コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

クリテリウム・ドーフィネ 2017 第7ステージ

今日は17人の逃げ集団が形成されていて、その中に入っていたボウマンがガンガン山岳ポイントを稼いでいました。

その後ろに、追走でタランスキーがいて(グループなのか一人なのかわからなかった)、そのさらに後ろに総合を争う選手がいっぱいいるメイン集団があり、BMCがメインで牽引している、という状態。


残り27kmくらいのところで、先頭集団内でアタックがかかり、3人が飛び出します。
スカイのペーター・ケノー、ロット・ソウダルのイエーレ・ヴァネンデルト、デルコ・マルセイユプロヴァンス・カデエムのデリオ・フェルナンデス。

途中、ぱらぱらと一度置いていかれた追走集団から選手が合流していき、UAEのディエゴ・ウリッシとベン・スウィフト、モビスターのヘスス・エララが合流し、先頭は6名に。


その6人の先頭集団が残り17kmを切ったあたりで、その約3分30秒くらい後方にいたメイン集団では、アーゼードゥーゼルのロメン・バルデが飛び出しました!
集団からは誰も追わず、そのまま一人で差を広げていくバルデ。


残り15kmのところで、先頭の6名でも動きがありました。
スカイのペーター・ケノー、UAEエミレーツのベン・スウィフトが飛び出し、そのまま二人で協調して残りの4人を引き離しにかかります!
……スウィフトって、スプリンターじゃなかったっけか。

そのまま二人で登っていき、残り14kmあたりで、超級山岳の山頂を通過していきます。

そのころ、一人でメイン集団からリードを広げようとスピードをあげていたバルデのところに、逃げにはいっていたチーム・メイトのヴュイエルモーがおりてきて、合流しました!
前待ち作戦成功!!


メイン集団では、モビスターのバルベルデがアタック!すぐ後ろにつくアスタナのフグルサング!追いかけていった、BMCのリッチー・ポート!
追わないフルーム。…………あれ?
でもこのアタックには集団が追いついて、またみんな一緒になります。

残り10kmの地点で、
先頭2名とバルデグループとのタイム差が2分15秒。
その約40秒後ろに、メイン集団が控えています。
ちなみにタランスキーは、先頭とバルデグループの間にいます。

ヴュイエルモーは、先頭が残り9kmくらいになったところで、離脱。
そこからバルデは一人ですすみ、前にいたタランスキーのところに追いつきました。


残り6km。
先頭は2名。40秒後ろに追走集団。
その1分10秒後ろに、バルデとタランスキー。
メイン集団は、先頭から3分10秒ほど後ろです。


残り3.4km。
本日のゴールの山岳、ラルプ・デュエズに向かう登り口で、先頭のケノーがアタック!
一緒に逃げてきたスウィフトを引き離し、スカイのケノーが単独先頭!

追いかけていたバルデとタランスキーは、バルデがタランスキーを引き離し、歯を食いしばりながら一人でガンガン登っていきます。
かなり長めのダンシングを繰り返すバルデ。かっこいい。



先頭のケノーが1kmをきったあたりで、メイン集団でリッチー・ポートがアタック!!
……なんでだろう。頭の中で、マリオカートのスターの音がしてる。
フグルサングコンタドール、アルー、そしてダニエル・マーティンがポートについていきます。
ついていけていないのは、バルベルデと、そしてフルーム!?

……誰だ、フルームの調子は実はいいとか言ってたの!?
私か。


そして、先頭ではケノーが単独でガッツポーズを決めてゴールラインを通過していきました。
スカイのペーター・ケノー、逃げ切り勝利!!
13秒遅れて、スウィフトがゴール。

そこからちょっと遅れて、モビスターのヘスス・エラダ、ロット・ソウダルのヴェネンデルト、そしてバルデの順でフィニッシュ!
バルデはケノーから1分14秒差でのゴールになりました。


その後ろ。
ガンガン先頭で登るポートと、そこに唯一ついていけたフグルサングが、先頭から1分56秒遅れでゴール。
そこから8秒遅れて、タランスキーとコンタドール。さらに9秒経ってアルーとマーティン。
バルベルデやフルームはその6秒後ろとなる、先頭と2分19秒遅れてのゴールとなりました。


