コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ゾンコランはすごかった!

ジロ・デ・イタリア2018、14ステージ。

今日は、フィニッシュ地点手前の約10kmが、ゾンコランという、はじめから終わりまでずっとずっときつい勾配の山で終わるステージでした。
平均勾配11.9パーセント。最大勾配はなんと22パーセント。あはは!!
狭いからなのか、もはやチームカーすらコース上に入れないので、監督とか銘菓ニックが、スペアバイク担いでモトに乗り換えて選手たちについていくという、すごい山。


もうずえっったいに、総合争いの日だと思っていたのですが、予想通り!
ラストはエース同士のガチンコのぶつかり合い、といった感じでした。


エースたちで、早々におくれちゃったのが、アルーとフォルモロ。
残り6kmくらいで、もう先頭からずるずると遅れていってしまいました。

この時点でEFドラパックのマイケル・ウッズが一人飛び出していたのですが、スカイのプエルスがひくメイン集団に吸収されていきます!
プエルスの後ろに、スカイのフルーム。その後ろが、現在総合1位の、ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ。
サンウェブのデュムランは、この集団の最後尾でついています。

残り5.2km
先頭のプエルスがペースをあげる!
この集団に残っているのは、プエルスとフルーム、イェーツ、エフデジのピノとライヘンバッハ、デュムラン、アスタナのミゲルアンヘル・ロペスバーレーンメリダのポッツォヴィーヴォ、ウッズ、モビスターのカラパス、の10人ですが、ウッズとカラパスは遅れていきます。


残り4.3kmで、ここでプエルスがお仕事終了し、続いて先頭に出たフルームがスピードをあげます!
ついていけたのは、ポッツォヴィーヴォ、イェーツ、ロペスの3人!

そしてフルーム、さらにスピードをあげて、後続を引き離す!!
ちょっと離れて追いかけるのは、ロペス、ポッツォビーボ、イェーツの順!

ちょっとだけ間をあけて、デュムランと後ろにピノが続きます。


残り3.5km
フルームが単独先頭!
12秒差で、イェーツが先頭でポッツォヴィーヴォとロペスの3人。
そのさらに10秒後ろに、デュムランとピノ。こっちはデュムランが引き続けています。

残り3.1km。
イェーツがスピードをあげて、ロペスとポッツォヴィーヴォを引き離します!

これで先頭がフルーム、約10秒後ろにイェーツになります!


残り2.5km。
ポッツォヴィーヴォが遅れて、イェーツを追いかける三番手はロペスのみに!

先頭はフルーム。
10秒後ろにイェーツ。
それから5秒ずつくらい離れて、ロペス、ポッツォヴィーヴォと続きます。

デュムランとピノはさらに遅れて、フルームから35秒くらい遅れています。


残り1.5km。
フルームとイェーツの差が、12秒!
でもイェーツがペースをあげた!
フルームもスピードをあげる!


残り1km!
フルームとイェーツのタイム差が8秒に縮まった!
そのままトンネルに突入!

そして、フルームがトンネルから出た!
すぐにイェーツもトンネルから出てくる!!

そのまますぐにもう一回トンネルに突入!!

もう一度トンネルをぬけた!
もうフルームとイェーツのタイム差は5秒もない!

フルームはシッティングで逃げる!
イェーツは腰をあげてふむ!

残り200m。
詰まらない……!
フルーム逃げる!勾配きつい区間で離す!

そして、カーブを曲がって、一度後ろを振り返ったフルーム。
両手をつきあげて、ガッツポーズ!
ゾンコランを制したのは、スカイのクリス・フルーム!!

2位が、6秒差でサイモン・イェーツ。

23秒差で3位がポッツォヴィーヴォ、4番24秒差のロペス。
ここ、いつの間にか逆転してた。こういうとこ、なんだか経験値の差っていう感じがしますね。
5位がデュムランで37秒差、6位がピノで42秒差で入ってきました。


総合順位!
1位は、ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツがキープ!
1分24秒差で2位がサンウェブのトム・デュムラン。3位がバーレーンメリダのドミニコ・ポッツォヴィーヴォで1分37秒差。
4位がグルパマ・エフデジのティボ・ピノで、1分46秒差。
そして、昨日まで総合12位だったスカイのクリス・フルームが、総合5位まであがってきました!
ただ、タイム差は、トップのイェーツと比べると、3分10秒。
まだまだ遠い……!
やっぱり動いた!

ポイント賞ジャージは、クイックステップ・フロアーズの、エリア・ヴィヴィアーニ。
山岳賞ジャージは、サイモン・イェーツ。
新人賞ジャージは、現在総合6位のアスタナのミゲルアンヘル・ロペス
モビスターのカラパスを14秒逆転して、ゲットです!

私、総合で誰に優勝してほしい、みたいなの特にないのですけれど、今日のフルームが単独で先頭になったときには、「まってましたぁぁぁ!!」みたいな気持ちになりました。

このまま終わるフルームじゃないよね!
タイム差では、イェーツが頭一つ抜いてますが、まだTTも残っているし、まだまだどうなるかはわかりません!そんでもって、デュムランがこのままで終わるとも思えない!
まだまだ、ジロはこれからさ!楽しくみよう!

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