コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

パリ〜ニース 2017 第2ステージ

やっぱりっていうかなんていうか、バルデは昨日魔法の絨毯(チームカーに捕まって速度をあげること)を審判の目の前で使いまくったので、失格になりました。

バルデだけじゃなくって、監督も失格なので、アーゼードゥーゼルは残りの日数を、チームカー1台だけで戦うことになりました。普通は2台いるので、たとえばアタックにいってる選手の近くと、プロトンの後ろ、とかにつけるのですが、それが1台だけしか使えないそうです。
めっちゃくちゃ不利だよね。
フランスチームは他にもいっぱい出ているけど、それぞれの仲ってどうなのかな。
もし近くにチームカーがいない選手がいたら、補給食をわけてあげたりとかするのかな。

まあ、それはともかく。

パリ〜ニース、二日目です!

今日は、風が追い風よりだったのか、開始2時間の平均速度が約時速49kmとかいう爆走ステージ。
はやっ!!

ですので、中継がはじまった時点で、ゴールまでの距離は残り40kmを切っていました。


この時点で、逃げが5人。
この中に、ロット・ソウダルのギャロパンや、エティックス・フロアーズのジルベールが入っています。
追走集団が、そこから1分差で追いかけています。
今日優勝を狙うスプリンターは、この追走集団にいっぱいいる感じです。

雨が結構ふっていて、見ているだけでも寒そう……。


残り30km地点。
タイム差は、46秒。

この分だと、15km地点くらいで、吸収されるんじゃないかなぁ。
ただ、がちがちのスプリントになると、この天候だと滑って落車が発生しやすいから、スプリントの位置取り合戦がちょっと怖い気がします。
怪我して欲しくないから、残り4kmくらいで2人くらいのアタックが決まって、そこからさらにアタックしてゴール、とかになんないかな。
でも、スプリントはスプリントで、見るの好きなんだよな。


残り20km地点。
タイム差は約30秒。

ここで、先頭集団からジルベールがアタック!!
一人、先頭集団にいたロットNLユンボのベルギー選手、ワイナンツだけが食らいついて来ましたが、もう一踏ん張りして後ろを引き離し、単独の逃げになります!

取り残された3人は、追走に吸収されます。
ワイナンツはまだ一人でがんばってジルベールを追っています。


残り16km
タイム差は40秒くらい。
引き離しているぞジルベール
一方、一人で追いつこうとがんばっていたワイナンツが集団に吸収されます。

と、ここで、速報が。
コフィディスの、ナセル・ブアニがリタイア。
うおう。


残り14km。
タイム差45秒。
ジルベール、単独逃げ!そしてタイム差が縮まっていません。
さすが、ベルギーの選手。悪天候に強い!


残り12km。
タイム差44秒。
舌を出しながら走るジルベール
苦しそう……!

メイン集団は……なんか、あんまり先頭交代とか回ってない感じです。
横風強いときって、ばんばん先頭交代するイメージあるのですが……うーん。なんでだろう。


残り10km。
タイム差は41秒差。
ううー。逃げ切り、にはまだちょっと足りないか。


残り9km
タイム差33秒。
一気に縮まった!!

ジルベールの勢いがおとろえたようには見えないけれど、これだけ縮まったってことは、集団が下りに入ったのか、ジルベールが登りなのか。
あ、ジルベール登っている。
登りだ登り。仕方がない。


残り8km。
タイム差25秒。
ここで、ジルベールが思いっきり時間とって後ろをみました!
……諦めたのかな、なんか、勢いが全然、変わってしまいました。

一気に詰まるタイム差。
ああ!なんか、切ない!


残り7km。
ジルベール、集団に吸収……。
でも、かっこよかった!!かっこよかったよ!!

さあ、もうゴールまで10kmを切っています。
一気に集団もスプリントモードになるはず……!

