パリ〜ニース 2017 第4ステージ
本日は、ITT!個人タイムトライアル!
前半は平坦、最後の3kmが山岳。
これがすごく面白かった!
中間計測が、登り口の一箇所だけなので、
登りが肝なのにもかかわらず、最後まで全然わからない!!
短いタイムトライアルなのに、もうハラハラした!!
今日は、BMCのリッチー・ポートの調子がふるわずいいタイムが出ない中、トレック・セガフレードのコンタドールが、すごくいいタイムを出して、優勝候補たちのなかで最初に暫定1位になったのです。
なんかね、笑顔でゴールしたように見えた!
でもそのあと、モビスターのエース、ゴルカ・イサギレ・インサウスティーが、中間計測でコンタドールよりも速いスピードで通り過ぎます。
ゴール付近、コンタドールのタイムを上回るかギリギリで、どうなるか!!ってなって、
結局1秒差でコンタドールに届かない!
そしたら、次は、ロット・ソウダルのトニー・ギャロパンが、これまた中間でいいタイム出して、またまたゴールが見えてきたらギリギリコンタドールを上回るかどうかってなったら、これまた1秒差でコンタドールに届かず、暫定2位!
おお、もうコンタドールで決定か!って思ったら、
現在新人賞ジャージを活躍中の24歳、エティックス・クイックステップのジュリアン・アラフィリップが中間計測で1位をたたきだし、登りでも怒涛の迫力で登ってきて、
コンタドールに17秒差をつけて、1位でゴール!!
おおお!!圧勝!!
思わず拍手してしまった!!
アラフィリップ、登りが強いってイメージはありましたが、TTもこんなに速かったんですね。すごい!
アラフィリップは、今日の勝利で、昨日までの新人賞ジャージだけでなく、総合リーダージ
ャージもポイント賞ジャージもとりました!
一人でこんだけ一気にとると、まるで第1ステージ獲ったみたいな賞ジャージの取り方ですね。
ただ、今日のステージ優勝はアラフィリップですが、忘れてはいけないのは、コンタドールの登りです。
中間計測で、アラフィリップは1位。コンタドールは中間計測では、アラフィリップより27秒遅れていました。
でもゴールでは、そのタイム差は約10秒縮まっていたのです。
ということは、3kmの登りでコンタドールはアラフィリップよりも10秒早く登ったってことなのです。
そう考えると、残りの山岳ステージが、わくわくしてきますね!
もっと長い登りになったときに、アラフィリップがどんな走りをするのか。
コンタドールが、この3kmで見せた圧倒的な登りを、長尺で見せてくれるのか。
あと、これだけTTをはやく走れる、山岳得意な選手ってなると、
アラフィリップのこれから先どんな選手になってるいくのかとかも、すごく楽しみになってきます。
平坦と山岳を組わせたTTって面白いな!
一個のレースで、これから先の想像が延々とふくらんでしまう。
明日からも楽しみ!!どきどき!