コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

全日本自転車競技選手権大会ロードレース 2017 男子エリート と、みんなすごいなって話。

全日本自転車ロードレース2017、男子エリート!
Jsportsさんのイベントのライブビューイングで見てきました!

1周14kmのコースを15周する周回レース。
中継は、残り4周のところからスタートしていましたが、最初の1周目で大落車があったらしく、昨年チャンピオンのブリジストンアンカーの初山、そして同じくアンカーの堀、ナスブラーゼンの吉岡、ブリッツェンの岡、マトリックスパワータグの佐野、そしてニッポヴィーニ・ファンティーニの内間らがリタイア。


私でもある程度名前を知っている、優勝候補がたくさん……!



中継がはじまるちょっと前(残り5周)に、会場で映像が見られたのですが、そのときは逃げが4人、それを追うメイン集団というような形だったのですが、中継が始まったときには、いつのまにかメイン集団からトレック・セガフレードの別府が遅れていました。


何が起こったのだろうか。
いまだにわからず。


中継がはじまってからは、前の4人の逃げが潰されて、そこから逃げたくても逃げられない、みたいな逃げの潰し合いのような状況が延々と続きました。この先頭かつメイン集団が、25名。
ですが、レースが進むごとに、ぽろぽろと少しずつついていけなかった選手がこぼれていきます。
そしてそれを、ひたすら後方から追い上げ、抜いていく、フミこと別府史之


そのうち、集団の前方で3人の逃げができます。
ブリジストンアンカーの鈴木龍、シマノレーシングの湊涼、そしてイナーメ信濃山形の森本誠。

残り3周(42km)
逃げは3人。
それを追いかけようと、メイン集団から出てきた追走グループがこれまた3名。
チーム右京の畑中勇介、マトリックスパワータグの土井雪広、レオモベルナーレの才田直人。

その後ろから、またばらばらになったメイン集団があがってきます。
そこからさらに30秒くらい後ろに、別府。


先頭は、追走が速度をあげ、先頭に合流し6人のチームになります。
でも、しばらくしてが才田が遅れて、先頭は5人になります。

一方、後方では、メイン集団の中で形成されていた、ニッポの小林マリノ、シマノの西村や秋丸がいる6人くらいのグループに、フミが追いついてきました!

ただ、このグループはさっきのメイン集団の後方にいた選手が集まったグループ。
まだ前にたくさん(といっても、計算上10人前後かな?)いて、そのさらに前に、先頭グループがいるのです。
別府のグループは、別府、小林、西村、秋丸の4人を中心に、前からこぼれてくる選手を拾ったり、抜いたりしながら、スピードをあげていきます。



先頭では、5人できれいにまわって逃げていたのですが、だんだんアンカーの鈴木龍がまわらなくなりました。
だんだんギクシャクとしてくる、先頭グループ。


すると、先頭から畑中が飛び出しました!
まだ、ゴールまでは30km以上あると思うのですが、一人で逃げていきます。

残り4人が追いかけているのですが、畑中がすごいアタックなのか、それとも追走が牽制しつつなのか、どんどん畑中が前に行きます。
と、この追走に、後ろからシマノの入部が追いついてきました!!


残り2周(28km)
先頭はチーム右京の畑中勇介が独走中。
約26秒遅れて、追走グループ。
この後ろ、先頭から50秒遅れで、また数人の第二追走グループがあり、ここにブリッツェンの雨澤、ニッポの小石、シマノの木村とかがいます。
そしてその後ろ、先頭から1分20秒遅れたところに、別府や小林の集団があります。

と、畑中の後ろの追走グループから、入部が一気に飛び出した!!!


前方の畑中の場所を目指していきますが、畑中はスピードを緩めません。
合流して二人でまわったりするつもりはないようです。


一方、追走集団に、そのもう一つ後ろの第二追走グループが追いついてきました。

先頭が畑中、40秒遅れて入部、その約34秒後ろに土井や雨澤がいる追走グループ。
そのさらに後ろに別府のいるグループがありましたが、ここもまた前の集団に追いつきました!
そしてさらに、入部が畑中には追いつけず、後ろの土井のグループに吸収されていきます。

先頭の畑中と、それを追うメイン集団という構図へ。
メイン集団では、何度かアタックがかかっている気配はあるのですが、なかなか決まる気配は見えないです。


そして、畑中が一人で逃げたまま、最終ラップに入っていきます。残り14km。
畑中、ずっと勢いが衰えません。TTポジションキープ。
先頭の畑中から1分58秒遅れて、追走集団が現れます。
先頭を引くのは、トレックセガフレード別府史之
タイム差、約2分。かなり、畑中が有利です。


しかし、追走だってまだまだ動いてます。
何度かアタックが繰り返されている中、別府、西村、入部の3人が追走集団から飛び出します!
アンカーの石橋もついていこうとするのですが、追いつけず。