BMCのリッチー・ポートが、このドーフィネは絶好調ですね!
2位のフルームとの差を、1分2秒にまで広げました。

フルームは、去年のブエルタを思い出す感じです。調子いい日とあんまりな日が交互に来ているような気がします。

明日でドーフィネは終わりますが、個人的な予想では、このままポートが絶好調でドーフィネを総合優勝する気がしています。


にしても、バルデの今日のアタック格好よかったな!
去年のツールでも、自分のアタックでタイム稼いで一気に総合2位に躍り出ていたので、今年のツールでもこのパターンで何かやってくれるんじゃないかな、とちょっと期待してます。

フルームの調子と勝手な感傷

ドーフィネの第6ステージを見終わっての感想。

誰だ、フルームの調子が悪い、って心配してたのは。
私か。

ものすごい下り方してたし、最後ステージ勝利をかけたスプリントにまで挑戦しているではないか。

は……!まさか……。
今年のツールはTTの比重が低いから、あえてTT向けの体の作り方はしていないとか……!?
いや、考えすぎか。

最後はフルームとリッチー・ポートとフグルサングがスプリントバトルをして、フグルサングが勝つというものすごいフィニッシュの映像になりました。



とても勝手な感傷なのは承知の上ですが……。
フグルサングが勝ちました。やっとやっとアスタナが勝てました。

今日のステージは、もっかい見直そう。

クリテリウム・ドーフィネ 2017 第4ステージ

今日は、カチューシャ・アルペシンのトニー・マルティンが世界王者の走りを見せつけて、暫定1位にたったあとに、なんとBMCのリッチー・ポートがそれを11秒上回るタイムを叩き出し、一躍本日の優勝候補に躍り出ました!
ポートってこんなにTT強かったんだ!?

去年のドーフィネ勝者である、スカイのクリス・フルームがその後だったので、さあステージ優勝どうなるのかと思ったのですが。

あれ?なんかフルーム、ゴール前、いつもより、体が揺れている……?
TT強い選手って、体自体はどっしりした感じで、背中動かないイメージがあるんだけど……。
と、思っていたら、なんと、フルームがポートから37秒遅れてゴール!
あ、あれ!?やっぱり調子悪いのかな。

ちなみにコンタドールは、ポートと35秒遅れてゴールをしていたので、フルームよりも2秒速いです。
あのフルームが、TTでライバルに遅れをとった……!?


そのあとに帰って来た、モビスターのバルベルデ先生は、暫定3位のタイム。
つまり、トニマルの次に速い。
バルベルデ先生は何やっても速いね。

これは、今日で総合順位が動いて、ポートが暫定首位だろう。

と。
思っていたら。



…………現在総合1位のデヘント。速いぞ。

あれ!!?デヘントって逃げ屋じゃないのか!?TTもこんなに強かったっけ!?
さすがにポートには及ばないものの、
なんと、デヘント、ポートより42秒遅い、9位のタイムでゴール!
フルームの次に今日速かった。


と、いうわけで、
本日のステージ優勝は、ダントツで速かったBMCのリッチー・ポート!

しかし、昨日のレース後時点でのデヘントとポートのタイム差が、1分9秒だったので、
なんとロット・ソウダルのトーマス・デヘントが総合リーダージャージをキープ!!
えええええええ!??!!?!
デヘント、強い選手だとは思ってたけど、まさかここまでとは……。


今日は山がなかったので、当然山岳賞もデヘントがキープ。


デヘント、明日の第5ステージ、どうするんだろう。
もし総合山岳賞を狙うなら、明日逃げに入って山岳ポイントを稼いだ方がいいと思うのですが……ただ総合リーダージャージ着て、逃げに入るなんてこと、可能なんだろうか。
……難しい気がする。
だってそれで万が一逃げ切られちゃったりしたら、総合タイム差開いちゃうから、他の総合系のチーム、デヘント逃げても全力で潰すんじゃないかと思うんですよね。
あ、でもその翌日の第6ステージ以降でタイム取り返すから、逃げてもいいよーって言ってくれる可能性…………んー低い気がする。


かといって、デヘントがこのまま総合優勝できると思うかというと、さすがに本格的な山岳ステージでは、総合優勝狙いの選手たちと互角の争いをするのは厳しいと思うし。


明日、総合系のチームはしかけるんだろうか。
それとも明後日まで待つのかな。
フルームやっぱり調子悪いのかな。
それとも、ツールに本格的に体調をベストに合わせる為に、ドーフィネは100パーセントじゃない、とかかな。

今回のドーフィネ、いろいろ考えるとこ多いな!
でも悩んでも仕方ないので、今日はもう寝て、明日のステージに備えます。
おやすみなさい!

