コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

驚嘆の向こうは爆笑でした。

ツール・ド・フランス2019の14ステージ。

117.5kmの短いステージで、最後は超級山岳山頂フィニッシュなステージ。

今日、最後のステージ優勝争いに残れるのが、本当の総合争いに関わってくる選手と言っても、過言ではないようなステージです……!!


えっと。
結論から書きます。

アラフィリップが2位でした!!!


いやステージ優勝よりも先に書くとか変だけど、だって今日の一番の注目というか、気になってたのはここなのだもの!!

キンタナもモレマもポートもバルベルデもマスもフグルサングもバルギルもウランも、そしてゲラントトーマスも遅れた登りの攻防で、最後の最後まで残って、2位だよ2位!!

残り1km、先頭に残ったのはたった6人だけ。
ステージ優勝は、ラスト300mくらいから徐々に先頭でスピードをあげて、そのまま後ろを引き離してフィニッシュしたグルパマ・エフデジのティボ・ピノでした。
ピノは今日1日、すごく落ち着いてて、調子も良さそうだし精神的にも安定しているのが見て取れて、「おお、勝つべき人が勝った!」みたいな感じがして、私はおうちで思わず拍手してみていたのです。

そしたらその6秒後に、アラフィリップが2位でフィニッシュですよ。しかもなんかちょっと余裕あって、全力でもがくっていう感じじゃなくって、ちょっと余裕持って様子みて2位でフィニッシュみたいな感じだったのですよ。

今日、どんどん有力選手が脱落していく中でアラフィリップが残っていることがすぎすぎて、
「え、まだ残ってるすごい……!」
から、だんだん
「アラフィリップまだいるウケる」
みたいな感じになっていったのですが、ピノに次ぐステージ2位は流石にすごすぎて、本気で爆笑してました。

人間、驚嘆がリミット越えると、笑いにかわるのですね。


そんなこんなで、
当然総合1位はデュクーニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップで、マイヨ・ジョーヌをキープです。
総合2位は、今日最後の6人に入れずに遅れてしまった、イネオスのゲラント・トーマス。2分2秒差。
総合3位は、今日のステージでアラフィリップに次ぐ3位フィニッシュだった、ユンボ・ヴィスマのステフェン・クライスヴァイク。2分14秒差。
総合4位は、今日ステージ5位だった、エガン・ベルナル。タイム差は3分。
総合5位は、今日のステージ4位だった、ボーラ・ハンスグローエのエマヌエル・ブッフマン。3分12秒。
ちなみに、ピノは総合6位。タイム差はブッフマンと一緒で3分12秒差です。

ポイント賞、山岳賞は変わらず、それぞれペーター・サガンと、ティム・ウェレンス。
新人賞は、総合4位のエガン・ベルナル。
敢闘賞は、今日、最後まで逃げてたアルケア・サムシックのエリー・ジェスベールでした。


イネオスが、なんか全体的にいつもよりも脱落のスピードがはやかったのが、若干気がかりです。
チームみんなが調子悪いみたいなときってほら、ご飯に問題があったりすることあるから……。

しかし、何にしてもアラフィリップすごいなー。
ただ、ツールは日数が長いので、最後までこの調子が持つかがまた心配なところ。
けど、なんかもう、このまんま行って欲しいな!
アラフィリップがすごければすごいほど笑ってしまうと思うので、毎日私を爆笑させてほしいです。

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