残り5km。
もうスプリント合戦のばちばちな感じになっておかしくないのですが、
……なんかいつもと雰囲気が違います。

とにもかくにも、見ていて浮かぶ言葉が、
「みんな寒そう」
これに尽きる。



残り4km。
ここで集団から一人アタック!
アスタナの選手です。
だれだろう。ウィンドブレーカーで背番号が見えない。

でも、誰もおいかけません。
かといって、引き離すほど勢いのある大きなアタックではありません。


残り3km。
アスタナの選手、ここで吸収されます。
と、その吸収のタイミングで、アスタナの選手と反対側から、今度はキャノンデールの選手がアタック!!
スロバキアクリスティアン・コレンです!
こっちはどんどん勢いにのって、引き離しにかかります。


集団は、まだ追いません。


残り2km。
ここで集団が動き出しました!
やっと位置取り開始!
でもやっぱり、どこかのたのたしています。……本当に寒いんだな。そんな感想しか浮かばない。


残り1.5km。
メイン集団で大きく集団のスピードをあげたのは、カチューシャ・アルペシン。
一気に集団を牽引し、コレンを吸収!

そして残り1kmを切ると同時に、オリカ・スコットの選手がアタックをかけます!
エフデジが、集団の先頭にたって、これを追って吸収!!

さあ、いよいよです!
最後のカーブを曲がって、エフデジのアシスト選手がデマールの前から右によけると同時に、デマールを左からぬく形で、バーレーンメリダのコロブレッリが集団の先頭をとります。
そして、コロブレッリを先頭に、スプリント開始!!
デマールはコロブレッリの後ろをとり、徐々に右側からあがります。
さらに、そのデマールの右から前に来たのは、トレック・セガフレードのデゲンコルブ!

コロブレッリの勢いはまだ落ちません。
デマール、デゲンコルブがスピードをあげますが、さらにコロブレッリが勢いを増します!
デマールはここから伸びない!だがデゲンコルブはのびている!
しかし、コロブレッリの勢いがまだ落ちない!!

バーレーンメリダのコロブレッリ、ステージ優勝!!


あのタイミングで出てきたら、最後までもたないんじゃないかと思いましたが、
粘った!強かった!!

2位がデゲンコルブ。3位がデマールでした。

スプリントでタイム差がつかなかったので、
昨日に続いて、エフデジのデマールが未だリーダージャージキープです。


一方、総合ではリッチー・ポートが、先頭から大幅に遅れ、14分遅れでゴールした模様。

そういや今日、全然総合系の選手気にしてなかったや。
コンタドールダニエル・マーティンは、どこにいたんだろう。
平坦ステージの定石だと、だいたいメイン集団でゴールしていたはずだから、大きく話題に出てないってことはみんな一緒にいたのでしょうか。


明日あたりから、パリ〜ニースは徐々に登っていきます。
ちょっとずつ、総合順位も変わっていくでしょう。

明日はもうちょっと、あったかい気候の中のレースだといいな!
もう今日は、見てるこっちが寒かった。
せめて、雨が降りませんように!

プロ観戦者イベントに行ったときのことをちょこっと 17年2月

さてもさて。
2月27日に行われました、プロ観戦者イベントに行って参りました。
一応レポートみたいな、イベント自体の感想みたいなことをちょこっと書いておきます。


前回は、開始時間になってから栗村さんやゲストの井上さんが現れましたが、
今回は、前回と同じくらいの時刻(開場時間前後)に入室したにもかかわらず、入ったらそこに栗村さんとゲストの廣瀬さんがいらっしゃって、
「おおう!」ってちょっとびっくりしました。

受付も、またもや部屋の後方。
そして、またもや、ドトールのサンドイッチと、ペットボトルのお水をいただきました。
つまり、これは恒例ということなんだきっと!
プロ観に初参加!みたいなときには、ご飯とか食べて行かない方がいいかもしれません。



というわけで、今回も、開始時間まで適当な席に座り(自由席)、もそもそとサンドイッチを半分くらい食べていました。

やはり来ている常連の方は、普段から国内ロードレースを見に行っている方がほとんどのようで、はじまるまでそこかしこで談笑しているのが聞こえるのですが、
ほぼ内容は一つ。

宇都宮ブリッツェン 小野寺玲選手の、アジア選手権U23、タイムトライアル優勝です!

ロードレース界において、アジアの一位っていうのが、いったいどのくらい世界で通用するのか正直よくわからないのですが、でも何はともあれ、めでたい!!



