コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

パリ〜ルーベ 2017

今日は、パリ〜ルーベボーネンの引退レースです。
今年もJsportsさんは、はじめっから放送してくれました。

もうね!慣れたから大丈夫よ!
逃げ集団が決まったら、石畳が現れるまでは、音声を聞きつつ、スタートリストをチェックしながら、のんびりしてればいいのよね!!


と、思ったら、いつまで経っても逃げが形成されません。

数人逃げては捕まり、捕まっては逃げ、その繰り返し。
なんだかずっと落ち着かないレースでした。

今回の優勝候補といえば、なんといっても、本日を最後に引退する予定の、エティックス・フロアーズのトム・ボーネン
クラシックレースの王様。
フランドルもパリ〜ルーベも、最多優勝のタイ記録を持っているのです。
また、エティックスには、2014年にパリ〜ルーベで優勝した、ニキ・テレプストラもいます。とっても心強いアシストです。
しかし。

残り103km。
クイックステップのニキ・テレプストラのリタイアのお知らせ。
……。


残り77km。
メイン集団にいた、ペーター・サガン、アタック!
チームメイトを一人だけ連れています。
私の勘は、あれはボドナールだと告げています。
そこに、BMC、トレックから一人ずつ合流。

あ、名前でた。やっぱりボドナールだ!!
BMCはオス、トレック・セガフレードのストゥイベンです。

だがしかし。
残り74km、サガンがパンク!!
ボドナールもサガンを待ち、二人は結局集団に吸収されます。


先頭は、ずっと残っているストゥイベンとダニエル・オス。



残り47km。
サガンがまたアタック!今度は単独です。
スティバルがぴったりついていきます。
しかし、ほどなく、メイン集団に吸収。

先頭では、いつの間にかメイン集団から先頭を追いかけていた、追走の選手が3人ほど前においついて、5人になります。


残り41km。
アーヴェルマートが、ほか数人と一緒に集団からちょっと飛び出してました。
スティバルがおいつき、そしてこの集団が先頭の5人に合流します。
そのうちメイン集団も追いつきました。

残り39km。
オスのアタック。
これが決まり、なおかつこのあたりの攻防でできた追走集団に、優勝候補ではアーヴェルマートだけが入って、サガンボーネンらは後ろに取り残されてしまいます。


残り34km切って、サガンがメイン集団からアタックしますが、また数km走ってパンクしました。


先頭がオス、
追走にスティバルやアーヴェルマートのグループ6人。
それを追いかけているのがボーネンやデゲンコルブの集団。
ここに、さっきパンクで遅れたサガンが合流します。

残り25km。
オスを追走集団が吸収します。計7人の先頭集団になりました。
その約30秒後ろに、ボーネンのいる集団。

……そういえば、ヘイマンは……?


残り20km。
タイム差、変わらず。
先頭は、石畳に入ります。
ここで、キャノンデールランパルトが先頭にいきます。
オスはここで仕事を終えて、スピードを落としました。

後ろも40秒遅れて、石畳。

ここで、ボーネンが先頭に出る!!!真後ろに張り付くはデゲンコルブ!!
でも、差が縮まらない……ボーネン……。

そして、セクター4。
先頭集団、アーヴェルマートが行った!!スティバルが根性でついていっている!
他はみんな遅れ気味。
最終的に、先頭はアーヴェルマート、ストゥイベン、ランゲフェルトの3人になります。
三人についていかなかった選手2人が、追走のグループになります。

ボーネンはさらにその後ろから、全力で差を詰めてます。
タイム差が30秒に縮まってきている!
ボーネンについてこれているのは、デゲンコルブだけ。
サガンも遅れてる!!
ボーネンの前を、アーゼードゥーゼルのナーセンが引き出しました!

