コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

クリテリウム・ドーフィネ 第1ステージ

今日は、平坦ステージでした。
ゴールは、スプリンター合戦でした。

いろんなチームが、入れ替わり立ち替わり集団をひいてましたが、
最終的に、ブアニがいるコフィディスと、クリストフを勝たせたいカチューシャが前の方に出てきました。

そこから、はじまる。

全力の。

どつき合い。


どっちも体がばしばし当たっていたのですが、

とくに、コフィディスのブアニが、フタバスズキリュウみたいに首を伸ばしてクリストフに頭突きをしていました。
ブアニは、そのままの勢いでスプリントを制し、手でボクシングのパンチをするゴール後のパフォーマンス。


総合はみんな集団でゴールしたので、順位は動かず、コンタドールが1位のままでした。



うーん……。
今日のゴール付近みたいな走りは、正直怖かっただけで、あんまり見ていて楽しくなかったです。

もちろん、これまでにも体のぶつかり合いのギラギラしたレースは見たことあるんですけど、
それは、仮にアテレコするなら「3番手の位置は俺が走る!」「いや、俺が走る!」って、
走りたい位置にライバルがいるからぶつかっている、っていう感じの走りだったので、「をを、過激」とは思っても、怖いとは思いませんでした。

でも今日は、「てめえ邪魔なんだよ!!」「どけやおらぁ!!」って感じに見えました。
走る方向へのベクトルより、相手を排除したいっていうベクトルが強く見えて、っていうかもはや頭突き合い合戦をしていたので、
「怖い……」っていう気持ちになったんだと思います。


こういうの気持ちって、わたしだけなのかなあ……。
特に、男性には、果たしてこの恐怖は理解できるんだろうか……?

ええとですね。
私は、特に格闘技経験とかもない、普通の女性なんですね。
なので、男性はみんな私よりも強いはずってことを、本能的に私はたぶんわかっているのです。
ですので、怒りに我を忘れている男性の、その怒りの方向性が本気でこっちに向けられたら、私たぶんあっさり大怪我するし、死んじゃうんですよ。
なので私、闘争心や怒りで我を忘れている男性には近づきたくないし、本能的に「怖い」って感じるんだと思います。


なんだろう。
たとえるならボブ・サップマイク・タイソンが、路上で本気で怒って殴り合いの喧嘩始めそうだったら、危なくて、近づきたくないじゃないですか。
そんな感じかも。



なので、今回のステージは、サイクルロードレースを見たって感じがあんまりしなくて、
「強い人たちが怒って、ルール忘れて頭突きしまくってる。怖い」っていう感想でした。


うう……。
私は、ロードバイクで速く走る選手が見たいんだよう……。
自転車こぎながらの格闘技を見たいわけじゃないんだよう……。

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