今回のテーマは、ツール・ド・栃木の観戦方法についてでしたが、その内容については、大事なとこは前に書いたので割愛。
この記事はあくまでも、「プロ観戦者への道」に加入しようか、を悩んでいる人向けに補足で書いているのですが、

えっとね。
個人的な感覚ね。

プロ観戦者への道のイベントに、向いている人
・友達が欲しいひと
・ロードレースの話を、知らない人と話したり、情報通の先達からいろいろ教わりたい人

向いていない人
・忙しい人
・情報を整理した状態で欲しい人


トークがね、とっても楽しいんだけど、
もしも「ツール・ド・栃木の情報がほしい」をメインで行っていたら、人によってはフラストレーションが溜まるかもしれないな、と思ったのですよ。


ロードレース観戦ファンは、4時間とかあるレース中継を解説と実況のラジオのようなトークを聞きながら、だらだらと観戦するのに慣れている方が多いと思うので、
ここで抵抗を覚えるひとは少ないかもしれないと思うのですが、
あくまでもトークショーなので、例えば予備校の講義みたいな、整理整頓された「観戦方法のノウハウ」を想像してはいけません。

あらかじめ、まずレースに参加する選手の名前や走りを知らないと楽しく見られないのがロードレースの特徴の一つなので、
それを、トークを聞きながらなんとなく覚えるっていうスタンスで、各イベントを開催してくれている感じです。


ですから、もし参加してみたいって人は、
「よし!この講座に出て、プロの観戦者を目指すぜ!!めざせ観戦者界のトップ!!」
っていう勢いでくるよりも、
「よく知らないけど、国内レースのお話をきいてみよう」        
って気楽な気持ちで来た方が楽しめると思います。


あと、なんで忙しい人向いてないかっていうと、
どうやら、予定よりも時間が押しちゃうことが多いようだったのですね。

だから、ギリギリのタイムスケジュールでは考えない方がいいと思います。
そんな感じ!

パリ〜ニース2017 第1ステージ

いよいよ日本語実況のあるレース中継がはじまりました!
シーズンイン!いや、もうとっくにしていたけど、でもいいんだ!
シーズン、イン!!

今日は、横風影響ががんがん出ているステージでした。


最初4人の逃げが決まっていたらしいのですが、横風による分断とかで追走が分裂して、一部が逃げに合流。
よって、逃げ集団なのに29人。多っ!!
追走集団が、だいたい30人くらい。
メインどころの選手がこの二つの集団にいる状態になっています。
ほかの選手は、そのさらに後ろ。横風で置いて行かれたと思われます。


パリ〜ニースは、山岳が得意な選手が総合上位に入るレースです。
今日は、スプリントステージなので、各チームは
①チームのスプリンターがステージ優勝すること
②総合エースが、他チームのエースに遅れをとらないこと
を目指すことになります。


先頭集団にいるのが、エッティックス・フロアーズのダニエル・マーティンや、マルセル・キッテル、ロット・ソウダルのアンドレ・グライペル、トニー・ギャロパン、カチューシャ・アルペシンのクリストフ、スカイのエナオモントーヤ、エフデジのデマール、などなど。
追走集団が、BMCのリッチー・ポート、トレック・セガフレードコンタドール、カチューシャのトニー・マルティン、ザッカリンとかがいます。オリカのサイモン・イェーツもここにいるのかな。

ふたつの集団が、約1分差くらいで、このタイム差がしばらーくキープされている感じです。
泳がしているっていうより、どっちもがんばってひいているから、ほぼタイム差に変化がでないって感じです。


総合エースも先頭集団に入れつつ、スプリンターも先頭集団に入れているのはクリック・ステップとロットソウダルで、「がんがんいこうぜ!」作戦でいってる感じなのです。
ただ今日のゴールはゴール直前の1km前くらいに登りがあるスプリントなので、キッテルには不利かな……という気がします。
ロット・ソウダルは、グライペルでいくのかな。でもギャロパンでも勝負できると思います。

第二集団は、トレックとか、オリカ・バイクエクスチェンジとかを中心に、全力で先頭を追いかけています。
でもこれ追いつくのは厳しい気がする……。


残り35km地点で、タイム差は1分10秒くらい。
徐々に、タイム差が開いている……?


