コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

クリテリウム・ドーフィネ 2017 最終日 第8ステージ

今日の展開。
アルーとバルベルデが先頭で逃げている。
それを追う追走が、バルデとダニエル・マーティンフグルサングの3人。
そこから間を置いて、コンタドールが率いる数人のグループと、それを追う現在総合1位のポートやフルームのいるメイン集団。

総合争いになるとは思ったけど、この展開は予想してなかった。


最後から一つ前の山頂手前1kmで、メイン集団からフルームがアタック。
これにポートが遅れてしまい、下りで一気にフルームが差をつけにかかり、あっと言う前に、一つ前のコンタドールの集団に追いつきました。


この時点で、先頭からポートのいるメイン集団まで約1分30秒。
そして、ゴールまではあと30km。

まだまだどうなるかわかりません。

しかし、フルーム、コンタドールグループを引き連れて、そのまま前を走っていた追走の3人に合流していましました。
相変わらず速い。

残り17km。
先頭がモビスターのバルベルデとアスタナのアルー。
53秒送れて、フルームやコンタドールたちがいる追走集団。
そこから約40秒遅れてリッチー・ポートがメイン集団を率いて追いかけています。

ガンガン先頭をひいて、ポートが差を詰めていきます。
その一つ前では、スカイのクヴィアトコウスキーが一人で追走集団を率いています。
このグループが計11名。
フルーム、コンタドール、クヴィアトコウスキーの他に、オリカ・スコットのサイモン・イェーツ、キャノンデール・ドラパックのサイモン・クラーク、ロット・ソウダルのラファエル・バルスUAEのルイ・メインチェス、ボーラ・ハンスグローエのエマヌエル・ブッフマン。それと、さっきまでコンタドールたちの前にいた、アスタナのヤコブ・フグルサング、アーゼードゥーゼルのロメン・バルデ、クイックステップフロアーズのダニエル・マーティンです。


残り10km。
全力でひいたクヴィアトが去ったフルームグループ、前のバルベルデとアルーに追いつきました。
先頭は、フルームが自らひいています。
その1分10秒後ろで、ポートが単独で登っています。

昨日終了時点で、1位のリッチー・ポートと2位のクリス・フルームとの差は、1分2秒。
全然どうなるか読めない。

ただ、ポートが登りでじりじり差をつめていきます。
先頭残り9kmで、1分差まで追いつきました。


フルームが引く先頭集団から、少しずつ選手が減っていきます。
サイモン・クラーク、イェーツが遅れ、バルベルデも脱落しました。
フルームはかなりペースきつめに引いていると思うのですが、じりじりとポートは差を詰めて来ています。


残り7.5kmで、先頭グループとリッチー・ポートとの差は、50秒を切って来ました。
そのとき、先頭集団でダニエル・マーティンがアタック!!総合勢が膠着状態になると、必ずといっていいほど攻撃するダン・マーティン!
アスタナのフグルサングだけがついていきます。

総合成績でいうと、アスタナでは今フグルサングが一番よく、アルーはその26秒後ろ。
今日の時点でアスタナのエースはフグルサングなんだろうか。アルーなんだろうか。


残り6kmを切ったところで、先頭でダニエル・マーティンがちぎれてしまい、先頭はフグルサングの独走状態へ!
フグルサングが絶好調だ。

フグルサングと、フルームとの差は、約30秒。
フグルサングと、ポートとの差は、約1分。
フグルサングは、総合成績現在3位でポートとは1分15秒差です。
この時点では、ギリギリ、BMCのリッチー・ポートが1位、2位はアスタナのフグルサング。でも、ボーナスタイムが絡むと逆転です。ぎっりぎり。


と、先頭のフグルサングが残り5.2kmになったところで、追走集団からアーゼードゥーゼルのバルデがアタック!
インチェスとブッフマン、そしてアルーがついていきますが、フルームとバルスがついていけない!
……あれ。コンタドールがいないぞ。

あ、ポートが今コンタドールを抜いていった。
コンタドール、30秒くらい追走集団から後ろにいってしまったようです。


残り3.7km。
ヤコブ・フグルサングが単独先頭。
15秒遅れてまだ一人でがんばっているダニエル・マーティン
そこから約45秒遅れて、バルデたちをなんとか追いかけてまた合流したフルームグループ。
その約15秒後ろに、リッチー・ポート。


残り3km。
フルームグループから、今度はメインチェスがアタック!
ブッフマンとバルデがついていく!遅れてアルーもついていく!

そして、メインチェスたちに置いていかれたフルームに、リッチー・ポートが追いついた!


残り2km。
フグルサングとマーティンが12秒差。
その後ろ、メインチェスが38秒差。バルデやブッフマンはちぎれました。
フグルサングとポートとの差が、約1分10秒。
ボーナスタイムがすごく重要になってきた……!!


ポートはフルームを置いて、また一人でガンガン登っていきます。

フグルサングが残り1km地点を通過しました!
ポートはその1分12秒後ろ!!


残り500m。
フグルサングが緩斜面に入って来ました。スピードが上がる……!
すでに笑顔。

総合タイム差がかかっています。
でもゴールギリギリ、ハンドルから手を離したフグルサング
そして、スピードをほぼ緩めることなく、右手をお腹にあてて、左手で高く天を指差してゴール。
フィニッシュラインを通過してから、右手でガッツポーズ。
フグルサング、ステージ優勝!今大会2勝目!!


続いて12秒差でダニエル・マーティン、メインチェスが22秒差。
ブッフマンが続いてゴール、次がアルーで1分差。そしてバルデ。

そしてリッチー・ポートが、ゴール。
ゴールタイム差、1分15秒。


アスタナのヤコブ・フグルサング、逆転総合優勝!!
BMCのリッチー・ポートは10秒差で総合2位、そして、クイックステップ・フロアーズのダニエル・マーティンが1分32秒差で、総合3位になりました。
クリス・フルームはマーティンと1秒差で総合4位。
接戦!!

というわけで、各賞の結果がこちら。

総合優勝 アスタナ ヤコブ・フグルサング
総合ポイント賞 エフデジ アルノー・デマール
総合山岳賞 ロットNLユンボ クーン・ボウマン
総合新人賞 ボーラ・ハンスグローエ エマヌエル・ブッフマン


ポートは惜しかったですね。
ポート本人の調子自体はすごくよかったように思うので、敗因は何かといったら……んー。総合リーダージャージを着て、集団を率いる仕事をするのに、ちょっとBMCのアシスト選手が力を使い果たしちゃったのかなあと思います。

フルームは、やっぱり結局、万全の体調で挑んではいなんだなという印象を持ちました。
ツールでは一体、どうなるかなー。


そして、本当にすごかったフグルサング〜!!
だってアスタナのエースは、アルーだったんですよ!
他のチームのエースと違い、アシストのサポートが自分には集中していない中で、逆転総合優勝しちゃったんだよ!本当におめでとう!




表彰式のステージ表彰の時、実況の谷口さんが言いました。
「天国で、喜んでくれてるんじゃないですかね」
私、号泣しました。


そのあと、総合表彰で改めて壇上に上がったフグルサング
空を見上げて、右手でまっすぐ天を指差しました。

スカルポーニ。見てますか。

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