先頭では、アーヴェルマートとキャノンデールのランゲフェルトが、交代で先頭をひいています。
スティバルは、ひきません。
ボーネンが来てるから、ひきません。

後続のボーネンの集団は、ナーセンが引いています。
しかし。


残り11km。
タイム差、46秒。


残り10km。
50秒差。


残り7.5km。
先頭と、ボーネンとのタイム差は、1分超えました……。




残り4km。
ここまで、けっして先頭をひかなかった、スティバルがアタック。
でも、アーヴェルマートが余裕で捕らえました、

ヴェロドロームに入りました。
ずっと牽制。
すると、ずっと三人を追走していたストィベンとモズコンが追いついてきます。
モズコンがスプリントを仕掛けて、そのタイミングで、スティバルが行った!

一瞬で差が開く。
スティバル、いけるか?
でも慌てた様に対応したアーヴェルマートが追いつき、追い越し、
大きくガッツポーズをして、そのままゴール!

優勝。BMCのグレッグ・ヴァンアーヴェルマート。

2位のスティバルが、険しい表情をして、大きくハンドルを叩きました。

すぐに、メイン集団がやってきます。
デマールや、デゲンコルブがスプリントの体制になるなか、
ボーネンは、スプリントをしませんでした。

これで、ボーネンのレースは、終わりました。





アーヴェルマートは、このところずっと調子がよくて、特に石畳系レースにとても強かったので、勝つべくして勝ったのだと思います。
そうです、実力です。
ボーネンが最後だからって、奇跡が起こるわけではないのです。


最後だから頑張るとか、気合いを入れるとか、違う心持ちで準備をしたって、
奇跡が起こるわけではない。
運がよくなるわけでもない。

淡々と、やるべきことをこなして、
ずっとチャンスを待っている人が、一番報われる。


とても素敵なことなはずだし、
そういう世界を私は大切にしているはずなのに、

なぜか、私は何かの奇跡を期待していたようです。


なんとか、ボーネンに先頭集団においついてほしかった。
そのあと離されてもいいから、負けてもいいから、一度追いついてほしかった。


でも、これは私のものすごく自分勝手な感傷だから、
自分でちゃんと整理して、「これが、ボーネンのレースを見られる最後だったんだ」ってことを、ちゃんと受け止めなきゃって思います。

東京散走 2017

雨だった!!!
最初から最後まで、なんなら終わって家に帰るまで、ずっと雨だった!!!

私、ちょっとでも降りそうな時は、普段まったく走りません。
先日の美ら島オキナワセンチュリーランのときに、途中で小雨が降った中走りましたけど、でもそれだけです。


ただ、今回はイベントですし、何よりこの機会じゃないとベルギー大使館のシェフが作ったベルギーワッフルは食べられないので、そこはもう!ばんっぜんに準備して行きました!


そしたら準備に手間取って、おまけに途中で大幅に道に迷って、
スタート地点であるオランダ大使館についたのは、スタート10分前でした。

四谷駅から南下しようとしたのに、気づいたら神宮外苑をまわっていた。
正直、気づいたとき「もう終わった……」って思いました。


それでもなんとか着いて、受付をすませます。
今年の目標は、かぶって首とか頭とかに巻いたりする、伸び縮みする筒状の布でした。
……あれ、名前なんていうんだろう。

ちょうど、スタートセレモニーが始まろうとしていました。
……あるんだ!!?去年あった記憶ないんだけど!!

オランダ大使のあいさつがあってから、まずは大使館関係者がスタート。
そこからは、事前にもらっていたスタート時間の組みで、だいたいな感じでならび、10人ずつくらいで順々に、スタート。
ここから、だんだん天気も良くなるはずなので、意気揚々とスタート!
さあ、れっつらごー!


しかし。
雨。全然止まない。
むしろ、だんだん激しくなっていきます。


チェックポイントでスタンプをもらうのですが、日比谷公園までは、本当にあっという間でした。
そこから、東京駅の前の石畳とか、皇居沿いの桜とか、もう素敵なファンライドの条件は全部揃っている区間に向かっていくのですが、
とにもかくにも雨が!!雨が!!!