残り30km
タイム差、1分15秒。
うん、差が開いている。

残り25km。
タイム差は約1分20秒。
風が強く、分断を狙ったアタックが続きますが、決定的な分断は、先頭集団も追走集団も起きていない感じです。

と、ここで追走集団にいたバルデが落車!
かなり遅れますが、そこまで大きな怪我ではなかったらしく、一人で走り出します。
……アシスト、残らなかったんだ。


残り20km。
タイム差は約1分25秒。
先頭で、エティックスのフィリップ・ジルベールががんがんひいています。
追走集団は、カチューシャが前にでてきてひきはじめました。
つまり、トニー・マルティンの牽引。
先頭集団にいるカチューシャのチームメイトは、クリストフただ一人だから、合流してスプリントのときにアシストするっていう作戦なのかな。


残り12km。
タイム差は約50秒。
差がどんどん縮まっています。真っ赤なとにまる。すごいぞとにまる。
とにまるぱわー!!


残り8km。
タイム差50秒!
先頭集団も、クイックステップやロット・ソウダルを中心に結構速度をあげている感じなのですが、じわじわ縮まっています。


残り5km。
タイム差約45秒!
ここから徐々に登りで、残り2kmからが、坂!

あ!!先頭集団にいた、ディレクトエネルジーのコカールが遅れた!
ええ!コカール、小柄なスプリンターで体重軽いから、登りで一気に行くかと思っていたのに。
それだけここまでの横風のダメージが強かったのか……。


残り3.5km。
タイム差42秒。
先頭集団を……グライペルが、ひいている……。
え、ってことは、今日はグライペルで勝負しないのかな。
となると、ロットはギャロパンでステージ優勝を狙っているのか。


残り2km。
タイム差39秒。
さあいよいよ、登りに入っ……。
って、えええ!!?ここでキッテルが遅れた!!!
ちょ、ま、え、えええ!!?
あ、グライペルも遅れた!!うわわ!!

じゃあ、先頭に残っているスプリンターは、エフデジのデマールと、カチューシャのクリストフ、くらい。

と、ここでエティックス・フロアーズの何でも屋さん、ジュリアン・アラフィリップがアタック!!
すぐにその後ろについたギャロパン!
デマールもついた!

でも、ギャロパン遅れます。
デマールはふんばった!アラフィリップの後ろに追いつきました!!
二人でゴール付近へ向かいます。


残り300m。
後ろは追いついてきません。デマールとアラフィリップ。
先頭はデマール。
真後ろについていたアラフィリップがスプリント開始!デマールの右から抜きにかかります!
その気配を察したデマールも速度を上げます!
横に二人ならんだ状態でそのままスプリント!
ただやっぱり、スプリントはデマールがつよい!
デマール、ステージ優勝!!


数秒後に、二人をおいかけてきた先頭集団に残った面々が集団スプリントでゴール。
その集団を押さえて3位に入ったのは、カチューシャ・アルペシンのクリストフでした。


そこから、約1分ほどおくれて、追走集団にいた選手たちがゴール付近に現れます。
総合では、チームカー駆使して必死に追走集団に戻ったアーゼードゥーゼルのロメン・バルデと、BMCのリッチー・ポート、カチューシャ・アルペシンが、追走集団の先頭でゴールしました。
そこから遅れてチーム・サンウェブのエース、バルギルがゴール。トレックのコンタドールは、さらにその後ろでゴールです。


ううーん。これは、コンタドール総合争い、厳しそう。


明日の第2ステージも、フラットなコースです。
今日よりも、もっと高低差は少ないです。
明日こそは、今日登りで遅れていったスプリンター選手たちの戦いになるかな!!



