コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

TOJ東京ステージとメリダパーティー。

初めての東京ステージ観戦でした。
スタート地点の日比谷公園は、思っていたほどの混雑ではなくて、10時半くらいに着いたのにもかかわらず、グッズもすぐに買えました。

去年、確か私、TOJ終わったあとのアンケートで、「普段使える文房具とかほしい」って書いたんですよね。
そしたら今年はボールペンが出ていたので、迷わずゲットしました。

それと、私の感覚だと、TOJグッズのネクタイはオシャレだなと思ったので、父にプレゼントしようとこちらも購入しました。


写真はサインボード。
たくさんの選手がリタイアしてるのがわかります。


スタート前に、一度日比谷公園出口で選手たちが並びました。
本当のスタートはこのあと。


こんな感じ!

なんかみんなで選手の名前とか叫ぶのかなと思いきや、かなり静かなスタートでした。


選手が通り過ぎてから、今度はチームカーも走り抜けていくので、一生懸命手を振りました。
いろんな車が手を振り返してくれましたが、中でもめちゃくちゃにっこりわらってこっち見て手を振ってくれたのは、NIPPOのチームカーのお兄さんでした。
イタリア万歳!!


ここからは、すぐに電車で移動です。
JRの新橋駅から、浜松町。
浜松町でモノレールに乗り換えです。


大井競馬場前でおりて、ひたすら歩く。
歩く。歩く。暑い。歩く。


そして、辿り着いた周回コース!
さあ!!!
とりあえず、ご飯!!!(この時点でものすっごくお腹がへっていた)

周回コースの周りそのものじゃないんですけど、すぐ近くの森っぽいところの中に、いろいろなキッチンカーが出ていました。屋台じゃない。キッチンカー。

多少は並びますが、まあお昼のオフィス街のキッチンカーくらい!
ただ並んでいる間はレースの実況の声とかも聞こえないくらいには、メインのところから遠いです。

そこで食べ物を購入して、友人と一緒に、めちゃくちゃ混んでいるフィニッシュ地点前じゃなくって、その反対車線側のところに行きました。
フィニッシュ地点から125m手前くらいの位置の、反対側です。
フィニッシュ地点前は人だかりでしたが、反対側はほとんど人がいなくって、どこでだって見られました。


逃げが3人決まっていて、メイン集団が追いかけてました。

で、観戦中ふと、となりに止まった、カメラモト。
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ねえすごくないですか?座ってないんだよ、テレビカメラ構えてる人!立ってるんだよ!!
衝撃を受けて、思わず写真をとってしまいました。
この体制で、レース映像を届けてくれたんだね。私だったら翌日歩けないよ。ありがとう、カメラスタッフさん。


さて、レースです。何周もするので、目の前を選手たちがなんども通ります。

先頭がレース・ディレクターの栗村さんが乗っている車で、そのあとでマビックとか何台か通って、選手がとおってたぶん浅田監督が乗った車とかがとおって、しばらくしてメイン集団。そして各チームのチームカー、マビックとかコミッセール、救急車で最後が最後のコミッセールカーでした。


王道の観戦スタイルたるものがあるのか私にはわかりませんが、ちなみに私の観戦方法。


まず、栗村さんの乗った車が来ているのを確認する。
手を振る。振り続ける。続くレース関係車両にもみんなに手を振る。リアクションがなくてもとりあえず振る。
やがて、逃げの3人の選手がくるので手を叩きながら、「がんばれー!」とか、あとは選手の名前を言う。
たまに「あさださーん!」って言う。(浅田監督好きです。)
それからまたちょっと待つ。
やがてメイン集団が来る。
手をたたきながら「がんばれー!」とか「あれあれー!」とか「さのさーん」とか「まるこー」とか、気づいた選手の名前を叫ぶ。
それから黙って、全力で各チームのチームカーに手を振り続ける。
レースが切羽詰まっててこっち見てなくてもとりあえず振る。
救急車にも振る。全部とおりすぎるまで振る。

以上!
これをひたすら繰り返す!

