コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

クリテリウム・ドーフィネ 第7ステージ

今日は、最終日です。
注目は総合争い!

ディメンション・データのカミングスがいい感じで一人で逃げていて、残り15kmくらいで4分30秒くらいのタイム差をもっていたので、そのままステージ勝利いけそうな気配がしていました。

カミングスに続く、総合勢がいるメイン集団は、エティックス・クイックステップがずっと長い間コントロールをしていたのですが、残り12km地点くらいで、ティンコフのコンタドールがアタック!!
エティックスは、ひくといつもプロトンのスピードをあげるトニー・マルティンがひいていたにもかかわらず、そこから一人で抜け出します。

スカイがチェックに行くのかなと思いきや、あれ。行かない。
しばらく、5秒差くらいの差でコンタドールプロトン間の距離ができます。

ようやっとスカイが動いて追いつこうとするのですが、コンタドールはさらにスピードをあげて引き離す。
もっかいスカイががんばる。またコンタドールがんばる。

……スカイ……あ、遊ばれているのか……?
がんばってアタックしたのを無理にあげているというより、アタックのチェックに来ている他の選手のスピードを確認しているように見えるコンタドール

そのうち、スカイのエースである、現在総合1位のフルーム自らチェックに行き始めます。
フルームの後ろに続く、BMCのリッチー・ポートと、アーデードゥーゼールのロメン・バルデ。

やっぱりフルームは強いですね。
何度かコンタドールスピードあげるんですが、すぐにチェックして、そのままスピードあげてコンタドールの前にでて、ゆるめたりとかしています。

エティックス・クイックステップダニエル・マーティンは、ここについていけず、ちょっとだけ遅れてしまいます。


そのまま最後の1級山岳を過ぎ、くだりに入ります。
コンタドールやバルデが交互に攻撃をしかけますが、フルームがすべてチェック。
リッチー・ポートは、ただ静かについていっている状態。
不気味っていうより、調子が悪く見えます。

総合勢が残り5kmを切ったくらいの位置で、ダニエル・マーティンが、他に追いかけていた選手と一緒に、フルームたちのグループに追いつきます。その一緒に追いついた選手の中に、ポエルスやランダ、エナオという、スカイのアシストがいて、みんなフルームの元へ。
フルームも強いけど、スカイはアシストも強い……。

後ろがわらわらまとまって走っているうちに、前方ではカミングスがゴール!ステージ勝利!!


ゴールは3級山岳を登ってのゴールになります。
2位以下になる総合上位陣がいる集団は、残り500mまで、スカイの引きでほぼ団子状態で登ってきます。

そして、そこでしかけたのは、エティックス・クイックステップの、現在総合4位のダニエル・マーティン!飛び出します!
バルデがそこに続く!
現在2着を争うリッチー・ポートはスカイに囲まれるような位置を走っていたせいか、前に抜けられません!


そのままダニエル・マーティンがステージ2位、バルデは3位!この二人は同タイム。
数人はさんで、フルーム、ポートが二人から5秒遅れ。


ダニエル・マーティンはゴールのボーナスタイムを6秒とったので、
リッチー・ポートを抜いて、ダニエル・マーティン3位入賞!
バルデは2位!
そして、総合優勝はフルーム!!


リッチー・ポートは4位。コンタドールは総合5位でした。


全体的にクリテリウム・ドーフィネは、山岳TTあったり、メインどころの選手がたくさん出ていたり、見ていて楽しいレースでした。
ただ、ツールの前哨戦という位置付けもあって、総合勢は見ていて「頑張って!!いまだ!負けるな、いけー!!」って心から思いにくいレースでした。ここでがんばって、ツールで疲れ切っていたら元も子もないですしね。
でもその分、ステージ優勝はどきどきして見られたなって思います。

ステージ争いをたのしみつつ、総合系選手の調子を見るって見方が、いちばんストレスなく見られるレースなのかなって、漠然と思いました。


さあ。7月は、いよいよ、ツール・ド・フランスがやってきます

それまでに。
わたし。
テレビ見る用の新しい枕買う!!

ジロで毎晩寝っ転がりながら変な姿勢でレース見ていたら、肩や首のコリや疲れがとっても大変なことになったので、
もっと中継時間の長いツールは事前に予防策をとってないと、体が保つ気がしません!!!

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