あと、やっぱり日本語解説あるとなしでは全然違いますね。
今日は、解説の栗村さんが、全力で追走をひいてどんどんタイム差を縮めるトニー・マルティンを、「赤い彗星」と呼んでいて、あまりにぴったりで感動しました。
定着してほしい……この呼び名……(笑)


そうそう。
今大会、ロット・ソウダルはいつもの赤いウェアじゃなくて、グレーというか、青というか、水色というか、そんな微妙な色を基調としたジャージでした。

正直に言う。
すっごく見やすい。

カチューシャやトレックや、あと今回はコフィディスも出てるから、もう赤いジャージ多すぎてどうしようとか思っていたので、ロット・ソウダルのこのジャージ、助かります。

こっちをいつものジャージにしてくれるといいのになあ……。


2/6 追記
ロメン・バルデ、チームカーに捕まって集団復帰していたので、失格になりました。

イタリア語の勉強を映画でやろうという考え。

先日、アマゾンでこんなものを買いました。

イタリア語版、ジブリ映画「紅の豚」。


ええ。そうです。もしものジロ対策です。


ジロ・デ・イタリアミラノ〜サンレモをJsportsさんでは見られない可能性が高いので、そうなると、日本語解説がついてない可能性が非常に高い!!
英語なら、簡単なレース展開はなんとなく追えるけれど、イタリア語はそうもいきません。
レース用語を調べたり覚えたりも大事ですけれど、とりあえず少しでも耳をイタリア語に慣らしておかなければ!!


そんな気持ちで、イタリア語映画のDVDを買うことを決めました。



じゃあ何を買うかってなったときに、最初は、もともとイタリア語の名作映画とかがいいかなと思ったんですが、
そうなると、日本語字幕を認識しながらイタリア語を耳で聞くことになるから、どうしても目で見る言葉の印象が強くなって、イタリア語を言語じゃなくて音と認識してしまう気がしました。

それならやっぱりここは、いちいち日本語訳を見なくても台詞がほぼ頭に入っているくらい、大好きな作品のイタリア語版を入手するのが、「とにかく慣らす」には一番いいだろうという結論に至ったのです!


そんな訳で、イタリア語に慣れるために、
ジブリ作品で一番好きで、かつもともとの世界観もイタリアっぽい、『紅の豚』のイタリア語版を買いました!

本当は、『スーツケースの渡り鳥』のイタリア語版があれば、一番だったのですが。
あれ、すごくいい作品だし、ロードレースのアニメだから、そのままレース用語も覚えられただろうし。
でも、そもそも存在しているのかどうか、少なくとも私にはイタリア語版が見つけられなかったので、アマゾンで簡単に入手できる、『紅の豚』にしました!


週末に届いてから、家にいる間じゅう、BGM代わりに流し続けています。
寝るときも、タイマーにして聞きながら寝ます。
好きな映画だから、全然苦痛ではないのです!
そして、さきほど、5周目の再生が終わりました!





とりあえず、
ジーナが電話越しにマルコに言う「ばか!」が、「ストゥーピド!」っていうことだけは覚えました。

そんだけ。

……。


……この努力、意味あるのか!!?



いや、あきらめないぞ。がんばる。

プロ観イベント ツール・ド・栃木の話。

プロ観戦者への道に行ってきました!
懇親会で、チューハイいっぱいでしこたま酔っ払ったけど、とりあえず箇条書きで伝えたいことだけ!!
今回のテーマは、ツール・ド・栃木について!!
以下、箇条書きです。


①ツール・ド・栃木はラインレース!
よく日本である周回レースじゃないから、観戦ポイントあらかじめ決めておかないと、難しい気配がひしひしと!
ツール・ド・栃木は3月31日から4月2日までの、三日間のコースですが、スタート見てから車移動して、ゴールを見るっていうのができるのは、おそらく1日目と3日目だけだと思います。
2日目は、スタートからゴールまでの最短距離が、そのままほぼコースレイアウトと被るかんじなので、スタート見てからゴールに向かうと間に合わない気配が強い感じです。
スタートかゴールか、はたまたそれ以外が、観戦場所を決めて、一箇所で見るつもりで行った方が、いいかも知れません。


②総合は第2ステージで決まる!
1日目は全体的にゆるやかな下りのコース。
2日目は、ずっと上りのコース。
3日目は、最初ちょっとのぼりつつ、なんとなく下りよりの平坦な感じのコース。

ですので、総合は2日目で決まりそう。


③レース終了は、各日だいたい、午後1時!
ツール・ド・栃木は、だいたい、各日レースが午前10時くらいからはじまって、午後1時くらいには勝敗が決するタイムスケジュールで組んでいるらしいです。
だから、ジャパンカップのときみたいに、すごく忙しく晩御飯の場所とか大変な思いして探さなくても、レース後ゆるやかに観光なんぞを楽しめつつ見られそうな感じです!!



