コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ツール・ド・フランス 2020 第7ステージ

今日は、レースはじまってまもないころに、ステージとポイント賞を狙うサガンを擁するボーラががんがん引いて集団を分断させてその時点で本日ポイント賞ジャージを着用しているサム・ベネットを引き離します。

そのまま中間スプリントにきて、1位通過はトレンティン、2位通過がサガンでした。
そのスプリントポイントを過ぎたあたりで、デヘントが飛び出しました。

そのまま一人逃げ。
わーい。今日はデヘントさんの単独の逃げだー☆

って思ってみてたら、

残り35kmでデヘントさん吸収するのとほぼ同時に
イネオスが仕掛けて横風分断が起きてポガチャルが遅れました!!!
ダデイ〜!!!??!まじですか。

イネオスがきっちり作戦組んでたみたいで、まあ見事見事って感じ。
前に残った総合系の選手はベルナルはもちろん、ログリッチ、イェーツ、バルデ、マルタン、ウラン、キンタナ、ロペス、アラフィリップ、ブッフマン、マス、バルベルデ……。
公式レースセンター上に表示はないけど、ピノもここにいるのかな……。

後ろ取り残されたのが、ポガチャル、モレマ、ポート、ランダ、チャベス、アル、ザカリン、などなど。


誰がどこにいるのかを一生懸命確認していたら、あっという間に10kmを切りました!!
もう前がガンガンみんな引きまくってて、必死で追走していて、すごい緊迫している。

残り8kmで、先頭集団とポガチャルのグループが、1分20秒くらいの差がついてます。
サガンはちゃんと先頭に残ってます。
……そういえば私、サガンが勝負できる日に横風分断がおこったとき、サガンが後ろに取り残されてしまったレースって、パッと思い浮かばないな……むしろとり残されそうでも自力で前に行ってるイメージ。
安心と信頼のペーター・サガン

前の集団に残ってるスプリンターは、ボーラのサガン、NTTはボアッソンハーゲン。
今日はチャンスないと思ってたけど、ログリッチのために走ってるユンボのファンアールトは、前方に残ってるスプリンターが少ない中では二度目のチャンスがきたと言えなくもない。
トレックはストゥイベン、あとB &Bホテルズのコカールも残ってます。

そんなこんなで残ってるスプリンター確認してるうちに、気づいたら残り1kmを切っていた!

人数が減っていてあんまり通常よりもトレインが機能しない中で、
ボアッソンハーゲンのためのトレインを先頭に、一気にスプリント体勢に入ってきます!
ボアッソンハーゲンが発射して、おっと参加するんだって思ったアラフィリップが途中で手をあげてスプリントをやめて何だろうって思いながらも、ど真ん中からトレックのストゥイベンが来てフィニッシュ向かって右からコカールがきて左からボアッソンハーゲンも来てファンアールトも来てるぞと思ったらファンアールトが勝った。


………………。

…………………………ん?

ファンアールトが勝った!!?

いや、分断起こったことでスプリントに参加する可能性があがったと思ったけど、
ちょっとええええ!!!
ユンボ・ヴィスマのワウト・ファンアールト早くもステージ2勝目!!


なんか、すごすぎて笑えてきた。
すごいなーちょー強いなー。
スプリント参加するかしないかどっちだろうとか思っていたのに、参加したらまあ勝つんだなー。
ただただ感嘆。


ポガチャルは、先頭集団から1分21秒遅れてフィニッシュしました。
イェーツたち先頭集団はみんなタイム差ついてないので、多くの総合有力選手から、ポガチャルは1分21秒遅れたことになります。

これは……かなり厳しい気がする…………。


そんなこんなで、本日は総合にいろいろ変動が。

総合1位はミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ。
総合2位はユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチ。3秒差。
そして総合3位に、コフィディスのギヨーム・マルタンが入りました。イェーツとは9秒差。

ポイント賞は、ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガンが取り返しました。
山岳賞は、変わらずアージェードゥゼール・ラ・モンディアルのブノワ・コヌフロワ。
そして新人賞は、イネオスのエガン・ベルナルになりました。

敢闘賞は、冒頭めちゃくちゃ集団を牽引していた、ボーラ・ハンスグローエのダニエル・オスでした。


うーん。ポガチャル期待してたから、今日は結構ショックだったなあ……。
総合争いをする上ではかなり厳しい……。

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