コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ツール・ド・フランス 2019 第4ステージ

今日も今日とてスプリントステージ。
ただ、今日も、フィニッシュ手前15kmくらいに4級山岳があります。
昨日と、若干レイアウトが似てる感じもしますね。


逃げは3人です。

ミヒャエル・シェアー(CCC)
ヨアン・オフレド(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム)
フレデリック・バカールト(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム)

残り92kmくらいの地点にあった4級山岳は、シェアーが先頭通過。
残り66kmくらいにあった中間スプリントでは、バカールトが先頭通過しました。
ちなみに、集団では昨日に引き続き、ヴィヴィアーニが先頭で中間スプリント地点を通過してました。

ずっと逃げを泳がしていた集団ですが、最後の4級山岳が近づくについれて、徐々にスピードをあげていきます。
残り26kmくらいで、逃げから一人遅れたオフレドが、集団に吸収されます。

残り18km。
逃げ2人と、追いかける集団とのタイム差は約15秒。
そこから、逃げていたシェアーがスピードあげ、バカールトを置き去りにしました。
シェアーが単独先頭。
山頂まで、残り2.5km。

バカールトはすぐに集団に吸収されました。
集団では、ボーラの選手が先頭に出てきて、スピードをあげていきます。
サンウェブもすぐ後ろについています。

残り16.8km。
タイム差10秒を切った!
もうすぐ後ろまで迫ってますが、シェアーはまだあきらめていない!
集団ではサンウェブが先頭。

16.4km。
ついにシェアーが吸収されました!
集団のスピードは、サンウェブが、がんがんあげています。
サンウェブの今日のエースは、マイケル・マシューズ。ボーラは、ペーター・サガン。どっちも、そこそこ登れるスプリンター。
今日のフィニッシュのために、この登りで他チームの純スプリンターを置いていきたいという作戦でしょうか。

残り16km。
まだまだサンウェブがひいています。
……昨日ほど、集団くずれてないですね。

残り15km。4級山岳山頂。
ここでアタックをしかけたら、昨日のアラフィリップと展開はほぼ一緒になるのですが、特になにも起きず、有力スプリンターだれも崩れませんでした。
サンウェブを先頭人、集団のままで下りに入っていきます。

このまま何もなければ、ラストはスプリンター揃い踏みのステージ優勝争いになりそうですね。

が、残り11.5km地点で、集団でアタックがかかります。
飛び出して行ったのは、トタルディレクトエネルジーリリアン・カルメジャーヌ!


おー!
このタイミングで、しかもカルメジャーヌ。
スプリントよりは、山系のイメージだったから、こんなところでアタックをかけるような選手だとは思ってなかった。

他のチームは、見送りを選択。
どこかのチームがメインで追いかけることはなく、ただかといってカルメジャーヌを先に行かせるような雰囲気もなく、集団は探り探り、数秒のタイム差をキープしています。

残り8km。
集団では、じわじわとサンウェブが前に集まってきました。
ボーラも前の方にトレインを組みだします。
ロット・スーダルもあがってきました。

残り6km。
カルメジャーヌ、後ろを気にしながら逃げて来ましたが、集団に吸収されました。
ロット・スーダルが先頭の先頭です。
カチューシャもあがってきています。UAEも前の方。

道も狭くなってきて、カーブのために位置どりが激しくなっていきます。

残り5km。
ロット・スーダルが集団の先頭でかなりあげています。
ロットは今日、カレブ・ユアンによる勝利を目指しています。

しかし、ロットと反対側の集団のはじっこから、イネオスもあげってきました。
イネオスは、総合を争う選手の危険回避、でしょうか。


残り3km。
そろそろおいでドゥクーニンク〜!出番だよー!
と、本当にじわじわと後ろから一人ずつあがってきたドゥクーニンク。
いつもだいたい残り4km切らないとスプリントの準備であがってこないドゥクーニンクです。


残り2km。
集団先頭はディメンションデータです。
バーレーンメリダもあがってきました。

道がせまくなって、ほぼ立って一列になってきてます。
ユンボも前にでてきました。

残り1km。
アラフィリップが集団の先頭で引き始めます!ヴィヴィアーニのためのスピードアップ。
アラフィリップがやめて、次に先頭に来たのはディメンションデータ!
いろんな選手が前にでていて、どこもちゃんとトレインは組めていないようです。

残り500m。
まだ、かな。
リケーゼがコースど真ん中でスピードをあげて、ヴィヴィアーニを前にひきあげます。

残り300m。
リケーゼの後ろから、満を辞してヴィヴィアーニが発射!
そのとなりでUAEのクリストフもスプリント!
クリストフの後ろからスプリントをしたサガンも、前にあがってきました。
ヴィヴィアーニと壁の隙間の狭い場所から、ロットのユアンも顔をだす!
4人が、ほぼ横並びで、ハンドルを投げ出してフィニッシュ!

そして、フィニッシュ後に唯一、両手を離して天を仰いだガッツポーズをしたのは……。


ドゥクーニンク・クイックステップの、エリア・ヴィヴィアーニ!!
二日連続で、ドゥクーニンクの勝利です!

2位は、UAEチームエミレーツのアレクサンドル・クリストフ。
3位は、ロット・スーダルのカレブ・ユアン
4位がボーラのペーター・サガンで、5位がユンボ・ヴィスマのディラン・フルーネウェーヘンでした。

ヴィヴィアーニはもちろんんさすが!って感じなのですが、
……なんか、サガンがイマイチ乗り切れてないというか、うまく歯車があってない感じで、調子が悪そうな感じがあります。


さてさて。
総合順位と4賞ジャージはこちら。

総合1位 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ
総合2位 20秒差で、ウァウト・ヴァンアールト (ユンボ・ヴィスマ)
総合3位 トップと25秒差で、ステフェン・クライスヴァイク(ユンボ・ヴィスマ)

ポイント賞 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)
新人賞 ウァウト・ヴァンアールト (ユンボ・ヴィスマ)

昨日とまったく変化なし!!
それと敢闘賞は、最初から逃げた3人のうち、最後まで逃げ続けていたミヒャエル・シェアー(CCC)でした!


明日は、またスプリントステージになりそうですかね。
また、フィニッシュ前20kmくらいのところに山岳があるので、そのあたりでレースが動きそうな気がします。


一応昨日と今日で、逃げ切り独走勝利、と、スプリントの勝利、は、もうやったのですが、明日はどうなるかな。
どんな勝利でも、きっと私はわーわー言うのでしょうが、
ちょびっと「また違う勝利が見たいなー」とも思うのが乙女心。

まあ、乙女心はすぐに変わるものだから、
明日は明日で、どんな戦いでもいいのでしょう。怪我さえなければ。

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