クリテリウム・ドーフィネ 2017 第3ステージ

今日は平坦ステージなので、逃げに乗っているのはきっと山岳狙いの選手たちで、たぶん残り5kmくらいで捕まるだろうなーって思いながらぼんやりと見てました。

逃げ集団は、6人。
ロットNLユンボの、クーン・ボウマンと、アレクシー・ヴェルミューラン。
デルコ・マルセイユプロヴァンスカテエムのクアンタン・パシェと、エヴァルダス・シシュケヴィチュス。
それに、ディレクト・エネルジーのブライアン・ノロー。
ワンティ・グループゴベールのフレデリック・バカールト。

このうち、ロットNLのボウマンが、今日繰り下げで山岳賞ジャージを着ていたのですが(本当は現在総合リーダージャージのデヘントが山岳賞)、自分で片っ端から山岳ポイントを1位通過してじゃんじゃん山岳ポイントを稼いでいきました。


で、どんどんゴールが近づいて行くのですが、
風向きが横向きの追い風だったりして、ちょっと逃げ向き。


残り12km。
逃げと集団のタイム差がまだ1分30秒。

あれ。
これ、逃げの6人に、勝利の可能性がある……!?


残り8kmで、タイム差は1分15秒。
4kmで15秒しか縮まっていません。
集団は、クリストフ擁するカチューシャや昨日勝ったデマールで今日も勝ちたいエフデジが、必死の形相でスピードをあげようとしますが、あんまり他のチームの協力を得られません。
コカールいるのに、ディレクトエネルジーはどうしたんだろう?
コフィディスは、ブアニのリードアウト役で残すために、もうちょっと待つのだろうか。

でも、先頭6人では、ロットNLとマルセイユプロバンス2名ずついるから、逃げ集団で大幅な牽制が入る可能性も低いし、今がんばらないともうどうしようもないと思うのだけれど。


残り4kmで、50秒!!
先頭はまだみんな全力でまわって逃げています!

残り3km
あ!メイン集団、スプリンターチームがひくのやめた!?
なんか、ちょっとだけピリピリした感じがさっきよりも減ってしまったような雰囲気が。


残り2km。
先頭で牽制が入って来ました。
ただ、いわゆる「お前いけよ」「やだよ、お前いけよ」っていう、遅くなっちゃう牽制じゃなくて、『……どこで仕掛ける……!?』と、強めに踏むその足をアタックにしようかどうしようか迷いながら踏んでるっていう、スピード的に前向きな牽制な雰囲気。
だから、あんまりスピードが落ちない。


残り1km。
先頭は、行くぞ行くぞ詐欺の牽制から、普通の「お前いけよ」牽制になってきました。
ロットNLのヴェルミューランを先頭に、縦1列になります。
後ろをみながら、先頭を引き続けるヴェルミューラン。
それもそのはず、なんだかんだですぐ近くに、集団が迫って来ているのが見えている……!


残り300m。
前から4人目を走っていた、ボウマンがアタックをかける!!真後ろについたシシュケヴィチュス!その後ろにバカールト!!
でも、その縦一列のまま、誰も横に並べない!抜きにもかかることもできない!
誰も寄せ付けずに、ロットNLユンボの、クーン・ボウマン、ステージ優勝!!
2位がシシュケヴィチュス、3位がバカールト。

すぐ後ろから、11秒差で集団が入ってきます。先頭はデマール。すぐ後ろがコカールでした。


逃げ切ったー!!ロットNLすごい!!
確かに今回のドーフィネ、去年のツールで勝利をあげたスプリンターは誰もでていないのですが、それでもまさか今日、並み居るスプリンターチームを差し置いて、逃げ切り勝利が決まると思ってなかった!!


ちなみに、今日全部の山岳ポイント1位通過したボウマンですが、
それでも、今日の山岳賞ジャージは、デヘント。

どんだけ第1ステージで山岳ポイントを取ったんだ(笑)



明日は個人タイムトライアルです。
今日までは、デヘントが総合リーダージャージを守っていますが、
明日からは、フルームやコンタドールが、いよいよ総合に向けて大きく動く日になると思います。

ドーフィネの様子は、そのままほぼツールに直結するので、明日が今年のツールを予想する上で大きな指標になることでしょう。たぶん。

まあ難しいことはさておいて、TT好きだから楽しみ!!

