クリテリウム・ドーフィネ 第7ステージ
今日は、最終日です。
注目は総合争い!
ディメンション・データのカミングスがいい感じで一人で逃げていて、残り15kmくらいで4分30秒くらいのタイム差をもっていたので、そのままステージ勝利いけそうな気配がしていました。
カミングスに続く、総合勢がいるメイン集団は、エティックス・クイックステップがずっと長い間コントロールをしていたのですが、残り12km地点くらいで、ティンコフのコンタドールがアタック!!
エティックスは、ひくといつもプロトンのスピードをあげるトニー・マルティンがひいていたにもかかわらず、そこから一人で抜け出します。
スカイがチェックに行くのかなと思いきや、あれ。行かない。
しばらく、5秒差くらいの差でコンタドールとプロトン間の距離ができます。
ようやっとスカイが動いて追いつこうとするのですが、コンタドールはさらにスピードをあげて引き離す。
もっかいスカイががんばる。またコンタドールがんばる。
……スカイ……あ、遊ばれているのか……?
がんばってアタックしたのを無理にあげているというより、アタックのチェックに来ている他の選手のスピードを確認しているように見えるコンタドール。
そのうち、スカイのエースである、現在総合1位のフルーム自らチェックに行き始めます。
フルームの後ろに続く、BMCのリッチー・ポートと、アーデードゥーゼールのロメン・バルデ。
やっぱりフルームは強いですね。
何度かコンタドールスピードあげるんですが、すぐにチェックして、そのままスピードあげてコンタドールの前にでて、ゆるめたりとかしています。
エティックス・クイックステップのダニエル・マーティンは、ここについていけず、ちょっとだけ遅れてしまいます。
そのまま最後の1級山岳を過ぎ、くだりに入ります。
コンタドールやバルデが交互に攻撃をしかけますが、フルームがすべてチェック。
リッチー・ポートは、ただ静かについていっている状態。
不気味っていうより、調子が悪く見えます。
総合勢が残り5kmを切ったくらいの位置で、ダニエル・マーティンが、他に追いかけていた選手と一緒に、フルームたちのグループに追いつきます。その一緒に追いついた選手の中に、ポエルスやランダ、エナオという、スカイのアシストがいて、みんなフルームの元へ。
フルームも強いけど、スカイはアシストも強い……。
後ろがわらわらまとまって走っているうちに、前方ではカミングスがゴール!ステージ勝利!!
ゴールは3級山岳を登ってのゴールになります。
2位以下になる総合上位陣がいる集団は、残り500mまで、スカイの引きでほぼ団子状態で登ってきます。
そして、そこでしかけたのは、エティックス・クイックステップの、現在総合4位のダニエル・マーティン!飛び出します!
バルデがそこに続く!
現在2着を争うリッチー・ポートはスカイに囲まれるような位置を走っていたせいか、前に抜けられません!
そのままダニエル・マーティンがステージ2位、バルデは3位!この二人は同タイム。
数人はさんで、フルーム、ポートが二人から5秒遅れ。
ダニエル・マーティンはゴールのボーナスタイムを6秒とったので、
リッチー・ポートを抜いて、ダニエル・マーティン3位入賞!
バルデは2位!
そして、総合優勝はフルーム!!
リッチー・ポートは4位。コンタドールは総合5位でした。
全体的にクリテリウム・ドーフィネは、山岳TTあったり、メインどころの選手がたくさん出ていたり、見ていて楽しいレースでした。
ただ、ツールの前哨戦という位置付けもあって、総合勢は見ていて「頑張って!!いまだ!負けるな、いけー!!」って心から思いにくいレースでした。ここでがんばって、ツールで疲れ切っていたら元も子もないですしね。
でもその分、ステージ優勝はどきどきして見られたなって思います。
ステージ争いをたのしみつつ、総合系選手の調子を見るって見方が、いちばんストレスなく見られるレースなのかなって、漠然と思いました。
さあ。7月は、いよいよ、ツール・ド・フランスがやってきます
それまでに。
わたし。
テレビ見る用の新しい枕買う!!
ジロで毎晩寝っ転がりながら変な姿勢でレース見ていたら、肩や首のコリや疲れがとっても大変なことになったので、
もっと中継時間の長いツールは事前に予防策をとってないと、体が保つ気がしません!!!