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コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

CICLISSIMO(チクリッシモ)NO.51

先週発売されてまして、数日遅れて手に入れました。


ジロの特集がほとんど!
各ステージのレポートとか、山本選手へのインタビューとか、あともう、私がどうにか知りたいと思っていた情報をピンポイントで書いてあった、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語の、ロードレース会場で使えそうな簡単な語句とか、本当に見所がいっぱいあったのですが、

……まだ、あまり読めていません。


いつもいつも、同じページで手が止まってしまって、なかなか先にすすまないからです。

ページ数で言うと、10,11ページ。
砂田弓弦ギャラリーのうちの、一つ。

見開きで、大きく選手の写真が一枚と、そこに添えられた、短い文章。


写っているのは、ロードバイクを漕ぐ、バルディアーニの選手が一人と、となりにチームカー。
その両脚からは、血がしたたっています。
落車をして、それでもゴールを目指して走っている写真です。


サイクルロードレースに、怪我はつきものです。
だから、最初、10ページに書いて有る、日本語の文章を読んで、それから写真を見て、「ああ、痛そうだな……」とか思ったのですが、それでもとても、遠い感覚だったんですね。
何年も前に、そんな怪我をしたのかな、というような感覚でした。

そして、「いつの写真かな」みたいな気持ちで、日本語の文字のしたの、英字で記載された写真のデータを見ました。


先日の、ジロ・デ・イタリアの、最終ステージの写真だったんです。


なぜか。それが。
ものすごい、衝撃で。


私ね、ジロは、そりゃ全部完璧に最初から最後まで見ていたわけではないですが、
それでも初日からずっと順を追って、レースを見ていたのです。
毎日毎日、今日はどんなステージになるんだろう、って楽しみにしながら見て、特に面白かったレースはブログを書いて、そうやって追いかけていました。
だから一視聴者として、レースに寄り添っていたような気持ちになっていたのです。

もちろん、最終ステージで落車があったことは覚えています。
最後の最後でリタイアした選手がいたことも知っていますし、チャベスがそれで遅れたことや、山本も怪我をしたことを知っています。


だけど、そういう、私が知っていることと、
この一枚の写真と文章が私に伝えてくれたことは、あまりにかけ離れていました。


落車をして、怪我をして、それでもゴールまで、走る。

文章にすると、たったこれだけのことが、
どれだけのたくさんの思いを背負っていることなのか。



誰もが、私と同じ感想を抱くとは思いません。
私は、まだロードレース観戦をしはじめて1年にも満たないから、初めて自分がちゃんと追っかけたレースの落車にまつわる大きな写真を見て、衝撃をうけただけなのかもしれません。
普段レースなどを走らないから、レース映像での落車の痛みに対して、今まで反応が鈍すぎただけなのかも知れません。


けれどそんな私に、
この写真が、実際のレースの痛みや切なさを少しでも伝えてくれたのは、確かです。



読んでよかった。
大事に読もう。

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