コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

Jプロ 湾岸クリテリウム 2016

湾岸クリテリウムの、Jプロ予選とドリームマッチを見てきました!!
Jプロの決勝戦は、別件の予定があって見られませんでした……。

でもでも、すっごく楽しかったのです!!


Jプロの予選は3レースありまして、会場についたのがちょうど1レース目が終わろうかというところでした。
ちゃんと下調べをしていなくてレースの時間を考えず、ゆっくり都知事選の投票してから向かったので、遅くなってしまったのですね。
駅に下りて、会場の場所がわからず遠くを見やり、カーブを曲がる集団が見えたとたん、
一瞬でテンションあがって、日傘さしたまんま、会場に向かって走り出してしまいました。

ばか!私のばか!!
もっと早くついていれば!!


それで、予選の2組目から見られたのです。

そんでもって、いざ、Jプロの湾岸クリテリウム、予選の第2レースが、スタート!
数周目で3人の逃げ集団が生まれます。
チーム右京のプジョルが最初集団をひいて追いかけるかに見えるシーンが結構あったのですが、すぐに吸収できそうな気配があり、集団は宇都宮ブリッツェンの阿部選手のコントロールで、一定のペースで逃げを泳がす選択をします。

中盤くらいで、徐々に逃げの3人がスピードを落とし、集団に吸収されます。
そこでアタックをかけたのが、阿部選手!!

あっという間に、独走状態!
追いかけるかに見えた集団は、牽制が入ってしまい、差がみるみる広がって行きます。

これ、間が広がりすぎて、集団の後ろについてしまいそうな勢いだよ!!?

が、そのとき、集団で落車が!
今回のクリテリウム前方後円墳とか、松茸みたいな形をイメージしてほしいんです。
U字と、C字のカーブを組み合わせた、みたいな感じです。Uのカーブ以外のところが、直線で、一番標高(というほどの高低差はないのですが)が高いところが、U字カーブの頂点です。

U字のカーブの手前に、登りのゴールポイントがあり、U字カーブをすぎると下りになっているのですね。
で、下り終わったところがすぐにC字のカーブに入るので、ここが一番危ないのです。
今日は、降ったりやんだりの不安定な天気の日で、道路が濡れていたのもあるのかもしれません。
ここで、落車が起きてしまって、3人くらいの選手が倒れてしまいました。

半周よりももうちょっと差をつけていた阿部選手は、ここに入る時点で必然的にスピードを落とすことになって、
結果として完全に集団と1周差をつけることにはなりませんでした。
落車がなかったとしても、予選ですので、完全に1周差をつける感じにはならなかったかも、とは思いますが。


まあ、そんな感じで残り3周くらいを残した時点で、完全に阿部選手の1位通過は決まった感じでした。
ラスト1週は、ウィニングランみたいな感じになってました。

集団は、最後の下りから一気に勝負をかけたので、ものすごい勢いでC字のカーブに入っていきました。
勢いがすごかった!!


私のいた位置からは、ゴール地点でのスプリントがあったのかとかは見られなかったのですが(私は、U字の端っこの、Cのカーブにさしかかる手前で見ていたのです)、2位もブリッツェンの増田選手がとっていたようでした。
プジョルは、3位でした。


3組目は、序盤や中盤で大きな逃げがなくて、ずっと集団でいました。
なぜか出場していた監督の宮澤崇史さんが、レース序盤に集団の先頭で、笑顔でピースしながら下り坂を下っていってました。
すごい。

ラスト数周で、二人の逃げができます。マトリックス・パワータグのホセと、宇都宮ブリッツェンの堀選手です。
これがうまく機能して、二人の逃げ切り勝利でした!!
ちなみに、ピースしながら走っていた宮澤さんは8位で予選突破してました。
すっごいんだ、やっぱり。



そのあとが、いよいよスペシャルステージ、レジェンド対決でした!!

これは、10周しかないレースなのですが、過去に活躍された元有名選手が出られるので、私実はほぼこのレース目当てで行ったのです。
レース前に、一人ずつの紹介とコメントが、壇上でありました。
団長は紹介が最後だったのですが、団長が台にのぼると同時に、なんということでしょう。
ものすごい大粒の雨が降り出しました。

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そんで、団長が下りたとたんに、雨が止みました。
あらゆる意味ですごすぎる。


ドリーム対決は、スタートして最初は、宇都宮ブリッツェンの廣瀬GMが集団の先頭にたちますが、そのあと。なんと団長が先頭にたちます。
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廣瀬GMは、このあとの周だったか、クラウチングスタイル(サドルに座らず、トップチューブに座るスタイル。超危険)で下ってました。

レース中盤、紅1点の唐見さんが、一人逃げを決めます!
追うレジェンド達!が、ここで団長が遅れだします。
このあたりの攻防で一気に集団のスピードがかわったのですが、団長がその変化についていけていないのです。
実況の白戸さんの解説で、「トライアスロンには、こういったスピードの急な変化はないので、団長が不利かも」とおっしゃっていて、なるほどって思いました。
でも、団長は差が開いても、ずっと苦しそうに全力で走っていたのです。
それは、とてもかっこよかった!

残り2周くらいのところで、栗村さんが集団からアタックをしかけ、唐見さんの後ろにつきます!
集団が追いつきました!
が、残り1周。
今度はその栗村さんが、集団から遅れてしまいます。

そしてラストはスプリントバトル!!
宇都宮ブリッツェンの廣瀬さんが、スプリントを制し片手ガッツポーズでゴールイン!!


最後、遅れてゴールした団長が、息絶え絶えに、
「なにあれ……、はやすぎ……」って言っていたのが、印象的でした。



このあたりまでしか、ちゃんとレースを見ることはできなかったので、Jプロの決勝は見られなかったのですが、でも行ってよかったです!!

このクリテリウム、中央の島が小さいので、U字の端っこあたりにいると、下り見て、すぐに反対側にいって登り見るってのができたのですね。

下りがね、速いってわかっていても、何度か私「うわ!!」って思わず声が出てしまうほど、速いんです。
柵によりかかっているわけでもないし、万が一指していた日傘がレースの邪魔にならないように気を使っていたのですが、そうやって多少距離とって見ていても、びっくりしちゃうくらい、至近距離の下りのスピードは速かったのです。
そして、C字カーブが終わって直線に入るところもよく見られたのですが、なぜかここを通過するときに、カチカチ音がするんです。
最初、気のせいかと思っていたのですが、そのうちわかりました。

アチェンジ!!

ロードバイクに乗りなれている人なら、カーブ終わって直線の坂に入るって聞いたら、「そりゃギア変えるよ」って思うような、至極当然なことなのかもしれないのですが、私は普段ロードレース見ていて、ギアチェンジを意識したことほぼなかったので、
「あ、そっか、ギア変えてる!」ってそれなりに大きな発見でした。


やっぱり、自分の目で見て、肌で感じることで、わかることって大きいですね!
あと、実況の方も、私、もう本当に感動してしまったのですが、長くなるので、また今度にします!!





あ。
ちなみに、レース中、特にメモとかとってなかったので、
純粋に記憶だけを頼りに、夜にこのレース記事を書いてます。
一応リザルドだけは、間違いがないよう調べながら書いたのですが、もしレース展開がちょっと違ってたらごめんなさい!

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