とりあえず覚えてる内容のうち、ツール・ド・栃木観戦迷っている人向け!
また明日か明後日に、もうちょっとちゃんと書きますね!!

とりあえず!
短い時間でも、自転車レース好きな人たちしかいない集いは、やっぱりとっても楽しかったです!

『プロ観戦者への道』に行った時のこと

サイクルロードレースのファンなら、どこかで耳にしたことはないでしょうか?
『プロ観戦者への道』

国内レースの応援をしよう!観戦の仕方を教えましょう!みたいな、そんな……団体?かな。
とにもかくにもそんな感じのところです。

ニコニコチャンネルに公式のページがあって、月額540円(税込)で会員になれます。
会員になると、月に一度行われる、トークショー的なもののチケットを買う資格が得られます。
いけなくても、そのトークショーは動画で見られるのです。


で。
実は。

11月に、私、会員になって、イベントに行ってきたんです!!

11月は、去年末で引退された、ブリジストンアンカーの井上選手のトークショーでした。

行く時、めちゃくちゃ迷いました。というか、数ヶ月前からずっと悩んでいました。
国内レースのことは正直全然わからないのですが、なら観戦の方法とか選手のことがわかるようになるには、これに参加したほうが手っ取り早い気がしたのです。
それに、これに参加すれば、レース観戦について語り合える、友達とか知り合いができるかも……と!
ただ、私には、一緒に行ってくれる自転車友達がいないので、行くとしたら一人での参加になるのです。

どうしよう。
一人で行ったときのアウェイ感が予測できない!!!


いろんなブログとかツイッターとか、延々と探してみたのですが、全然情報が出てこないのですよ!!本当に!!
どんな雰囲気で、何をする会で、参加者がどんな人で、みたいなことが全然わからない!
それで、ずっとずっと参加できずにいました。


ただ、ちょうど今回は、レース解説でときどきその声を聞いていて、かつ先日ジャパンカップでその走りをみた、井上選手だから、
今回を逃したら、次とかその次は、きっともっとずっとわからないテーマや話題になってしまう……。


勇気を出して、行くしかない……!!



そんなわけで、11月に勇気を出して、参加したのです。
私同様「行きたいけど、あまりにも情報が……」っていう人がいるかもしれないと思ったので、どんな感じだったか書こうと思います。



場所は、目黒の自転車文化センターがあるビルでした。

エレベーターを見つけて、そこから上がっていくのですが、
着いて、会場に入ると、そこがすぐに席なんです。

「……え、受付は……?」

とか思っていると、席に座っている普通の人が、困ってる私に「あっちだよ」と部屋の後方を指し示してくれました。

てこてこ、とそちらに行って、名前を言うと、
なぜかドトールのサンドイッチを選ばせてくれました。

それを持って、隅っこの一番後ろの席にいきました。
毎回こんな感じで食べ物がでるのか、今回だけなのか、初めていったのでよくわからなかったのですが、
とにかく晩御飯だなっておもったので、それを席で黙々と食べながら、トーク開始時間を待ちました。
ほとんどが二人、ないしそれ以上でいて、なおかつ常連の方が多数の雰囲気だったので、正直アウェイ感は半端なかったです。

