コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ミラノ〜サンレモ 2019

すでに2019年のロードレース観戦しまくっている皆様こんばんは!
本日は、ミラノ〜サンレモです!
遅ればせながら私も、このレースから、観戦シーズンインします。

残り97kmくらいの地点で、今年の逃げは、10人。
全員プロコンチネンタルチームの選手です。
去年も一昨年も、ミラノ〜サンレモの逃げってこれくらいの人数でしたね。
逃げ集団とのタイム差は5分20秒くらいです。

去年は、登りでニバリが単独アタックで逃げて勝利。
その前は、3人飛び出してクヴィアトが制す、みたいな流れでしたね。
その前は、ザ・スプリントって感じだったかな。

一昨年、去年からの流れでいうと、またポッチオの登りで勝負が決まるのかなーと思ってます。


残り27kmでチプレッサの登りにはいります。
この時点で逃げはマスナダの一人だけ。タイム差も10秒。

残り25kmくらいで、マスナダを集団が吸収。
山頂までは、残り約4kmちょいくらいです。
吸収と同時にアスタナが二人集団の先頭にでて、ペースをあげます。アスタナの後ろには、エフデジのトレイン。
アンテナみたいに集団の先頭数名だけが一列棒状な形です。

残り24km。
先頭にいるアスタナが一人増えました。

残り23.8kmくらいで、先頭が若干つまった感じになりました。
様子見がはじまりかけた、と思いきや、
飛び出したのはEFエデュケーショナルファーストのローソン・クラドック!
バルベルデがチェック、後ろにジルベールが入ります。
一気にスピードがあがっていきます。
残り23km、またアスタナが前にでてきて、さきほどのアタックを落ち着かせます。
他のチームも前方にあがってきました。

残り21km、特に何事もなく、山頂を通過。
集団で下っていく途中で、一人アタックがはいります。
ディレクトエネルジーのボニファチオ!!

はっや!!カメラバイク抜いてった!!!

ほっそいイタリアの山道のくだりを、岩の壁すっっれすれで下っていきます。
前を走るモトバイクにも迫り、そのうち、こちらも抜いていく。


残り17km。
後ろのメイン集団も平地にはいります。
ボニファチオとのタイム差は15秒くらいです。
この下りで、メイン集団も一旦分裂しますが、平地で合体。



残り11km。ボニファチオ吸収。
カチューシャやCCCあたりが、集団の先頭に出てきました。
位置どり合戦開始。クイックステップもがんがん前に出始めました。
ロットもきてるかな。

残り10km。
ポッジオの登りに入りました。
スカイが前に上がってきました。クイックステップも位置どり負けてません。

残り8km。
ドゥクーニンク・クイックステップが先頭でコントロール。スティバール、ジルベール、アラフィリップ。
今日はアラフィリでいくのかな?
ちなみに集団の後ろで、クイックステップのヴィヴィアーニが遅れていきました。

クイックステップががんがんスピードをあげているので、手段は縦一列になってます。
四番手あたりに、サガンやクヴィアトもきています。

残り7kmで、EFドラパックの選手がアタック!!
ディレクトエネルジーの選手がチェックにはいり、二人で抜けます。
が、EFの選手がそれを引き離した!!
単独になるかと思いきや、後ろからぎゅんっとペースをあげたアラフィリップが、がんがん追いついてきました!
集団を引きちぎって、EFの選手をぬいていきます!
そこにおいついてきたサガン!!
クヴィアトコウスキー、トレンティン、ナーセン、バルベルデ、そしてファンアールトも続きます!

この7名で周りながら、下りに入っていきます。

しかし徐々に、後ろからデュムランやモホリッチが追いついてきました。
……サガンやクヴィアトがいる下りに、後ろからぞくぞくおいつく……?
もう牽制しつつ下ってるのでしょうか。それともここで冒険してないだけかな。


残り2.5km。
ナーセンがアタック!
トレンティンがチェックして、そのままカウンターアタック!!
ファンアールトとサガンが先頭になって追走にかかります。

残り1.1kmで、トレンティン吸収!
さあここからどうしよう、と牽制をしはじめた残り1kmで、今度はモホリッチがアタック!!
これはサガンやアファフリップがチェックに入り、すぐに追いつきました!
先頭の10人くらいで牽制にはいります。

さっきのチェックの流れで、サガンがこの先頭集団の先頭に出ちゃいました。
後ろを振り返りつつ、タイミングを計ります。

そして、サガンがそのままスプリントを開始!
真後ろについていたアラフィリップが、すぐにサガンの前に踊りでます!
サガンの右側から追い抜くように出てきたアラフィリップ!
同じラインから、サガンをぬいてアラフィリップに迫ろうとするナーセン!
けれどアラフィリップが速くて、ナーセンはスピードが伸びないサガンと前を行くアラフィリップの間に入るような形になります。さらにそのラーセンのラインを通るように、クヴィアトコウスキーもやってくる!

けれど、誰もアラフィリップに追いつけない……!


ドゥクーニンク・クイックステップの、ジュリアン・アラフィリップ!
ミラノ〜サンレモ勝利!!!!

2位は、アージェードゥーゼールのオリバー・ナーセン。
3位は、スカイのミカル・クヴィアトコウスキーでした。



なんか、ここ一年くらいのアラフィリップが、無敵スター状態みたいに見えるよ。
「このレース、アラフィリップが勝ったりして……」って思うとだいたい勝ってるよ。
あ、でも、アラフィリップはパンチャーなんだっけか。
去年のツールでの活躍のイメージが強すぎて、こう、山に強いイメージができてしまっていたけれど、スプリント力だってあるもんね。
……いや、でも、サガンやクヴィアトを抑えられるほどのスプリント力があるイメージじゃなかったな。

強くなったんだな。頑張ったんだな。
とってもとってもかっこいいや。

こないだ、ストラーデ・ビアンケも勝ってたから、ルーべやロンドなんかの悪路系も勝てる可能性大だし、昨年フレッシュ・ワロンヌに勝ってるから、リエージュだって勝負できるし、去年のツールの山岳賞だし、もうなんか、何を目指すかのスケジュールを立てることの方が大変な感じがしてきたよ。

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