コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ツール・ド・フランス 2020 第6ステージ

本日の第6ステージは、最初ずっとまっすぐで、3級、1級、1級でフィニッシュというステージ。

逃げは8人。
ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(NTTプロサイクリング)
グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC)
ヘスス・エラダ(コフィディス
アレクセイ・ルチェンコ(アスタナ)
ニールソン・ポールス(EFプロサイクリング)
ニコラス・ロッシュ(サンウェブ)
レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ


集団は、ミッチェルトンがコントロールしています。
残り50kmくらいで、タイム差は5分半前後をキープしてる感じです。

最初の3級山岳は、ロッシュが先頭で通過しました。

残り42km タイム差は4分半前後です。

残り40km。
タイム差は約4分10秒。

残り32km。
タイム差は約3分20秒前後。
集団牽引は、現在イネオスです。

スピードは上がってきているのですが、
サンウェブはヒルシュやベノート、イネオスのシヴァコフや、現在山岳賞のコヌフロワがすでに遅れています。

残り27.5km。
先頭は3級山頂を通過しました。
先頭通過は、再びロッシュです。

残り25km。
集団が3級山頂を通過しました。集団とのタイム差は、約2分40秒。

一方、逃げグループは次の1級の登りに入っていきます。
ここで、オスと、ボアソンハーゲンが遅れ、先頭グループは6人になりました。


残り24km。
メイン集団も1級の登りに入ってきます。
あーゼードゥゼールのラトゥールが遅れていきます。

逃げでは、ポールスとカヴァニャ、ロッシュが交互に前に出て、スピードを上げていこうとしています。
タイム差は変わらず、2分40秒。

残り22.5 km。
先頭でポールスがアタック!すかさずロッシュがついていきます。
やや時間をかけて、ルチェンコ、アーヴェルマートも追いついて、先頭は4人になり、エラダとカヴァニャが追いつけずにじわじわ離されて、遅れてしまいます。


残り21km。
1級山頂までは、残り約8kmです。
逃げの4人と、集団とのタイム差は、約3分。

ここで、コツコツがんばってきたエラダが先頭に追いついてきました。
これで、先頭は5人に。

メイン集団では、UAEのファビオ・アルが飛び出しました。
ですが、特に集団では誰かが追っていく気配はなさそうです。

残り19.5km。
先頭では、再びエラダが遅れ出し、先頭では4人に戻りました。

残り18.1km。
先頭は4人、またまたエラダが戻りかけた、途端に、ポールスが再びアタック!
今度はルツェンコがぴったりついていき、先頭は2人になります。
ロッシュとアーヴェルマートは遅れていきます。
1級山頂までは、4.5km。
なお、先頭2人と集団との差は約3分から変わらずです。
集団をひくは、ずっとイネオスのままです。

残り17.2km。
今度はルツェンコがスピードをあげて、ポールスを引き離しにかかります。


残り16.6km。
先頭は単独でルツェンコ。
ちょっと離れて、ポールスが2番手、じゃない。エラダが追いついてきて、ポールスを抜きました!
ルツェンコから、約20秒遅れてエラダ、ポールス。
2人から約2分離れて、アル。
そこから30秒ほど後ろに、イネオスがずっと牽引しているメイン集団がいます。

うーん。イネオスがどんどんスピードをあげるのかと思っていたけれど、
先頭との差が詰まらないなあ……。



残り14km。
先頭のルツェンコは、山頂まで残り1kmを切っています。
25秒後ろにエラダ。
アルはその2分15秒後ろ。
メイン集団はさらにそこから後ろで、先頭のルツェンコから3分10秒遅れています。
ちょっとずつタイム差が開いちゃっている……?

残り13km。
先頭のルツェンコが1級山岳を通過しました!
そこから逃げていきます。
続いて約25秒くらい遅れてエラダが通過しました!

残り10km。
ルツェンコは下りを爆走中。
エラダも30秒遅れて下りを爆走中。ルツェンコの方が下りは早そうです。
後ろでは、アルが山頂を通過しました。
すぐ後ろにメイン集団。アルは下りでメイン集団に吸収されてしまいました。
先頭ルツェンコとメイン集団のタイム差は、3分15秒くらい。
もっと減るかと思いましたが、結構メイン集団は人数残ってましたね。


残り8km。
メイン集団で、イネオスの前にミッチェルトン・スコットの選手が前に出て、引き始めました。

残り7.5km。
ここでポガチャルがパンク!ちょっとタイミングが悪い!
ちゃんと集団に追いつけるだろうか。

残り6.8km。
先頭はルツェンコ。もう下りが終わって、登りにはいっていきます。
30秒くらい後ろに、エラダ。そこから1分10秒くらい後ろに、逃げから遅れてまだ吸収されずにいた、アーヴェルマートとポールスの2人がいます。
メイン集団は、ルツェンコから約3分15秒後ろ。
ポガチャルは無事集団に戻りました!

