コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

本のお返しに本。

こんばんは。
ツールが終わって、みなさん如何お過ごしですか。

私はとりあえず、しっかりと寝ました。(笑)
それと、ちょうどこのタイミングで、友人がすすめてくれた本があったので、それを読んでいました。

『何者』作:朝井リョウ 

何者(新潮文庫)

何者(新潮文庫)

映画化された作品なので、知っている人も多いでしょう。
就活にかかわる大学生の話です。
読みやすい話だったので、読み始めて一日のうちに読み終わりました。

ザ・青春、というよりは、就活の独特の時代にのみ特化したような話です。
手探りで真っ暗なくせに、不安も武装の一つにしなきゃ戦えない、社会にでる一歩手前の、あの不安定な仲間意識。
最初から妙にぴりぴりした感覚のある小説だったのですが、最後まで読んで、「ああ、なるほどな……」ってなりました。
で、そのあといろんなシーンを思い返して、「ああそっか!」「だから不条理劇!」とかあとから布石に気づく感覚。うまいなーって感じです。

普段本をそれほど読まないような学生が、一番読んだ時の衝撃が大きかもしれません。
先入観がない状態、というか「この展開のときはこうくるよなー」みたいな、今まで培ってきた読み手としての経験値のない状態で読みたかった!
でも、そこそこ本を読む人たちにも、衝撃以外のいろんな形で納得させる感じの小説でした。




でね。
この本を教えてくれたお返しに、私からは、この本を友人にすすめました!

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス』作:近藤史恵

ロードレースを見るようになってからこの小説の存在を知って読んだのですが、
いや面白かった!面白かったのですよ!
ジャンルとしては、スポーツ+推理ものだと思うのですが、私はそのスポーツの部分、ロードレースのことを書いている部分がとても好きです。
推理の部分か嫌ってことじゃなくて、スポーツも部分が魅力的すぎるってことね。

主人公は日本の自転車プロチームに所属している山岳系のアシスト選手なのですが、
レースで走っているときの主人公の心理描写がすっごくすっごく惹きつけられて、自分が走っているような気持ちになるのです。
推理ものだから、どうしてもずっとレースでうきうきわくわくっていう感じにはなりませんし、読後感もスッキリ!ってタイプの作品ではないです。
でも、ロードレースのわくわく感は、いっぱいいっぱいある小説なのです。

ロードレースをよく知らない人が読んだ時、どういう評価になるんだろうと思っていたのですが、こないだ本屋大賞の昔の受賞作とか調べていたら、この作品、実は2008年本屋大賞で2位だったそうではないですか!

じゃあきっと、ロードレースを知らない人にすすめても大丈夫だろう!!
と、いうわけで、これを友人にすすめました。


読んでくれるといいなー。
ついでに、ロードレースも好きになってくれるといいなー。
もっとついでに、レースを見に行くようになってくれると、なおいいなー。


そんな、希望的観測な日々。

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