ティレーノ〜アドリアティコ ステージ7
パリ〜ニースと期間がかぶっていたティレーノ〜アドレアティコ。
日本語解説がなかったのでがっくりして、あんまり見てなかったんだけど、
個人TTで勝敗が決まるって展開が、まるで1989年のツール・ド・フランスみたい!とか思ってテンションあがってたのと、
トニー・マルティンもキリエンカもファビアン・カンチェラーラもそしてピーター・サガンも出ているTTだから絶対に見るって決めてました。
ええ。私は、TTが大好きです。
この時点で、サガンが総合3位。1位と8秒差。
一応サガンはスプリンターなのですが、
TTも速いので、ステージ勝利は無理でも、総合の可能性は十分にあります。
Jsportの中継がはじまった時点で、すでにトニー・マルティンは走り終えていて、その時点で2位でした。去年のTT世界王者のSKYのキリエンカも、このとき走り終わっていて、6位です。
ちょうどカンチェラーラが走りだすあたりから、中継が始まりました。
カンチェラーラはカーブが綺麗なのですよ。
本当に、コースを知り尽くしているかのように、ぶれなく体を倒して、かならずカーブの後は中継バイクを引き離してしまうのです。
だってカンチェラーラだもん!
もちろん、前の走者は抜いていきます。前の前の走者の選手も抜いていきます。
だってカンチェラーラだもん!!
その綺麗な走りでどんどん走ったカンチェラーラは、2位以下と13秒の差をつけて、1位へ。平均時速54km。
圧倒的。
だってカンチェラーラだもん……!!!
うわぁもう、かっこいい……!!!
そのあとも、いろんな選手が走っていきます。
TTはゴール近くなると現タイムが出て、比較でそのタイムに一番近くいタイムでゴールした選手の名前や順位が出ます。
だから、ゴールすると同時に何位になるのか、視聴者にわかるような画面にしてくれているのです。
でも、カンチェラーラのタイム速すぎて、他の選手がゴール付近になったときにはもうカンチェラーラのゴールタイム超えちゃっているから、参考タイムが2位以下の選手のタイムばっかり表示されて、1位のカンチェラーラのタイムがわからなくなってくる事態に!(笑)
あまりにも出てこないから、途中で一度現地の機械の故障を疑いました(笑)
ステージ順位はあまり動かないまま、
注目は総合争いへと移ります。
これ、走る順番は、順位順なんですかね?
現在総合3位のサガンは、最後から三番目の順番で走り出します。
サガンもカーブは綺麗なんですよねー。
下りがはやい選手って、曲がり方が綺麗な選手が多い気がします。
サガンは、ステージ11位になります。
2位のスティバルとは現時点で1秒差。
でも、TTではサガンよりもかなり遅れてしまい、ステージ81位。
この時点で、総合優勝は、サガンか、前日時点の1位のヴァン・アーヴェルマートに絞られます。
注目は、アーヴェルマートがサガンと何秒差でゴールするか……。
歯を食いしばってゴールしましたがアーヴェルマートのTTのタイムは、ギリギリで、実況は英語だし、どっちが勝ったのかわかりません!
7秒差で入った?8秒差だった?
どきどきしながら結果を待つと、総合順位がいよいよ表示。
うわぁぁぁぁ!
総合1位と2位が1秒差で、
アーヴェルマートが勝った!!
さがぁぁぁぁぁぁぁん!!!
なんか、よくわかんないけど、
サガァァァァァン!!!(泣)
1秒差かぁ。
言葉にならないなあ。
みんな、全力でずっとずっと頑張って走って、その結果1秒差で勝敗が決まるんだなあ。
そう考えると、すごいのですよ、アーヴェルマート。
気を抜いたらダメなんだな。
私もがんばろう。うん、なんかやる気でた。
だからロードレースは好きだ。
とりあえず。