コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2017 第20ステージ

ブエルタ、山岳ステージ最終日。
実質的な総合争いの最終日です。

ラストに、超級山岳アングリル峠が控えるステージです。


できた逃げは18人。
今大会ステージ優勝してるアラフィリップや、マルチンスキー、デニフル。
他にも、ニコラス・ロッシュや、ロメン・バルデ、アダム&サイモン・イェーツ、ヤン・ポランツェやルイ・コスタ等、ざっとメンバーをみて「逃げ切りあるな……」っていう感じの面々が入りました。


スタートしたあたりでは、かなりしっかりした雨が降っていたのですが、徐々に晴れてきました。

追いかけるメイン集団は、総合1位のフルームを擁するスカイではなく、トレック・セガフレード
逃げ手段から、タイム差をほぼずっと1分に保ちつづけます。

総合順位をあげたいスカイ以外のチームからすると、本当はスカイにひいてもらいたいところ。
でもそれをしないということは、トレックは、ひいてはコンタドールは、今日ステージ優勝を狙っているという、明確な意思表示。


残り70kmくらいからは、このトレックのトレインにアスタナの選手も2人ほども混じって集団牽引をはじめます。


残り50km。
逃げとメイン集団とのタイム差が1分30秒。差がちょっと開き始めました。
ボーラもメイン集団の先頭を引き出しました。
そして、なぜかもう一列カチューシャが引き出します。
2列引き。

逃げ集団はは、本日一つ目の1級山岳へと向かって登って行きます。
まずはクイックステップのエンリク・マスがしかけて、ついてきたポランツェと二人で飛び出しました。
メイン集団も登り始めます。集団牽引はボーラにまかせ、トレックは後ろにさがっています。

また、雨が降ってきました。


残り40kmになり、先頭は、マスとポランツェのところに、ロットのマルチンスキーとモビスターのソレル、サンウェブのセーアン・クラーウ・アナスンの3人が合流。
メイン集団は、今度はバーレーンメリダがひいています。

先頭集団は、さらに増えて全部で11人。
マルチンスキーが先頭で、山頂を通過していきました。
メイン集団もやがて下りへ。
雨が、かなり降っています。


残り28km。
先頭が下り終わります。この下りで、また先頭集団減りました。
先頭3名、モビスターのソレル、ロットのマルチンスキー、サンウェブのアナスン。
中間スプリントポイントを通過し、次の1級山岳へと向かって行きます。

メイン集団はバーレーンメリダが下りで猛引き。
登りと下りで、大きく選手が減りました。
25人くらい?ザカリンがいない……。

下り終えて、次の1級山岳への登りで、今度はパンタノが前にでました。


そのころ、先頭集団では、下りでいったん離れた後続の選手がまた合流したり、また飛び出して人数が減ったりを繰り返しています。



残り24km。
先頭とメイン集団との差は、約50秒。だんだん、逃げから脱落した選手を吸収していきます。
ザカリンは、なんとか後ろからメイン集団に追いついてきました。

晴れ間が見えてきたけど、路面は濡れています。


残り22km。
先頭とメイン集団との差は、約30秒。
ここで、メイン集団からクイックステップのデラクルスがアタックをかけます!
メイン集団の先頭をひいている、トレックのパンタノは、とくに追いません。

そして、6人になった先頭ではバルデがアタック!山頂まで残り800m。
が、結局追いつかれます。
ちなみに残っている先頭集団のメンバーは、バルデ、アダム・イェーツ、サイモン・イェーツ、ソレル、マルチンスキー、アナスンです。

今度はソレルがアタック!
そのまま抜けて、1級山頂はソレルが単独で通過。
山頂は晴れてる!
下りに入ります。
数秒おくれて、追走の5名もおいかけます。
メイン集団は、その35秒おくらい送れて下りにはいっていきます。

路面、はやはりぬれています。
メイン集団は20人くらい。


すると、先頭のソレルが落車!!
危ない!この下り、危ない!

先頭は、ロットのマルチンスキーになります。独走中。

残り16km。
なぜか二バリが、メイン集団の最後尾にいます。ちょっと離されかけています。
あれ?路面悪いトリッキーな下りって、二バリの独壇場だとおもってたんだけど、どうしたんだろう?

そしてこの下りの真っ最中、メイン集団からコンタドールが前にあがっていきます。
それに先駆けて、パンタノが先頭で飛び出しました!
と、さっき前に飛び出していたデラクルスが転んでる!!?
思わず「え?」と横を見るパンタノ。
わああ!よそ見しないで!!


残り12km。いよいよラストの登り口。
先頭は、ロットのマルチンスキー。
先ほど引き離された元先頭集団の選手が、各自ばらばらと追走しています。落車から復帰したソレルもいます。
そしてその後ろ!先頭から約1分後ろ!
パンタノと、そしてさっきパンタノに続いて飛び出していた、コンタドール!!
前からおちてきた、マスが合流しています。

あれ?ついさっきまで前でマルチンスキーを追いかけてたアナスンが下がってきた。
メイン集団では、サンウェブがメイン集団を引いているの、ケルデルマンのために、下がっていったようです。


コンタドールグループに、アダム・イェーツも合流しました。
って、ああ!マスがひいてる!クイックステップのマスが、スペイン人のマスが、コンタドールを引いています!

その中、パンタノが仕事を終えました!完全に足が止まります。力を出し尽くした状態。オールアウト。
今日の引きは、ほんとうにすばらしかった!
アダムも離れて、コンタドールグループはコンタドールとマスの二人に。

マスが引いてるー(泣)


残り9.3km。
先頭のマルチンスキーと、コンタドールとのタイム差は30秒を切りました!
コンタドールは、前から降りてきた今度はサイモン・イェーツと合流。
あああ!サイモンも、コンタドールを引いてる!