ハンマーシリーズ 2017 ハンマーチェイス

チームタイムトライアルで争われる、ハンマーレースの最終日。
時間差でスタートしていき、決まったコースを3周する、周回レースです。

もう一度、ルールを確認。

・各チーム5人で走り、4人目の選手がゴールしたタイムがフィニッシュタイムになります。
・自分のチーム以外のチームの後ろについてはいけません。

グループ2(9位〜16位)も、ラスト大爆笑で面白かったんですけど、それはまあここではおいておいて、
グループ1の模様を書きます!

最初にスタートしたのは、スカイ!
32秒あけて、サンウェブ。
そのあと28秒あけて、ニッポ・ヴィーニファンティーニ。
そこからは10秒〜20秒くらいの間隔をあけて、続々とスタートしていきます。
ロット・ソウダル。
モビスター。
キャノンデール・ドラパック。
オリカ・スコット。
ロットNLユンボ
全8チーム!

あっという間に、4位のロットがニッポに追いついて、抜いていきます。
審判バイクが来てニッポに「後ろにつくなよー」みたいなことを言って、ニッポはラインをかえました。

そのままレースが進んでいきますが、オリカがペースをあげてて、一つ前のキャノンデールやモビスターを抜いていきます。

が。
1周目のフィニッシュラインの時点で、異変が。
後ろの3チーム。
ロットNLユンボキャノンデールとモビスターがほぼ合体している。

チームを超えての先頭交代こそしていないものの、完全に間をあけず1列に並んでいます。
一応、オフィシャルの意地なのか、ラスト3チームのタイムは、1秒差で表示されていました。


2周目に入り、オリカがどんどん上がって来て、どんどん後方のチームがあげていき、
なんということでしょう。
ロット・ソウダル、ニッポ、モビスター、キャノンデール、オリカ、ロットNLの6チームが、合体しちゃいます!(笑)
30人。
まあ長い集団。


2周目終了時点で、スカイが先頭、続いてサンウェブが18秒差、その後ろに先頭と1分4~5秒差で約30人の大集団、という展開。
……展開……?(笑)

30人にはなりましたが、さすがにチームを越えての先頭交代はしていません。
「ルール守ろうとはしているんだけど、道狭いから横にずらせないし、間あけたらまけちゃうし」みたいな感じなのかもしれません。


残り3.5km。
2位だったサンウェブが、先頭のスカイに追いつき、そして追い越しました!

そして、少しずつスカイとの距離を広げていくサンウェブ。
この時点で、サンウェブはまだ5人いますが、スカイは4人。

残り700mで一人サンウェブの選手がトレインから離れます。
さあ、どっちも4人!計8人!

残り500mでスカイがアタック!!
ぐいぐいスピードあげて、横に並んでいきます。


そして。
混じった。
トレインが合流してしまった!
先頭から、スカイ、サンウェブ、スカイ、スカイ、スカイ、サンウェブ、サンウェブ、サンウェブ。

みんなでコーナーを曲がる!
全員混戦状態でがんばるけど、
ここで4人4人の二つのグループにに分かれてしまう!

前の集団がスカイ3人、サンウェブ1人。
そして、後ろがスカイ1人とサンウェブ3人。
スカイの最後尾は、ゲオゲガンハート!!
スカイの勝利はゲオゲガンハートに託されている!

全然トレインになっていない、2チーム8人でのスプリント!!
そしてゲオゲガンハートは負けなかった!
フィニッシュラインを通過前、一番最初に勝利を確信してガッツポーズをしたのは、
スカイ最後尾のゲオゲガンハート!
そりゃね!他のチームメイトは前にいるから、ゲオゲガンハートだけが、他のサンウェブの選手が4人目(つまり自分)の前にいるのか後ろにいるのかがわかるからね!
ゴールして、ゲオゲガン君を振り向いて、「あ、かったんだ」って他のスカイの選手もガッツポーズ!

そんなわけで、
ハンマシリーズ初回、最終日のハンマーチェイス、優勝はチーム・スカイ!!



鳥肌が立つほどの感動とか、興味深いとか、心踊るとかと違う意味で(そういう気持ちもないわけじゃないけど)、いろいろと面白かった!!
ゴールのとこ大爆笑して見てしまった。


3日間通して思ったのは、
事前に考えるのとやってみるのって、やっぱり全然違うのだなってことでした。
各選手、各チームががんばって新しいことにチャレンジしてみた結果、よくわかんないものができたけど、みんな真剣にレースをにやってるから、偶然が偶然を呼び、わけわかんない展開になっていて、それがとっても面白かったです!