残り4km。
ルツェンコはペース良く登っています。
後ろのエラダとは約45秒後ろにいます。じわじわ差がひろがっています。


残り2km。
ルツェンコがいい感じのペースです。
じわじわ後ろとの差を開いて、二番手のエラダとのタイム差は55秒まで広がりました。
1分20秒くらい遅れて、アーヴェルマートとポールス。
メイン集団は、ルツェンコから3分30秒くらい後ろです。

ルツェンコが、一番ペースが速いようだ……。

いよいよ残り1km!
快調に登っていくルツェンコ!ここまで開いているので、後ろを気にしている気配も皆無です。
エラダもペースを上げてがんばってるのですが、まだルツェンコの背中も見えません。


残り300m。
ルツェンコは、ジャージの前をしっかり閉めました。
チームカーに手を挙げて挨拶。

そして、笑顔で両手をかかげてフィニーッシュ!!

アスタナのアレクセイ・ルツェンコがステージ優勝!!
めっちゃくちゃ強かった!!おめでとう!!

55秒遅れて、ステージ2位がコフィディスのヘスス・エラダ。
何度も遅れて何度も戻ってきた不屈の精神!勝てなかったけれど、でも、印象に残るいい走りだと思いました。

続いてフィニッシュにやってきたのは、アーヴェルマートとポールス。
最後はアーヴェルマートがスピードをあげて、先頭から2分15秒遅れて3位フィニッシュ。
そこから2秒遅れて4位がポールスでした。

そして、メイン集団では、アラフィリップがアタック!
おお、1秒くらいは後ろと差をつけた気がする!
このガッツが素敵です。この積み重ねが、今のアラフィリップ。
5位がアラフィリップ、6位はさりげなくトレックのモレマで、7位からがイネオストレイン順順にって感じでした。
アラフィリップは、モレマ以下のメイン集団から1秒だけタイムをとってました。


というわけで総合!ほぼ動かなかったね!
1位のマイヨ・ジョーヌが、ミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ。
2位が、3秒差で、ユンボ・ヴィスマのプロモシュ・ログリッチ
3位が、アダムから7秒差で、UAEエミレーツのダデイ・ポガチャル。
ポイント賞は、今日3級山岳手前にあった中間スプリントを、プロトン内では1位通過してポイントを重ねた、ドゥクーニンク・クイックステップサム・ベネット
山岳賞はも、昨日と変わらず、アージェードゥゼール・ラ・モンディアルのブノワ・コヌフロワ。
新人賞は、ダデイ・ポガチャル。
敢闘賞は、今日の大逃げのきっかけをつくったサンウェブのニコラス・ロッシュでした!

昨日がまったく逃げがなかった(もしくは、選手みんなによる大集団の大逃げbyデヘント)ですが、今日は見事な逃げ切り勝利がきまりましたね!

カザフスタン人としては、ヴィノクロフ大佐以来のツールでのステージ勝利だったそうです。
プレッシャーもあっただろうに、見事な勝利だ、すごかった!

どっちかというと、もうちょい総合が動くかと思ったけれど、
特に集団のスピードをがんがんあげるわけでもなく、むしろ逃げとのタイム差を詰めようとしなかったイネオスの動きが、結果として総合勢の順位変動を起こさない動きになっていたように思います。
まあ、ほんと、結果論ですけれど。

うーむ。イネオスの動きが不思議でした。
ガンガンスピードを上げたかったけど上げられなかったのか、他のチームに上げられるとこまるから、あげるふりしてベルナルを守ったっていう可能性はあるのか?
でも、後半の登りが、かなりきつかったそうなので、これからのために、今日は総合系の選手たちがみんな足を温存した結果、逃げ切り勝利が決まったのかもしれません。

こうやっていろいろ考えるのもまた、毎日レースが続く、グランツールならではですね。
明日も楽しみ!

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