コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

リオデジャネイロ五輪 男子ロード

盲点でした。五輪を見るのがこんなに大変だったなんて。
主にユニフォーム的な意味で誰が何着てるのかわかんない!!
そうなんですよね。みんな、国のジャージ着てるんですよ。
いつものジャージに慣れていると、もうパニックパニック!!

加えて、背番号も1から順に数字をふっているだけのようなので、いつもみたいに「とりあえず、背番号の一桁が1の選手を中心に見ながら、他の選手の動向も見る」っていう手が使えない!!
すべて背番号に頼るしかない……!


まあそんなこんなで。


はじまって早々、逃げが決まります。

逃げは6人。
アルヴァジーニ(スイス)
ハリンソン・パンタノ(コロンビア)
ゲシュケ(ドイツ)
ビーストラム(ノルウェー
クヴィアトコウスキー(ポーランド
コチェトコフ(ロシア)

集団は、イタリアとスペインが中心になって、先頭集団とのタイム差をコントロールしていきます。やっぱり、5人のチームが集団を引く展開になるのですね。

あ、そういえば、オリンピックは無線を使ってはいけないそうです。
より臨機応変な現場対応力が求められますね。


この逃げ体制のまま、そのうち、周回コースの小さめの山や石畳に入っていくのですが、石畳が、けっこうひどい……最初、砂利道かと思った……。
石畳のガタガタで、ボトルが、ぽろぽろ落ちていく……(笑)

パンクも多いー!!
タイヤ持って応援しているひともいます。
北のクラシックレースみたい。

下りも下りで、なんかもうすごい急かつ、くねくね道でした。
何もかもが厳しいレースだ!!



そういえば、冬じゃないかって心配していましたけど全然普通に暑そうですね。よく考えてみれば、ジャングルあるんじゃん。熱帯だった。

メイン集団と、先頭は、大体5分くらいの間隔をあけて走り続けます。



残り110km。
先頭の6名は変わらず。
メイン集団は、カミングスかな?イギリスのジャージの選手がひいています。
タイム差は、2分半くらいに縮まってきました。



残り100km
先頭の6名が、周回コースを抜けました!
ここから、また海辺を走り抜け、山岳コースへと向かいます。

海はきれいだなー。

集団との差は、2分15秒くらいに縮まり、そのタイム差を守ったまましばらくずーっっとつづいていきます。


残り80kmくらいの、山岳を登り始めたあたりで、先頭と集団との差が2分を切りました。


残り77km
先頭二人遅れた!
四人になります。
残ったのは、パンタノ、コチェトコフ、ゲシュケ、クヴィアトコウスキー。
メイン集団とは、1分差……。



残り73km。
長いこと集団をひいていたカミングスが仕事を終えて離脱します。
あああ!パンタノ遅れたー!!

ここで、メイン集団でアタックがおこり、カルーゾ(イタリア)、アーヴェルマート(ベルギー)、ゲラント・トーマス(イギリス)の追走集団ができます。そのうち、タラマエ(エストニア)、とエナオモントーヤ(コロンビア)が追加で5人!
先頭は、まだ逃げ続けて残っているクヴィアトコウスキーと、コチェトコフの二人になりました。


残り68km。
先頭と追走の差は、30秒。追走と集団も、大体30秒差。
集団は、スペインが先頭になってペースを上げていきます。


残り47km
ここでついに、クヴィアトコウスキーが単独先頭にたちました!
でも、残り45kmで追走に吸収されます。
集団との差は、30秒!


残り40km
クヴィアトコウスキーが先頭集団から遅れます!
先頭集団は、5人へ!


残り38km。
先頭とメイン集団、11秒差まで縮まります!
しかしここで、リッチー・ポート落車!!立てない!?


その合間に、ニバリ、マイカ、フグルサング、アルーあたりがいた追走集団が、先頭に合流します。


残り30km。
気づいたら、一旦山で遅れたカンチェラーラが、メイン集団に戻っていました。どうやら新城幸也もカンチェと一緒に遅れたものの、また一緒のタイミングでメイン集団に戻ってきた模様。


残り20km。
ちょっと大きくなっていた先頭集団が、大体6人くらいに絞られています。
そこに、ホアキン・ロドリゲスとメインチェスが先頭に合流しました。
その後ろからフルーム、一人であがってきています。

ホアキン!ラスト五輪、がんばれ!!


残り17km。
先頭でアタックがかかります!
ニバリだー!!!ニバリのアタックだー!!
後ろから、二人だけが追いついていき、エナオ、マイカ、ニバリの3人の先頭集団になります。


しかし、残り12km.
大きな下りで、二人落車!!
ニバリとエナオ!?
うわあ、ここで……。

ということは、マイカ、単独先頭。


残り8.2km。
先頭のマイカと、ホアキンとかがいる追走集団との差は19秒差です。フルームは遅れてしまい、追走集団には入っていません。
ゴールまでの残りの距離は、全部平坦のはず。
……逃げ切れるのか?ただ、平坦の逃げは、TTスペシャリストじゃないときついかも。


残り7km。
先頭と追走の差は25秒。
マイカ、差を広げている……!!?

残り6km。
未だ差は25秒のまま。
これは……マイカが速いというよりも、追走集団で牽制入っているのでしょうか?

残り4.7km。
追走から二人がアタック!!
フグルサングとアーヴェルマート!?逃げた!
マイカとの差は、11秒!

残り3km。
フグルサングとアーヴェルマートは綺麗に強調しています。
このまま牽制しなければ、マイカに追いつけるのでは!!?
差は9秒。

残り2km。
4秒差!これは追いつく!!

残り1.4km。
追いつきました!!
フグルサング、アーヴェルマート、マイカ。
この3人での優勝争いです!!

そして、ゴール手前の駆け引き!
残り300m。まだ動かない……。
残り150m、ようやくスプリント!
あ、でも、マイカは参加できない。
アーヴェルマートとフグルサング
アーヴェルマートのが前にいます、そして、差はちょっとずつ、広がる……!

グレッグ・ヴァン・アーヴェルマート勝利!!!
ベルギーが金メダル!!
ヤコブ・フグルサングデンマーク)が銀メダル!銅は、ラファウ・マイカ(ポーランド)でした!

遅れて追走集団、4位がアラフィリップ(フランス)、5位がホアキン・ロゴリゲス(スペイン)!
アルー(イタリア)が6位、7位はメインチェス(南アフリカ)となりました。


まさか、アーヴェルマートがとるとは……。
全然予想していなかったです。

振りかえると、実力はもちろんですが、前半のパンクやメカトラの嵐といい、後半の落車の多かったことといい、運が重要な要素を占めるレースだったように思います。


なお、日本の新城選手は27位でした。
メダルの可能性もないわけじゃなかったと思うので、ちょっと悔しいような気持ちになっているのですが、でも大きな落車とかはしていないようなのでよかったです!


まあ何はともあれ!
自転車大国の金メダルには、素直に祝福の言葉を述べませう!
おめでとうヴァン・アーヴェルマート!おめでとうベルギー!!





なお、このブログに掲載されている広告はブログ運営会社さんの広告なので、リオ五輪とは関係がありません。

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