コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

ジロの放映権

夜、衝撃的なニュースがツイッターを走り抜けました。

「Jsportsが、ジロ・デ・イタリアを放映しない」


なんですとぉぉぉ!?

慌ててJsportsの、年間スケジュールを見てみると、
……本当だ。ジロが、いない。
それどころか、
ミラノ〜サンレモも、ロンバルディアも、はたまたツール・デ・フランドルでさえいない!!?

えええ!?モニュメント、半分も見られないの!?
ジロ、100周年だよ!!?私、100周年のジロ、映像見られないの!?


去年一年レースをおいかけてみて、私はグランツールの中で一番ジロが好きになりました。
グランツールの中で、一番最初にあるレースで、シーズンがはじまって間もなくなので、ツール後半やブエルタに見る「これで結果残せなかったら、今シーズン終わりだ……!」っていう、選手やチームの追い詰められた感じがそんなに伝わってこなくて、応援する側としてものびのび応援できる気がして好きなのです。

なのに。
どうしよう……。


こうなったら、海外の自転車関係のサイトで、無料で見られるところから見るしかないのか、とか思ったのですが、

ジロってことは、きっと実況・解説は、イタリア語だよね!!?

英語なら、かろうじてレース実況くらいだったら8割なんとなくで言ってることわかるのですが、
イタリア語……。


ええ。確かに数年前、イタリアに旅行に行きましたよ。
そのとき、決まりのあいさつや、数字のほか、少しだけイタリア語を覚えて行きました。

ピザの具と、ジェラートの種類だけ。


きのことか、なすびとか、ヘーゼルナッツだけイタリア語でなんていうかがわかったって、
自転車レース見るのに何の役にも立ちません。



どうしよう。
でも、迷っていても何にもなりません。
とりあえず、日本語解説がなくても、ジロを楽しむにはどうしたらいいか。


イタリア語での、自転車用語を学ぶしかありません。


とりあえず、都内のイタリア語教室をネットで探し出したものの、
「これはペンです」「あのお店は何時からやっているのですか?」とかがイタリア語で話せるようになったって、
レース見るのには追いつかない!
自転車レース見る人用の講座、みたいなものも、昔はあったようなのですが、今年のカリキュラムでは見つからず……。


そうだ!とりあえず、イタリア語の辞書だけでも買いにいこう!
と、会社帰りに、最寄りの本屋さん二箇所よりましたが、どっちも置いてませんでした。
たぶん、売り切れたんだ!あの、外国語辞書棚の空いた枠には、イタリア語の辞書があったんだ!
私同様にイタリア語の辞書を買い求めたロードレースファンが近所に住んでるんだ!


ううう。
どうすれば。


大混乱のうちに家にかえって、いろいろ調べたり、教えてもらった結果、
どうやらですね。
Jsportsではなくて、別の会社が、ジロやフランドルや他のイタリアのレースの日本での放映権を獲得したようなのです。


その名も、DAZN。
だ・ぞーん、っていうらしいです。
月額1750円で、スポーツ動画見放題?みたいなネット映像配信サービスみたいです。

とりあえず、この金額さえ払えば、見ることは確実にできるようなので、ひとまずほっとしました。
ネットで見られるだろう、は予測であって、確実なことを調べられるだけの経験値はなかったので……。


ただ、解説があるかどうかみたいなことは、書かれていません。
もしかしたら、イタリア語解説かもしれません。


……まだ、イタリア語は、数字とかあいさつはかろうじてわかるからけど、
フランドルの解説って、現地は何語だ?オランダ語?フランス語?
数すら数えられないぞ。


とりあえず、イタリアのレース用語で、
先頭、追走、メイン集団、逃げ、独走、アタック、エース、アシスト、トレイン、これくらいは、なんていうのか知っとかないと……。



……ん?

そういえば、半年前のリオのとき、
現地解説すらない状態で、私、スタートから最後までレース見て、レポート書いてましたね。



なんとかなる気もしてきた。



いやいやいや!でもやっぱり、日本語の実況・解説は、ほしいです!

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