コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

3級審判

今日は、JCFの3級公認審判講習を受けに行きました。

ロードレースについて、未だ曖昧なところに関して、ちゃんとルールをしっかり知りたい!って思ったから受けに行ったのですが、ロードの審判資格には、一緒にトラックとシクロクロスの審判資格もついてくるのですね。

もう、悲しいくらいトラック競技が全然わからない!!
あの小さな自転車競技場で、こんなにいろんなルールでたくさんの競技があるとは……!!

講師の方が「自転車競技場に行ったことある人います?」みたいに我々生徒に話しかけてくれましたシーンがありました。
つまりは、トラック競技見たことある?って質問ですよね。
まさか先生も、伊豆のヴェロドロームに行って、
「わー!斜めだー!!」
とだけ騒いで一分で帰った、本当に行っただけっていう人が混じっているとは思うまい。


お昼休みの時間に、講師の方がずっとトラック競技の映像を流してくれて、ときどき解説を入れてくれていたので、それでなんとか午後からの講義の細かい各トラック種目の内容に関してもなんとかついていけた、という感じでした。

トラック競技の時間がおわり、ロードとシクロの話。
改めてロードレースのルールみたいなものを学んでみると、トラックに比べると緩めというか、より現場の裁量にまかされる部分が多いみたいで、やっぱり外を走ってるから臨機応変さが求められるんだなとなんとなく思いました。
基本はヨーロッパを意識してUCIルールはできているけど、日本は気候も道路の状況もコースとして使用できる道路の距離も違うしね。


とは言っても、やっぱり競技は競技。
そして、ロードは危険な競技。
審判として関わろうという人に教えてくれる内容なため、大事なルールと同時に、いろんな審判業務の内容とかを教えてもらえるのですが、
「本当に私にこれができるんだろうか……」と不安になる内容ばかり。

私、もともとぜんっぜんスポーツと関わらないように人生を過ごしていたので、自転車に限らず、実際にスポーツの大会運営に関わったことが一切ありません。
たぶん最後にそういうのに関わったのは、小学生の時に偉い人にお茶出したのが最後だと思います。

部活もずっと文化系だったので、いわゆるスポーツの公式大会とかに出たこともありません。
最後に大会と名のつくスポーツ系のものに出場したのは、大学生のときのゼミ対抗ソフトボール大会ですが、バットを持って写真をとったこと以外、何もしていなかった気がします。

だからまあ何が言いたいかというと、ここまでスポーツの大会といういものに関して、まったく関わってこなかった人間が、果たして講習を受けたとはいえ、現場にいって役に立てるんだろうか、と思ったのです。
なんとなくレースの現場の空気感がわかってる前提の人じゃないと、役に立てないんじゃないかって気持ちがひしひしとしました。
実際に資格とれても、レース現場で迷惑しかかけないのでは……。


と。
そのとき、講師の方がいいました。

「あとは、アナウンサーという業務があります。要はアナウンスメントとかですね。声に自信がある人は立候補してください」


それだぁぁぁぁぁぁ!!



実際にどういう流れで、誰がなんの審判業務をやるのかわからないまま、そこだけで盛り上がってどうする、という感じなのですが、
これなら!!これならもしかしたら!!私みたいな人でも、レース運営のお仕事のお役にたてるかも……!!
と、まあそんな感じで、一縷の希望を得て帰ってきましたとさ。


家に帰ってから、いつものように自転車関係のネットニュースを見ていました。
そうしたら、今までほぼ素通りしていたトラックレースのニュースに関して、「あ、今日習ったあのレースだ!」ってわかって、なんだかそれだけで嬉しい気持ちになりました。
実際、リオのときにトラックのルールを調べようとしたけど、難しいし種目もたくさんあってわけわからず、途中で投げちゃったんですよね。
今日3級審判講習を受けなかったら、おそらくこの先も種目すらよくわからないままだったと思うので、それだけでも、今日行ってよかったと思いました。


あ、合格したよ!

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