芝居のワークショップの飲み会
今日は、以前出演させてもらった劇団の、ワークショップに行ってきました。
ワークショップというのは、芝居関係だとよくあるのですが、なんというの、体験学習みたいなもの、と私は思っています。
1日くらいが多いのですが、一緒にエチュードと呼ばれる即興劇(「テーマ『披露宴』で!用意スタート!」とかいきなり言われて、役も台詞も細かい設定も全部、役者同士のやりとりで積み上げて芝居をつくる稽古)をしたり、10分程度の台本を使ってお芝居をする稽古をしたりします。
いろんな種類があるのだけど、劇団が主催するワークショップだと、だいたいオーディションを兼ねてたりする場合が多くて、「次回公演に出たいなーって思ってたら、一回参加してみてね、芝居の傾向が合いそうだったら次のオーディション応募してみてください」みたいなパターンとか、もっと直接的に「このワークショップの中で次回公演のオーディションやります」って直接的なパターンとかがあります。
1日とか2日、一緒にワークショップを通じて稽古をし、劇団の人たちと作品づくりをしてみて、ここから一ヶ月とか数ヶ月かけて、一緒に芝居を作れる相手かをお互いに様子見するのですな。
以前その劇団さんに出させていただいたのは、もう三年くらい前なのですが、先日劇団の方に「次やるなら、出たいです!」という話をしていたので、「じゃあワークショップで久々に一緒にお芝居づくりをしてみましょうか」という話になって、ワークショップ参加してきました。
で。
そのあと、参加者と劇団員で飲み会があり、結構楽しい飲み会で、初対面の人ともいろいろお話しできたのです。
そしたら、
その中に1人、栃木県の那須出身の方がいたのです。
思わず「ジャパンカップ知ってます?!」って言ってしまったのですが、
サイクルロードレースのことを、全然知らない方でした。
栃木って、日本有数の自転車レースの知名度が高い県だと思うのですよ。
だから、勝手に、栃木の人はみんな自転車レースを知ってるだろうと、思い込んでいたのですね。
でもまあ、興味なければ、知らない人はいるのですよ。
わたし、思いました。
わたしは、イタリアのバーに行ったら、ほぼ全員コッピやバルタリを知ってると思ってたんだけど、
それはやっぱり偏見なのだろうか。
こーゆーのって、わかんないよなぁ。
この先、いつかイタリア人に会う機会があったら、「コッピ知ってる?」って聞いてみよう。
そのあと、その栃木の方がいい人で、
「ロードレース観戦がお好きなんですか?どんなところが好きなんですか?」
と聞いてくれました。
喜び勇んで、ロードレースの話をしました。
主に、2015年ジロ・デ・イタリアの16ステージで、コンタドールがパンクで遅れたあと、アシスト選手がだれもいなくなり、途中で他チームのアントンに助けてもらいながら、山岳で怒涛のごぼう抜きをしたときの話をしました。
一生懸命話したら、一生懸命話を聞いてくれて、「すごい!」って感動してくれました。
ロードレース好きな人と、いろんな話をするのも楽しいけど、
知らない人に、わかるように面白さを伝えるのも、とっても楽しいなと思いました。
でも、夢中になって独りよがりになってはいけないから、そこだけは気をつけなきゃな。
相手にわかりやすく、伝える。
大事。