ちなみに、サンドイッチは全部食べきれなかったので、カバンの中にしまいました。



そんで、しばらくしたら、栗村さんと井上さんが出てきて、トークがスタートしました。

会場は普通のセミナーとか会議とか行われるような部屋だったので、当然傾斜などはなく、一番後ろのすみっこに座ったためあんまりお二人の顔は見れなかったです。

でもまあ、話を聞きにいったのでそこはあんまり気にしていませんでした。


トーク内容自体は、会員になったらその動画を見ることができるので、ここに書くことはしませんが、私の感覚としては、


「どうしよう。ぜんっっっっぜん、わからない」
でした。


かなり丁寧に、井上選手の来歴とかをずっと追って説明をしれくれていたのですが、
まあ本当に私国内選手の名前をしらないですし、知っている選手であっても、誰が誰の先輩で、何年から何年間でどこのチームにいたとか、そういう知識がまったくないので、
「あの時、あの選手が!」とか「そのときチーム内で誰と誰が」とかいう話がでて、周囲が「あー」とか「なるほど」いう反応を示す中で、一人きょとん、としてました。


それでも、そもそも過去にでたレースの話を聞くのは実際にそのレースを見てなくても興味深かったですし、
知らない選手でも話が続くうちに何度も出てくるので、一時間くらいしたらなんとか普通に話の流れを追えるようになりましたし、
実際に見た2016年のジャパンカップの話もあったので、そこそこ楽しくなりました。



そして、そのあと、懇親会です。
懇親会は、チケットを買うときに参加するかどうかを選べます。
(これに参加するかどうかで、チケット料金かわります)

懇親会は、そのままその会場で、行われます。
椅子とかをみんなで片付けて、会議用テーブルをくっつけてそこに缶チューハイとか、するめなんかが並べられて、
みんなでカンパーイってして、そのあとは立食パーティー風のフリータイム。

慣れている方々や、昔からのファンの方々は、さっと順々に井上選手からのサインをもらったり、プレゼントを渡す時間になりました。



ええ。
アウェイ感やばかった。

そりゃ、井上選手のジャパンカップの走りは「うわー!!」ってなったし、解説好きなんだけど、
でもここで話しかけられるくらい熱烈なファンかって言われると、そもそも国内レースは湾岸クリテとジャパンカップしか見れてないし……。
正直、なんで私懇親会まで申し込んだんだろうってちょっと最初後悔しながら、
しばらく一人でちびちびお酒飲んでました。


でも、勇気を出して、一人で来ているっぽい人に話しかけてみたりしていたら、
慣れている方々が、徐々に話しかけてくれるのですよ

今回が初参加っていうことを伝えると、いろいろ気を使ってはなしかけてくれたり、
同じように今回初参加者の人を紹介してくれたり、
みなさんすごくいい人ばかりでした。
本当にありがたかった……。


初参加の人の中には、私同様、国内レースはジャパンカップしか見たことないっていう方もいて、
海外レースのことしかほとんど知らない私でも、徐々に話せるようになって、
最終的には楽しくイベントを終えることができました。

懇親会中に、井上選手がふとももを触らせてくれました。
アスリートって感じでした!!


今月、2月のイベントは、2月27日月曜日の夜、19:30からで、テーマは「ツール・ド・とちぎ」なんだそうです。

今年初めて開催される、UCI公認の栃木のステージレース。
この大会の見どころを教えてくれる、とのこと。



サイクルロードレースは、団体で戦略をとる競技なのにも関わらず、サッカーや野球みたいに競技中に決まったポジションがあるわけじゃないし、背番号もエース以外はほぼアルファベット順とかなので、コースの特性や選手の名前や走りの性質の知識がレースを見る上で重要なのにも関わらず、それを初見でつかむことができないという、初心者が観戦するにおいて致命的な弱点がある、と私は思っています。
私も初めて海外レースみたときは、ずっとwiki開きっぱなしにして、実況や解説の人から選手の名前が呼ばれるたびに、検索かけて読んで必死に覚えました。受験勉強してるみたいな気持ちでした。「きっとここでくじけて見なくなる人いるんだろうなあ……」って思いました。


ただ、この『プロ観戦者への道』に参加して、トークを聞くと、話のなかで国内の有力選手の名前とかが出てくるので、自然に名前を覚えます。その状態でふらっと国内レース見にいけば、ただなんとなーく見に行くよりも、選手の名前をとかがわかって楽しめるんじゃないかなと思うのです!
今回は、テーマがテーマなので、あくまでもコースレイアウトとかが重視だと思うのですが、この大会自体今年が第1回になるので、もしかしたら前回よりも、国内レースに明るくなくてもトーク内容わかるんじゃないかなって思っているので、私は今回のイベント、また見に行く予定でいます!