そして前にいた、ソレルとバルデを吸収しました。

残り8.5km。
マルチンスキーが見えてきた。
自ら先頭を走る、コンタドール!!
サイモンがその勢いについていけず、遅れて行きます。


残り8.3km。
追いついたー!!!!
コンタドール、先頭!!!

ああ、そして一気にスピードをあげていくコンタドール
がんがん踏んでる!!

メイン集団は、約40秒後ろです。サンウェブからスカイの引きにかわりました。


残り6.8km。
どんどん勾配が厳しい区間につきました。
マルチンスキーが脱落していきます。

先頭に残っているのは、コンタドール、マス、ソレル、そしてバルデ。


そして残り6.4km
コンタドールがペースがあげる!!
一方メイン集団は、バーレーンメリダの引きにかわります。


残り6.0km。
バルデもマスも脱落していきます。

残ったのは、コンタドールとソレル。

と、いったんコンタドールが失速!
観客にあたったか?
ソレルは、後ろを見て待ってる!!?
立て直して、またコンタドールが先頭になります。


残り5,7km。
メイン集団は、ペリドッティが引いています。
タイム差は、約40秒。


残り5.5km。
ここまでついてきたソレルが止まりました!

コンタドール、単独先頭!!

メイン集団とのタイム差は45秒!
メイン集団は、もう8人くらいしかいません!


残り4.8km。
メイン集団とのタイム差を、1分までひろげるコンタドール!!
メイン集団からは、クライスバイクがアタックをしかけます!
コンタドールは、山羊の散歩道区間にはいりました。
きつすぎて山羊しか登れないといわれている区間
でも全然ペースが落ちていません!


残り4.2km。
メイン集団と1分17秒差。
この時点で、現時点の総合3位のケルデルマンと、コンタドールのタイムが並んだ!

メイン集団では、ザカリンがアタック!ケルデルマンがチェック!!

残り4km。
コンタドールがペースを落とさずに登っていきます!!
1分遅れてクライスバイク。
そして、1分20秒おくれてメイン集団!

残り3km。
このあたりから、また激坂区間!18パーセントから24パーセントとかの区間です。
クライスバイクが、約55秒後ろです。ペースをあげているクライスバイク。
1分20秒遅れて、二バリのアシストであるペリゾッティがひくメイン集団です。

ここからまたダンシングであげていくコンタドール!!
お客さんが多すぎて怖いよ!!警備員さんがものすごい勢いでお客さんをかき分けているよ!
ただ、みんなコンタドールへの声援を送りたくてきている人たちばっかりだというのはわかる!

メイン集団は、ザカリンが先頭に立ちます。
現在総合4位のザカリン、まだまだ総合順位アップを諦めていません。

メイン集団がクライスバイクに追いついてきました!
あああ!!二バリが遅れる!!


一方先頭のコンタドール
残り2.1km。一番きついところはすぎました!ダンシングで登っていくコンタドール!!

メイン集団ではフルームが先頭でペースをあげた!ポエルスがすかさず前にでる!
ザカリンやケルデルマンが置いていかれ、フルームはポエルスと二人でコンタドールを追走します!


残り1.8km。
コンタドールとフルーム&ポエルスとのタイム差は、約1分!
フルームからちょっと遅れたところに、ザカリン。さらに後ろにケルデルマン。
二バリはそのもっと後ろ!ペリゾッティが引いています。


残り1,3km.
コンタドールとスカイとのタイム差36秒!迫ってる!
がんばれ!がんばれ!コンタドール!!


残り1km!
タイム差27秒!思わず振り返るコンタドール
もうちょっと!もうちょっとだから!

その後ろのザカリンは、フルームたちの10秒ちょっと後ろです。


コンタドールが登りを終えて、ゆるやかな下りにはいります。
後ろを振り返る。まだいない。


残り600m。
後ろではフルームがポエルスの前に出ました!


残り250m。
コンタドールとフルームとのタイム差26秒!
コンタドールは、ジャージのチャックを右手であげて、一瞬だけ振り返る。

残り100m。
右手でお客さんを煽るコンタドール
そしてそのまま両手を離し!
右手で胸を二回叩いてからの、バキューン!!!!


トレック・セガフレードアルベルト・コンタドール、競技人生最後の山岳ステージで、
ステージ優勝!!!

ついでに、今年のブエルタで初めてのスペイン人勝利

うああああ!!コンタドールすばらしいぃぃぃ!!
ものすっっっっごくかっこいい!!!!!
残り10kmくらいからずっとうるうるしていたのですが、いざステージ勝ったらもうだめだずっと涙が……。



今日はどんなに言葉を尽くしたってこのレースの素晴らしさは伝えられない。
ツールDVDに入る総集編じゃ満足できそうにない。
このレースだけフルのDVD出してくれ。買うから


コンタドールの次に、スカイのポエルスとフルームがゴール。
これで、フルームは、ツールとブエルタのダブルツールを決めました。

これもこれで、素晴らしい!

フルームは、ポイント賞も複合賞も持って行きました。
山岳賞は、キャノンデールのヴィレッラ。

総合2位は、本日遅れたもののなんとか死守した二バリ。
3位は、今日がんばって、ステージ4位でゴールしたイルヌール・ザカリン。
そして、総合4位はコンタドールがランクイン!
5位はラスト遅れてしまったケルデルマンでした。


ぬあー。まだなんかぼうっとしてる。
こんな素晴らしい走りがあるなんて。
こんな物語みたいなステージがあるなんて。

明日はセガフレード行って、おっきなグラニータ買う。

ああもう!
まだ涙が溢れてくる!
本当に本当に、本当にすごい走りだった。

おめでとう!
そして、本当にありがとう!アルベルト・コンタドール!!!!

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