次にハンマーシリーズやるときは、たぶん今回とはいろいろルールとか変更するのだろうけど、
どんな意味でもいいから(笑)、また楽しいレースになるといいな!

クリテリウム・ドーフィネ 2017 第1ステージ

デヘントー!!!!


今日は、ドーフィネの最初のステージで、山岳ステージだったんですけど、
7人の逃げが決まって、その中にいたデヘントが最初から8箇所あるすべての山岳ステージの山岳ポイントをすべて1位通過して、
残り23kmくらいからアーゼードゥーゼルのアクセル・ドモンと二人で逃げて、
残り8.4kmのところからアタックかけて独走して、
そのまま一人で逃げ切って、ロット・ソウダルのトーマス・デヘントがステージ優勝しました!!!


一文で書けたぞレース展開!
デヘントすごい!!かっこいい!


ちなみに、ドモンはデヘントにおいていかれても、粘って粘って2位とりました。
諦めて集団に飲まれなかったのは偉いと思う!


ドーフィネ、もちろん見るつもりだったけど、今日はハンマーシリーズをメインで見るからあとから見ようって思ってたのですが、
デヘントが逃げてるって時点で完全に気持ちがこっちに持って行かれました。

デヘントは、今日、総合リーダージャージと、ポイント賞ジャージと、山岳賞ジャージをゲットしました。
新人賞は、4位でフィニッシュライン通過したラトゥールでした。

もちろんジャージもすごいんだけど、勝ち方が!!勝ち方がすごかった!!
逃げ切り万歳!



さあ。
ハンマーに戻ろう!

ハンマーシリーズ 2017 ハンマースプリント

本日はハンマースプリント!
平地をガンガン攻める日です。
昨日の今日なので、どんなレースになるのか、まったく想像できません。


今日は、号令の号砲が鳴らないという珍しいトラブルから始まって、でもちゃんと普通のパレードランがありました。
そのあと、ちゃんと旗がふられて、普通にだんだん逃げができていきました。

最初に駆け出したのは、キャノンデールのヴァンマルク。
オリカのユアンなんかも、最初っから前に出ていきます。
やっぱり、トレインはできないのね。

1周目はキャノンデール・ドラパックのヴァンマルクがとりました!

1周目の逃げがそのままつづき、
2周目のボーナスポイント(2倍になる)の1位通過はトレック・セガフレードのスティーブン!
トレックは昨日0ポイントだったので、今日はがんばっていかなければならないのです。

3周目の途中で、逃げが潰れて大集団になります。
そこから新たにまた先頭グループができ、フィニッシュの直前でサンウェブのシンケルダムがとりました。

でも4周目に入ってすぐに、落車が発生!
さっきポイント1位をとったシンケルダム、オリカ・スコットのカレイブ・ユアン、BMCのダニエル・オスらが巻き込まれました。
ユアンは、ここでリタイアです。
今日は向いているだけに、惜しい……。

先頭では3人のグループができます。
あ!ニッポヴィーニファンティーニのマルコ・カノラが入っている!!
残りの2人は、トレック・セガフレードのストゥイブンと、ロット・ソウダルのワライス。

その頃、クイックステップ・フロアーズのガビリアが監督に「今日ホテル帰る」と話して、リタイアを決めていました。

4周目のポイント直前で、カノラとストゥイブンが競合い、とったのはトレック・セガフレードのストゥイブン。
逃げの3人がすぎて、4位以下のメイン集団が来た時に、スカイが3人でスプリントしてました。
それを見て、やっと「あ。団体戦だ」って思いました。

5周目は、ポイント二倍なので、ちょっと緊張感があがります。
逃げができては吸収され、また飛び出しては吸収され、最終的にやっぱりトレインを経由しないスプリント。
5周目のボーナスポイントをとったのは、チーム・スカイのエリア・ヴィヴィアーニ。

全部が全部、中間スプリントみたい。
まあ、中間スプリントなんだけど。最終も中間もポイントに大きな違いがないだけで。

でも、ほぼ毎周回一旦逃げや飛び出しがリセットされるので、どの選手が強いかわかって面白い。


6周目の途中で、オリカ・スコットのクルーゲが一人で飛び出しました!
うしろから他の選手たちもあがってきますが、クルーゲには追いつかず。

6周目はオリカ・スコットのクルーゲが1位通過!
残りの選手はまとめてスプリント!
いろんなチームが、スカイを見習って「とりあえずチームメイトをたくさん入れる!」って感じになってて、ちょっと面白い。
この時点で、チーム順位はトレックが1位で、2位がスカイで10.1ポイント差です。

7周目では、キャノンデール・ドラパックのヴァンマルクとニッポ・ヴィーニファンティーニのマルコ・カノラが先頭で逃げました。
そのまま2人で逃げ続け、
7周目はニッポ・ヴィーニファンティーニのカノラが1位通過!