全然伝わる気がしないけど、楽しいんだよ!これ!
手を振っても、リアクションない方が多いけれど、あると「わーい!」って嬉しいし、なくても「ああ、今忙しいんだな」「このチームは今日にかけてるんだな」ってわかるので、またそれもレースの流れを考える材料になるので、ふむふむって思ってました。


やがて、この3人の逃げから、HKSIプロサイクリングチームのチェン・キンロー選手が飛び出して、離された草場選手とシマノの中田選手が追走する形になります。
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それを追うメイン集団。
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このときに、3人で逃げてたときよりもタイム差が広がっていたような感覚があって、「ええ!?逃げ切る!?」って思ったのですが、実際にタイム差確認したら、めちゃくちゃ詰まってました。
錯覚。不思議。


さて、この2人もやがて吸収され、チェン選手も吸収。
最後に目の前にやってきたプロトン!!

スピードなのか気迫なのかわからないけど、さっきと緊張感がちがう!
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このメイン集団を見送って、もうすこしフィニッシュ地点の近くに移動。あくまでも、反対側です。
そこから、フィニッシュの光景を見ていました。


各チームの一斉にものすごいスピードのスプリントが開始される中、こっち側にちかい方から、真っ黒い影が一人だけ早回しの映像のようにぐぐぐっとあがっていってそのまま先頭に躍り出てわっと両手があがってフィニッシュ!!

私のいた位置は、残り50mくらいの、反対車線側だったかと思います。フィニッシュの瞬間は、後ろ姿でした。

スプリントして、抜け出して、勝利を確信して、両手をあげる。
これが、尋常なないスピードで目の前を駆け抜けて行きました。
今思い出しても、目の前で起きていたことなのに、3倍速でみていたような、それくらい現実味のない光景でした。
フィニッシュ地点でのスプリントは見た事あるのですが、そのときは「ばひゅん」って感じで一瞬で通り過ぎてしまうので、これくらい離れているほうが、スプリントを見た、っていう感覚は残りました。
あと、後ろ姿のガッツポーズって、好きかもしれない。かっこよかった。

優勝したのは、エルミネートのマルティン・ラース。
真っ黒なユニフォームが先頭に飛び出していく姿は圧巻でした。

あと、あとから写真で、後ろにいたチームメイトもガッツポーズしているのを知りましたが、観戦してるときは気づきませんでした。
本当に先頭しか見てなかったんだな、私。

レースおわってすぐに移動して、ひたすら表彰式をまつ。
なせか表彰式は、階段みたいな場所の頂上でやるので、後ろに行けばいくほど階段が下がる構成になっているため、全然見えませんでした。くすん。大きくなりたい。

なので、表彰式はまともに写真がとれませんでした。
ただこの表彰式が、日差しを遮るものもなく、また風も通りすぎないため暑くて暑くて、ここでかなり体力を消耗しました。

終わってすぐに自動販売機のところにいって、冷たい飲み物を飲んでいると、ブリッツェンの清水監督がちょうどいらっしゃって、メンコをいただきました。
そのあと、ブリッツェンファンの方々が集う中に混ぜていただいて、選手たちのコメントをきいて、その中で栗村さんが鈴木譲選手に山岳ジャージを着せるミニ表彰式を見ました。

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おめでとう、譲選手!


あ、書き忘れてましたが、優勝したキナンのマルコス・ガルシア選手は、プロトンの中を走っているととても小さく見えて、ちょっと不思議でした。
ポイント賞のグレガ選手は、もう、足が……!!長い……!!
そして、新人賞のクリス・ハーパー選手は、ぱっとみたとき若き日のトム・クルーズを思い出しました。ほら、あの、レインマンの頃の!

完全に自転車関係ないんですが、私の中で1、2を争うほど好きな映画です。
でも、私こういう「あの人誰々に似てますよね?」で、誰かの賛同を得た記憶ってほとんどないので、「えー、全然似てないじゃん」って思う可能性は非常に高いです。先に謝ります。ごめんなさい。


そんでもって、またえっちらおっちら駅まで歩いて、一度家に帰りました。
もうこのまま寝てしまいそうなくらい疲れていたのですが、実は私、この日、メリダのパーティーに申し込んでいたのです。

なので、油断するとそのままお布団にダイブしそうになる体を鞭打って、一旦お風呂入って汗を流してから、着替えて一路パーティー会場を目指しました!