私みたいに「プロ観イベント、興味あるけど、あまりに情報少なくて参加するか決められない……」っていう人もいると思います。
もし、そういう方宛に、前回参加したときの私の感想をまとめるとするなら、

一人参加はマジでアウェイ感半端なかったし、知識不足も否めなかったけど、
それでも勇気だしたら、やさしいロードレース観戦の先輩たちがいっぱいいて、楽しかったよ!!

っていう感じです。ご参考までに!
あ、2月のイベントチケットの締め切りは、2/24までらしいので、ご留意ください。



あと、懇親会中に聞きました。

私「このイベントのこと、どんな感じだったとかって、ブログに書いてもいいですか?」
栗村さん「ああ、全然大丈夫ですよ」

許可、もらったから!

映画「ロード・アップヒル」

今日、Jsportsで放送された、日本初公開のドキュメンタリー映画。
「ロード・アップヒル(road uphill)」

2011年の、シュレック兄弟と仲間のレオパード・トレックの選手たちの視点から見た、ツール・ド・フランスを切り取った映画です。


私がロードレースを見始めたのは、2015年の秋からですので、
私は、この年のツールに関する知識が、まったくといっていいほどありませんでした。
そんな状態で見て、「当時活躍した選手がわかるだろうか」と若干不安だったのですが、結論から言うと、全然問題はありませんでした。
ロードレースのルールや、その競技内容がわかっていれば、選手個人のことをあらかじめ予備知識として知っていなくても、ちゃんとわかるようになっていました。



……この場合って、どこまで書くのが正解なのかなあ……。

もし今回のJsportsさんの放送(オンデマンドに加入しても見られるので、まだもうちょっと猶予はありますが)を見逃してしまったら、海外版のDVDを買う以外に見る手段は今のところなさそうなので、英語とフランス語に堪能な方でなければ、今回の機会に見なければ一生目にすることはないかもしれません。

だから、そういう人たちのことを考えたら、少しは内容に触れないと伝わらないかも知れないのかも、と思うのですが……。


でも、今日私、この2011年当時の選手たちの動向とか、チーム名とか、ほぼ知らない状態で見て、
それが、正解だったと思うのです。

「ちょっと前に、ルクセンブルク出身の、山岳に強い兄弟選手がいたな」くらいの知識で見ても、十分目が離せない内容でした。

だから、あえて、内容については何にも書かないようにしようと思います。



そうすると、もうほら、書くことなくなってしまうのだけれど。


えっとね。

これは、ある一年の、レオパード・トレックの物語だったけど。
映画になっていないだけで、本当はツールに出ている全部のチームに、こんな感じの、それぞれの物語があるのだと思うのです。
それが、毎年、全チーム分、存在している。
私たちファンは、それが「レース」っていう形に出てきている、その物語のひとかけらを垣間見ているに過ぎない。

そして、そのひとかけらに、これだけの物語があるから、
ただの観客の私たちも、そのレース一つ一つに夢中になるんだろう、って思います。

でも、いつもいつも「この走りの裏にはこれだけの努力が……!!」とかって全選手について考えていたら、
レースを見たいのか、ただ感動して泣きたいのかよくわかんなくなっちゃう気がするから、


何かの拍子に「ああ、これだけの物語があるんだな」って感じながらも、
いつもは気軽に「みんながんばれー!!怪我しないで、がんばれー!!」って応援するのでも、いいんじゃないかなって思うのです。


レースを見ていて「なんでこんなに、この走りに感動するんだろう」って感じた時の答えが、
「この映画みたいな物語が、そこかしこにあるからだよ」っていうことを、知っていれば、それでいいのかも知れないと、
映画見終わって、自分の中でいろんな衝撃が去ったあとで、そんな風に思いました。





なんというかね!!
「この映画をみたら、サイクルロードレースが好きになれるよ!!」とかって言えるような、知らない人にオススメできる初心者向けの映画や、内容の構成ではないよ!!
でも、サイクルロードレース好きって思うなら、一度見たほうがいいと思う!

そんな映画でした。

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