではBMCのカルーゾが飛び出して単独先頭!!


残り18km
カルーゾは追走グループに吸収され、これで先頭は5人。
フォルテュネオ・サムシックのバルギルとモアナール、BMCのカルーゾ、ミッチェルトン・スコットのミケル・ニエベ、アスタナのバルグレン。

この先頭グループから落ちていった選手がいっぱいいて、そのさらに後ろ、先頭グループから2分30後ろのところにバルベルデ&ソレル。
その15秒くらい後ろに、デュムランとクラークアンデルセン
メイン集団は、そのさらに40秒くらい後ろです。


残り15km。
デュムランとクラークアンデルセンバルベルデに合流、すると同時に、ソレルが役目を終えます。
すごく長いあいだ引き続けたソレル。お疲れ様。
一方先頭でも、モアナールが仕事を終えて離れました。

残り13km。
クラークアンデルセンが離れて、デュムランとバルベルデの2人のグループができました!

残り11km。
バルグレンが先頭からおちました!
これで先頭は3人。バルギル、ニエベ、カルーゾ。
その後ろにいた、逃げから脱落した集団から、コフィディスのヘスス・エラダとダニエル・ナバーロがあがってきて、先頭に近づいてきました。


残り9km。
スカイの先頭がクヴィアトコウスキーに!!途端にスピードがあがるメイン集団!
このメイン集団と先頭グループとのあいだは、すでに2分を切っています。

一方、その前にいるバルベルデ&デュムラングループですが、バルベルデがデュムランから遅れました!
デュムランは単独で前を目指します。

そしてちょうどそのころ、コフィディスの追走2人が、先頭の3人に合流。
これで、先頭は5人になりました。
その瞬間、飛び出したニエベ!
追いかけるのはBMCのカルーゾ。がんばってエラダもついていっている?
バルギルは遅れた!!!


なお、この時点でメイン集団は15人くらい。
各チームエース級しか残っていませんが、スカイは4人もいます。
さすが。


残り8km。
先頭は単独、ミケル・ニエベ。
追走は、これまた単独でカルーゾ。
その後ろから、コフィディスのヘスス・エラダ。
そこから1分くらい後ろに、デュムランがいます。

一方メイン集団では、落ちてきた選手をどんどん吸収して前にあがっていきます。バルベルデ、バルグレンも吸収。
そして同時に、どんどんここから落ちていく有力選手たち。カチューシャのザカリン、アスタナのフグルサングなどなど。スピードについていけず、メイン集団から脱落していきます。

残り7km。
先頭のニエベとスカイ率いるメイン集団とのタイム差は、約1分40秒。

残り6.6km。
デュムランがバルギルを捕まえました!
とらえたっていうか、バルギルがどんどん下がっていく……。

残り5.5km。
どんどん減って、メイン集団は11人。
その前にいるデュムランは、先頭とのタイム差、1分切りました!


残り5.1km。
ここで、メイン集団からゲラント・トーマスがアタック!!
クヴィアトは役目を終えて離れていきます。オールアウト!!倒れないで!!


残り4.8km。
一旦牽制の気配があったあと、今度はメイン集団でバルデがアタック!フルーム、キンタナ、ニバリ、ログリッチェと続く。ダニエル・マーティンだけが遅れた!

おいかけて、続いてフルームがアタック!!
それがまた吸収されて、バルデがアタック!
フルームがマイペースでおいかけて、そのままペースアップ!
フルーム、キンタナ、ログリッッチェ、バルデの4人グループに。


残り3km。
先頭は単独のイエベ。
35秒後ろに、デュムラン、追いついたトーマス、二人においつかれたカルーゾの3人組。
ヘスス・エラダはここから遅れてしまった模様!
そしてメイン集団では、一旦離されかけていたマーティンが戻ってきて、そしてアタックをしかけた!!!
フルームだけが追いかける!!

他の選手は牽制がはいってなかなかいかない!!
ようやくバルデがちょっと追いかけるけれど、これは利用されるって思ったのかすぐやめる。
その隙に、マーティンとその後ろにくっついていったフルームは、みるみるタイム差を広げていく……。


残り2km。
先頭は依然、単独のミケル・ニエベ。
26秒差で、デュムラン、トーマス、カルーゾの3人。
その10秒後ろに、ダニエル・マーティンとフルームの2人。
その30秒後ろに、バルデ、ログリッチェ、ニバリ、キンタナ、そして追いついてきたクライスバイクの5人。


とうとう残り1km!
ニエベが先頭で単独!
それを20秒差で追う3人のところに、フルームがダニエルをぶっちぎって、単独で追いついた!!

と、フルームが追いついてくる直前で、この追走グループからゲラント・トーマスがアタック!!!
ニエベは残り400m!!

ただこのトーマスの勢いが半端ない!!
残り300mでトーマスがニエベを抜いた!!
そのまま独走で、笑顔で、かっ飛ばしていって、そのまんまフィニッシュ!!!

ステージ優勝、チーム・スカイのゲラント・トーマス!!

フィニッシュ直前で抜かされたニエベ。
最後のカーブを曲がってフィニッシュ地点に姿を現したところで、今度は後ろからフルームがきた!!
そのままフルーム、その真後ろについたデュムランがニエベを抜き、デュムランが最後にフルームをさして、トーマスから20秒差で2位デュムラン、3位がフルーム!22秒差で4位がカルーゾ。ニエベは最終的に5位!
6位がダニエル・マーティンで27秒差。7位に、追走グループにはついていけなかったヘスス・エラダ。57秒差。
そのあとは、さらに2秒遅れて8位バルデ、9位がニバリ、10位がキンタナ、11位がログリッチェでした。


もう残り1kmまで、ニエベが勝つと思っていた。
スカイ、いつもだけれど、とっても強いぞ!!きっちり今回のステージを、狙ってとってきた印象があります。


そして、総合。
1位は当然、チームスカイのゲラント・トーマス!
差で、2位が同じくチームスカイのクリス・フルーム。1分25秒差。
3位がサンウェブのトム・デュムラン。1分44秒差。
4位が、バーレン・メリダのヴィンセント・ニバリで、トップと2分14秒差。5位がロットNLユンボのログリッチェで、2分23秒差となってます。

ポイント賞はボーラ・ハンスグローエのペーター・サガン
山岳賞はクイックステップ・フロアーズのジュリアン・アラフィリップ。
新人賞はアージェードゥゼール・ラ・モンディアルのピエール・ラトゥール。

ちなみに、敢闘賞は、モビスターのアレハンドロ・バルベルデでした!



今年のツール、こっからスカイはどうするんだろう。
ゲラント・トーマスで総合優勝を狙うのかな。
それとも、フルームでのダブル・ツールを狙うのかな。
どっちでもまだまだ可能性あるだけに、こう、見てる方としてもどっちをメインの視点にして見ていいかわからないね。
そして、このスカイと戦う他の総合系チームは、私のこの「ど、どっち?」っていう戸惑いを、そのままレースの中に持ってきて戦うってことだよね?戦略立てづらいよね!大変だよね!

フルームが絶対的にエースってイメージはそのままなんだけど、
トーマスが遅れる要素がぱっと思い浮かばないんだよなあ……。

以前からよく、イノーVSレモンとか、アームストロングVSコンタドールとか、ウィギンスVSフルームとかの確執の話を耳にしたことがあって、そういうドロドロした人間関係も面白い、とかって聞くのだけれど。

私、そういうの見るのものすごく苦手だから、
もし本当にそういうドロドロした関係性になってしまっていたとしても、できればそういう面は、観客には見せないでほしいな……。

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