さあ、ここで3人で猛追をしかけるか!
と思いきや、ここで別府が遅れる!映像はなかったのですが、落車をしたようです。
立て直して走り出したようなのですが、機材に影響があったらしく、ほぼ足がとまってる映像が映ります。
すぐに後ろから追走集団が追いつきてきて、別府を吸収。

しばらくして、追走から今度はニッポの小林とシマノの木村が前にジャンプアップして、シマノの二人に追いつきます。


先頭が畑中。
追走が4人。ニッポ小林、シマノの入部、木村、西村。
その後ろに土井選手たちがいる大きな追走集団です。



そして、ゴールポイントに畑中が帰ってきました!

両手で力強いガッツポーズ!圧勝!独走勝利
チーム右京、畑中勇介、2017年全日本チャンピオン!!

畑中選手、そのまままっすぐ自転車を家族のところに走らせ、奥さんの絹代さんと娘さんを抱きしめました。
うるっときた。


さあ、でもレースは終わっていません。
2位争い!
前の4人の中で、ちょっととびだしていた入部が、先頭で登ってきました!
後ろから、シマノが2人、その後ろに小林。しかしその小林を抜いて、別府と鈴木龍があがってきました!
あ!フミ、自転車の色が違う!あのあと、自転車変えたんだ!?
ってことは、さっき映ってた映像のあと、交換のために追いついてきた追走グループからも遅れて、そこからここままで追いついてきたってこと!!?すごすぎる。


先頭の入部がペースを落とし、木村、西村、鈴木、そして別府の争いへ!
若干シマノの二人が有利か?と思いきや、その二人の左側、別府がものすごい勢いでスプリント!!
そのさらに隣で鈴木もスプリントをかけてますが、別府が圧倒的!!

あっという間に勢いをつけて、トレック・セガフレードの別府が2位!
3位がシマノの木村!4位同じくシマノの木村。5位が鈴木龍でした。

別府は、ウェアの片側が、かなり破けていました。
あのタイミングで落車をして遅れてしまっても、そして1位をとれないことが確定してからも、最後の最後まで全力で戦ってる姿は、すさまじかったです。ラストのスプリント、鳥肌たった。
トップ選手の気迫を見た思いでした。


畑中選手の30km近くの独走勝利も本当に素晴らしかったし、2位のフミもすごかった!
そして3位のシマノの木村選手は、去年に続いての表彰台らしい!
それもそれですっごい!!


日本人選手、全然わからないし、去年も全日本は映像では見ていなかったので、正直レース展開がわかるのか不安でしたが、すごく面白いレースでした。



そうそう。
この全日本の中継、まだオンデマンドでも見られますけれど、この実況・解説を、実はスカイツリーのふもとのオープンスタジオで、イベントとして観客の前で生でやってくれていたので、私はこの実況・解説を目の前で見ていました。
サッシャさんと栗村さん。
めちゃくちゃかっこよかった。

普段聞こえている声の後ろで、あんなにいろいろ次に向けて動いて考えて調べてってやってたんだって思いました。
特にサッシャさん。
栗村さんの解説を聞いて、相槌をうち質問をしながら、レース映像も見つつ、同時に次に伝えるべき情報を調べてるの。
あ、いや、もちろん栗村さんも一瞬でレース状況を把握して想定して話し出すのすごいなって思うんだけど!
自分が普段声の表現の勉強をしているだけに、サッシャさんは輪をかけて、こう、技術職って感じがしました。

私も普段、海外レースのレポートブログ書くときは、スタートリストと、レース公式と海外自転車ニュースサイトのテキストライブを表示しつつ、各チームのツイッターを流し見て、チクリッシモを片手に書いてますが(なんで素人がこんなことしてるかって言うと、全部同時に見てた方が早く書き終わって早く眠れるから)、文章を書くのと、そのままとっさに組み立てて話し続けるのでは、難しさの次元が違う。


あの生放送の緊張感の中、実際に放送にのっているお二人の声はすごく和やかでした。
いつも見ているのと変わらない、楽しそうな実況と解説。



レース内容も、ベテランすごいって感じでしたけど、
実況・解説の二人も、ベテランすごいって感じでした。

でもそれが感じられたのも、細かい内容はわからないけど、周りにいたJsportsのスタッフの方が、技術や進行やらで、それぞれの仕事をきっちりこなしてたからなんだろうな。
そもそも、お客さんに見せながら、いつもと違うスタジオで、いつもと同じように実況・解説をつけて映像を届けるってことがすごいんだもんな。


なんかもう何を書きたかったのかわからなくなってきたぞ。
とにかく。

全日本、すごい戦いを見せてくれて、選手もスタッフもJsports関係の人も、みんなみんなありがとうってことです!

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