コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ジャパンカップ2017 フリーランの報告

終わってしまったジャパンカップ2017!!
雨のせいか、それとも去年よりも過密スケジュールだったせいか、全体的にものすごく体力を消耗しましたが、感想としては、あまりにも全体的に現実味のない四日間でした。



ちょっとずついろいろ書いていこうと思っているのですが、まずは多くの方に心配をかけた、フリーランの報告から。

えーと。
とにもかくにも雨でした!!

なんかもうほぼずっとこれに尽きるのですが、宇都宮は金曜から日曜までずっとずっと雨で、当然土曜の朝に行われたフリーランも雨でした。
まず、レース会場にたどりつくまでが、大変でした!
実際に自分で運転したりして行かれたことがある方からすれば「え?そんなにややこしい道じゃないよ?」って思うと思うのですが、私前回バス移動で全然道を気にしていなかったものでして。
駅からずーっとまっすぐに自転車を走らせて、どっか途中で右に曲がれば着くっていうのはわかっていたのですが、
そのどっかの曲がり角がどこなのか非常に不安!!!

スマートフォンの地図を見ながら移動したものの、雨だからあんまり取り出したくなくて、結局曲がり角がくるたびに止まって、追い抜いていくロードバイクの方の進行方向を見て「よし、まだ曲がらない!!」って感じで、会場までたどり着きました。

受付に着いたのは、8時10分くらいでしょうか。
ゼッケンと安全ピンをもらって、ドイターのカバンにつけました。
フリーラン開始が9時で、その20分くらい前に出発地点に並びだしたのですが、前に行く勇気はなかったので真ん中くらいにいました。
案の定、クロスバイクの参加者なんてほっっっっとんどいなかったぜ!


そしたら徐々に現れる、選手たち!!
雨だからこないとおもってた!
すぐ真横を通り過ぎていった、トレック・セガフレードのジャスパー・ストゥイヴェンが、思っていたよりもとっても大きくてちょっとびっくりしました。

そしていよいよスタート!


さあ、たくさんの選手たちと走れる、夢の時間のスタートだ!!


が。
そんなに甘い話ではなかった。


話す話さないのレベルではなく、スタート地点で前方に位置どりに行く選手たちの姿を見送ったのを最後に、どの選手もまっっったく見かけませんでした。


はっはっは。
まあ、大方の予想通り、あっと言う間に遅れまして、私。
選手の背中すら見えませんでした。

そんなわけで、どんどん山で抜かされつつ、自転車から降りて歩いている人を横目に「絶対に降りない!!」ってそれだけを決めて、一人でペダルを回しつづけました。
古賀志の山頂間近のところでは、たぶん運営側のスタッフの方が、「このカーブを曲がれば山頂だ!がんばれ!」って背中を押してくれました。

下りは雨だから慎重に下りましたが、私、運動神経皆無なくせにスピードに対する恐怖心がほぼないので、何人か抜きました。
でもそのあとの平坦でまた抜かれたけど。


そんな感じで、えっちらおっちら走って行き、平地がそろそろ終わってまたちょっとずつ登り下りのアップダウンになるぞってときに、
選手たちが反対車線を走って、帰って行くところとすれ違いました。

「ああ、帰るんだなあ……」と思って見送っていると、その中でキャノンデールの選手たちが、すれ違う私に向かって手を振ってくれました。

やさしい。
一気にキャノンデールチームに対する好感度があがりました。



えっちらおっちら走っていると、となりに運営の車が横付けされました。

レースの人「あの、9:40から次のレースの人たちが並びますので!」
私「はい」(←今が何時か確認する、という思考にたどり着かない)
レースの人「……」
私「……」
レースの人「……気をつけてね!」
私「はい!」

そうして、運営の車が私のとなりを通り抜けていきました。
救護車も通り抜けて行きました。

救護車に抜かされるってすごいな、って思いながら見送りました。

最後の1kmくらいは、となりにずっと運営のバイクの方がついていてくれて、
「よし、じゃあここでギアをあげて、そこで踏む!よしいいぞ!」
と、つきっきりでアドバイスと励ましをもらいながら走りました。


もう次のグループがスタート位置についていたので、フィニッシュ地点を通り過ぎることはできませんでしたが、レース会場まで戻ってきたとき、バイクの方が最後に「よし!完走だ!」と声をかけてくれたので、一応完走ということに自分ではしました。

だから、まあ、多分、最後尾だったよね!!!
本当にスタッフの方、迷惑をかけてごめんなさい。

フィニッシュ地点は通過できませんでしたが、一応最初から最後まで、一度も足をつくことはなく、走ることができました。
小さな小さな達成感。

次のレースのスタート、遅れてなかったかな。それだけが心配です。


しかし、のろのろと走っていた私が言っていいことではないかもしれませんが、レースのコースを走るっていいですね。
「ああ、ここを走ってるんだ」って、実感としてわかると、日曜のロードレースの見やすさが全然違いました。

映像見ながら、あと何キロで山が来る、とかこのカーブが急だったとかが、自分の経験としてわかっているので、残りの距離とレース展開への予想がよりリアルで、見ていてレースの面白さが全然違いました。
今回がこんな調子だったので、次回のフリーランを申し込もうとは今の所思ってないですが、他の国内レース観戦の時とかに、事前に試走とかをすると、またレース観戦が面白くなるだろうなと思いました。


なので、まあ。


いろいろ、ごめんなさい!!
でも個人的には雨のなかでも挑戦してみてよかったと思っています!

ただ、たぶん来年は出ないと思います。
むしろ、その次のチャレンジレースやオープンレースを見たい。

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