ジロ・デ・イタリア 第3ステージ
今日も今日とて平坦ステージ!
本日までオランダでのレースなのですが、風がすごく強そうでした。
さすが、風車がまわりつづける国。
日本だとあんまり想像できないのですが、気候の関係で、オランダは年がら年中風が強い国です。
本日も昨日と同様、最初に逃げが決まりました。
逃げたのは、今日は4人。
昨日と同じ、チャリンギもベルラートもいます。
二日連続の逃げです。
それと、ディメンションデータからファンジルと、サウスイースト・ベネズエラのアメスケタと合わせた、4人の逃げです。
中間スプリント、そして山岳ポイントはチャリンギがとりました。
なので、第4ステージはチャリンギが山岳ジャージを着て走れることが決定!
チャリンギはジロのあと、たしか6月ごろの引退を表明しているそうなので、おそらく最後のグランツールです。のちのゴール後のインタビューによると、実はここの山岳ポイント、自宅から200mくらいのいつもの練習コースだったそうです。
偶然とはいえ、キャリア最後のご褒美ともいえるコース設定だったのですね。
嬉しそうなチャリンギ。よかったね。
山岳ポイントは、残り53kmのところにありましたが、そこから4人でまだまだ逃げます。
残り12kmで、その4人の逃げの中でも調子がよかったファンジルが、1人で抜け出します。
チャリンギたちは、残り7~8km地点でくらいで集団に吸収されましたが、ファンジルは一人で残り2kmまで逃げました!
ファンジルを吸収した瞬間、集団の空気が、一気にスプリンター向けのモードにかわります。集団を牽引するのは、エティックス・クイックステップ。
軒並みスプリンターを擁するチームが、自分のスプリンターをあげにかかります。
ユアンが来る、ニッツォーロがくる、ヴィヴィアーニが来る。
そして、アシストに送り出され、万全の状態でキッテル発射!
最後にキッテルを送り出した、アシストのエティックス・クイックステップの選手が、残り150mの地点で既に勝利を確信したかのように、手をあげます。
キッテルの真後ろにはヴィヴィアーニ、よこにはニッツォーロ、後ろにグライペル。
でも、だれもキッテルについていけません。
昨日に引き続き、キッテル圧勝!!
去年のツール見てると、グライペルのスプリントは最強なんじゃないかって気持ちになってたんですけど、そのグライペルが手も足もでないように見えるくらいの、圧倒的な加速。
なんか、キッテルが誰かにスプリントで負けるシチュエーションってのが、まったく想像できません。
キッテルはこれで、明後日の第3レースで、初マリアローザ着用です!
ぴんくキッテル。
第3レースは、いよいよイタリア国内のレースになり、
今度はちゃんとした山があるステージになります。
明日はレースは休みで火曜日からのようなので、明日はちゃんと寝て、次のレースに備えようと思います。
カンチェラーラの胃腸炎も、治るといいなあ、とか思いつつ。
……正直な話をすると、レースがオランダを離れるのが、ちょっぴし寂しいです。
昨日今日と、時速40kmくらいでレースに並走する、オランダの自転車乗りのおじさんたちが映像に映るのがとても楽しかったので、それがなくなるのが寂しいです。
さすがオランダ。自転車大国です。
イタリアのおじさまも頑張って!!