ちなみに、パーティー会場の建物の入り口にはメリダの旗とかそういう感じのがいっぱい立ってたのですが、それが「パーティー会場」というより「メリダのショップ」みたいな雰囲気で、「間違えた……?……」ってしばらく会場のそとで直立不動で悩んでました。

そんでもって、イタリアンなおいしいものをいろいろ食べながら、待つことしばし。
現れた、選手たち!!

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※新城選手ももちろんいらっしゃいましたが、落車の影響で顔に怪我をされていたので、載せません。

パーティーの様子は、他の自転車メディアさんでも流れとかを確認できると思うので、あんまり時系列の話は書きませんが、とりあえず、乾杯の発声がおわると同時に、バーレーンメリダの選手たちは料理めがけて行動を開始されてて、ちょっとその勢いに圧倒されました。
あと、どうしてもこれは伝えないといけないと思うのですが、ワールドチームでいま流行っているのは、アボカドです!!(新城選手情報)

っていうか、
こんな目の前に、ワールドチームの選手とスタッフがいる、ということに、私なんだか感動してすぐには身動きがとれなくなってました。

去年、覚えた伝家の宝刀。
「ぽっそふぁーれうなふぉといんしえめ」(イタリア語で「写真一緒にとってくれませんか?」)
だけを頼りに、グレガ・ボーレ選手、ハーマン・ペーンシュタイナー選手に写真をお願いして、それからブリッツェンの選手たちに写真をとってもらいました。

恐れ多くて、こういうときあんまりお話なんぞできないのですが、
どうしても雨澤選手には、第2ステージで勝ったときにどれだけ感動したか伝えたくて、ちょっとだけお話しました。
きっと似たような話は、もっと私よりもロードレース愛の深いファンとか関係者の方々から聞いているだろうに、ちゃんと私の感想を聞いてくださったことが、なんだかとっても嬉しかったです。

そのあと、清水監督とも写真をとってもらってうきうきしていたら、グッズの抽選会でなんと雨澤選手が私の番号を引き当ててくれ、ブリッツェングッズが当たりました。

完全にテンパった状態で壇上にあがり、帽子とタオルをいただきました。

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いつもレース会場とかでお世話になっている観戦の先輩が、動画をとってくれました。
これ、その動画のスクショです。本当にありがとうございます。

抽選会コーナーが終わってから、当選した帽子に、雨澤選手にサインをしてもらいました。
今度はこの帽子もって、応援に行こうって思いました。


それから、もう終わるって感じだったんですけど、もう一目見たときからどうしてもどうしてもバーレーンメリダの監督と写真をとりたくて、とってもらいました。
なんかね!!すごくかっこよかったんだよ!
スマートで、笑顔がすてきて!!

そして、いざ解散となってから、この日通訳兼司会をされていた、マルコ・ファヴァロさんにもお願いして、ツーショットをとってもらいました。こないだ、ジロの解説もされていた方。ジロの解説をイタリア人の自転車レース関係者から聞けたのは、この方が日本にいたおかげ!

そんな感じで。
TOJが終わろうとしています。



でも、まだもうひとつ残っている!!!
これ!!!
t.co

毎月「私みたいな全然国内レースも選手も知らない人が、ここにいていいんだろうか」って思いながら参加している、国内レースや選手のお話を中心にしたイベントですが、だからこそ私は言う!
一年で一番、この回がはじめての人にとって聴きやすいよ!!
もうイベント本体への参加の申し込みは終わっちゃいましたが(申し込みは29日の24時までなので)、ニコニコチャンネルの会員になれば、栗村さんかのレースのお話は聞けます。
会員費が、月額500円なので、これ一回限りでいいやって人は500円でいいはず。
会員になると、一週間見逃し配信もあるので、この時間にPC繋げてみられないよーって人でも1週間は大丈夫!

ぶっちゃけ私、ジロよりもTOJのロスなので、このイベントがあってよかった。


まあそんなわけで、どんなわけだ?今日はいつもよりもとりとめのない。
感想文でした!
おしまい!

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