コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ジロ・デ・イタリア 2018 第1ステージ

2018年最初のグラン・ツール!ジロ・デ・イタリア第1ステージ!
イェルサレムでの9.7kmのタイムトライアルです。

ニュース以外の映像で、こんなにゆっくりイェルサレムの映像を見る機会なんてあまりなかったので、不思議な気持ちでした。
イェルサレムは、ユダヤ教キリスト教イスラム教のそれぞれの聖地である、嘆きの壁聖墳墓教会岩のドームが、日本でいうディズニーランド内くらいの距離感で存在しているそうです。
ところどころ映るいろんな歴史的建造物も、まずどの宗教と深いかかわりのある建物なのだろうと、英語の文字を一生懸命追っていました。

現地の気温は35度。
暑いです。

暑いタイムトライアルに強いといえば!
そう、BMCレーシングのローハン・デニス!!

序盤に1位のタイムを叩き出し、それが抜かされることなく、後半の総合優勝候補選手たちの走順になります。

かなり惜しかったのが、ロット・フィックスオールのヴィクトール・カンペナールツ!コンマ差でデニスに次ぐ2位につけます!!
ちなみに、このロット・フィックスオールは、いつものロット・ソウダルです。
今回のジロだけ、このチーム名になって、ウェアの色もいつもと違います。
でも、現地の表示はロット・ソウダルになっていました。

……まあ、初日だしね!!

注目なのは、総合優勝候補でタイムトライアルも大得意の、スカイのクリス・フルーム
ただし、どうやら試走で落車してしまっているそうです。
なんだか勝手に親近感。
痛いよね!痛いよねきっと!!
そして、2016年のタイムトライアル世界チャンピオンのカチューシャ・アルペシンのトニー・マルティンと、2017年のタイムトライアルチャンピオンであり、昨年のジロの覇者でもある本日の最終走者トム・デュムラン!

フルームとデュムランは、本日ステージ勝利するかどうかだけでなく、これからの総合争いにつながるタイム差も気になるところです。

中間計測では、デュムランがトップタイムをたたきだします!!
やっぱり速い!!


フルームは、落車の影響か、それともダブルツールを狙う上でのジロの初日なので抑えめに走っているのかはわかりませんが、デニスとは35秒差でゴールしました。

マルティンは、25秒差の8位でゴール!うーん!ふるわず!

そしてデュムラン!やっぱり速い!!すっごく速い!!!
デニスからマイナス2秒のタイムでゴールです。
第1ステージ優勝、サンウェブのトム・デュムラン!!

グランツールのような日数のかかるレースの場合、優勝候補のチームが早めにリーダージャージを手にすると、レース序盤の日程からずっと集団コントロールをメインでしなければならず疲弊するため、避ける傾向もあるのですが、とれるところはきっちりとっていきましたね、デュムラン。

ステージ2位が、2秒差のBMCローハン・デニス。
3位が、デニスと同タイムのロット・フィックスオールのヴィクトール・カンペナールツとなりました。

なお、マリア・ビアンカ(新人賞ジャージ)は、8位に入ったクイックステップ・フロアーズのマキシミリアン・シャフマンが獲得しています。デュムランとは、21秒差ですね。


フルームは、デュムランと37秒差の21位になりました。
このまま終わるわけがない、と思ってはいるものの、今日の試走での落車がこれからのフルームの走りにどう影響を与えるのかが気になるところ……。

まあ、ジロはまだまだ続くので、明日以降を楽しみに、今日はとっとと寝ます。
私も早く、落車の怪我を治さなければ……!

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