さあ、最終周!
先頭はニッポのカノラとヴァンマルクが二人で逃げていく!

最後くらいは、トレインを組んだスプリントが見たい気持ちがあるのですが、でも前の方に残っているチームは多くて2名なので、トレインは成立しないだろうな。
明日の順位が、現時点でギリギリ8位くらいのチームが強調して、4人くらいでトレイン組めると面白いのかもしれませんが、そんなすぐに計算して判断できるチームいないだろうし。

最終周を前にして、チーム1位はトレック、2位がスカイで約15ポイント差、3位がロット・ソウダル、4位がキャノンデールです。

先頭グループは、カノラとヴァンマルク。そこから遅れて、バーレーンメリダのイバン・ガルシアが追走から飛びだし、現在3番手につけています。その後ろに、追走グループ。そのまた後方に、かなり後ろの方にいた気がする大きな集団が、いつの間にかがんがん追いついて来ました。


フィニッシュ地点まで残り150mで、ヴァンマルクがアタック!
カノラは追わない!ただ後ろを振り向いてちょっと気にしているだけ。
ボーナスポイントの最終周は、キャノンデール・ドラパックのヴァンマルクが1位通過しました!
2位通過はカノラ!

ガルシアは途中で吸収されていて、その後で飛び出してきたロット・ソウダルの選手が3位通過で、そのあとはほかのチームがどっ!とスプリント。
でも、スカイがいなかったような……。

そして、最終結果。
本日のチーム1位は、トレックセガフレード
そんでもって、2位が逆転したロット・ソウダル。3位が、キャノンデール・ドラパック!
スカイは4位になりました。


昨日は、うんうん唸りながら見てたけど、
今日は「チーム戦!!チーム戦!!」って頭切り替えて見て見たら、なんだかとっても楽しかった!
そっか。いつものレースだと、ある程度選手の名前や脚質知ってて、少しは見分けられないと楽しめないけど、ハンマーシリーズ方式だと、ウェアでチームがわかれば楽しめるんだ。


そして、いよいよ総合順位の発表。
昨日、今日の順位を足して、その合計値が一番少ないチームから順に順位が決まり、
1~8位、9位〜16位の2グループに別れてレースをするのです。

なので、この時点で9位以下のチームには、もう優勝の可能性はありません。

そして、その総合順位は。
1位サンウェブ、2位スカイ、3位ロット・ソウダル、4位ニッポ・ヴィーニファンティーニ、5位モビスター、6位キャノンデール・ドラパック、7位オリカ・スコット、8位トレック・セガフレード

TTT強いクイックステップもBMCも落ちた?!!
ワールドチームがぞくぞく振り落とされている中、唯一入っているプロコンは、ニッポ・ヴィーニファンティーニだ、すごい!!4位だ!


明日は、この総合順位ごとに与えられたボーナスタイムに、昨日、今日のステージ順位で与えられるボーナスタイムが加味された状態でのタイムが与えられ、そのタイム差でのスタートになります。

公式HPを見ていたところ、各チーム5人でのタイムトライアルで、さっきの1位〜8位のグループの中で、一番最初に4人目の選手がフィニッシュラインを超えたチームが優勝となるそうです。
ちなみに、あくまでも自分のチーム中で先頭交代してかなかくてはならず、ほかのチームにひいてもらうのはアウト、とのこと。



3日間のハンマーレースの中で、一番想像がつかなかったのが明日(っていうか、今日か)のハンマーチェイスなので、どうなるのか楽しみです。
あくまでも、チーム戦。チーム戦。チーム戦!←自分に暗示をかけている。


6/4追記

ごめんなさい。放送中は、トップ8のチームは上記の情報がでていたんですけど、ペナルティとかが加味されて、実際には下記の順位になったみたいです。


1位スカイ
2位サンウェブ
3位ニッポ・ヴィーニファンティーニ
4位ロット・ソウダル
5位モビスターチーム
6位キャノンデール・ドラパック
7位オリカ・スコット
8位ロットNLユンボ


翌日の、チェイスに続く!!

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