東京駅前の石畳なんて、いわばおしゃれ石畳だから、ほんのちょっとガクガクするだけなんだけど、
それでも雨だと恐怖感が段違い!!
心のそこから、「マジで今日のパリ〜ルーベは晴れてくれ」って思いました。

整備された石畳ですらこんなに怖いんだから、雨の五つ星の石畳とかそんなのって!!そんなのって!!


皇居付近を走り、武道館の前を走ります。
そこからは、一旦自転車を降りて、歩きになります。
門をくぐり、橋を渡って、そこから自転車。
その橋のところが、桜がとっても綺麗だったので、一旦足をとめて、記念写真をとりました。


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雨だけど、桜綺麗でした。

そこから、また桜並木沿いに走って、ちょっと長めの坂があって、そこを登ってすぎたところが、ゴールのベルギー大使館でした。


ベルギー大使館では、あったかいホットチョコレートを配ってくれていて、
あとたぶん大使館の人がサーブしてくれるフライドポテトと、一人一個までのベルギーワッフルと、アイスクリームが配られてました。
私は雨で体が冷えていたので、何よりもフライドポテトが幸せでした!
もう、ほっくほくなの。本当に美味しかった。
きっと見てないと思うけど、大使館のシェフの人ありがとう!!

最後の抽選会とかも終わって、参加者全員の記念写真も撮って、
さあ解散!って、結構あっさり終わりました。


帰ろうかってそとに向かうと、
今日一番の豪雨。

……どこの天気予報だ。午後から天気回復に向かうっていっていたのは。


ちょっと待っていたのですが、全然雨足が衰える気配がないので、その雨のなか自転車こいで自分の家に帰りました。




で。家についてびっくりしたのだけれど。
全然上半身濡れてなかった!!
Raphaのレインウェアってすごい!!!

あと、いつも使っているドイターのリュックですが、今回初めて初めからついている雨用のカバーをドイターのリュックに装備したのだけれど、
これも!しっかり雨弾いてくれてました!

普段は、リュックの下の方のちっちゃいポケットの中にかくれているので、急な雨でもパッと出して使えるようになっているのです。わざわざ持っていかなくっても、隠れてるってのが、ポイント高い!!

本当に、ウェアも、バッグも、やっぱりそれ専用のものは、よく考えてあるんだなー。
悪天候だったからこそ余計実感しました。

ツール・デ・フランドル 2017

WEB配信駆使してなんとか見ました、ツール・デ・フランドル2017!!
もしくはロンド・ファン・フラーンデレン2017!!

最初オランダ語の放送しか見つからず、そのうちレース映像が映らなくなってカンチェさんがスタジオでしゃべってる映像になって、どういうことなんだろうとか思ってたら、残り120kmくらいでまたレース映像が流れ出しました。
そのくらいから、英語のストリーミング見つけたので、そっちで見ました。
英語なら、まだなんとかわかる!!


残り110kmくらいの時点で、逃げは8人でした。タイム差は、7分弱くらいでしょうか。

今日の優勝候補筆頭は、昨年の覇者である、ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガンらしいです。海外のどっかのサイトで見ました。
個人的には、BMCのヴァン・アーヴェルマートが最有力だと思っています。
一週間くらい前に行われた、E3ハーレルベークとヘント・ウェヴェルヘムという、フランドル地方のクラシック二つとも勝ってるので、絶好調だと思うのです。

なお、クラシックの王者トム・ボーネンは、本日はチームメイトのジルベールのアシストに徹する予定。現役最終レースとなる、来週のパリ〜ルーベに完全に目的を絞っているようです。
ああ!切ない!


残り100kmくらいで、タイム差は約6分。
ちょくちょく、落車が起きています。
先週のヘントも、気づくと誰かが落車していましたが、やっぱりフランドル系のクラシックは落車が多いイメージがあります。


残り90kmちょっと前。
なんかすごい坂が現れたなっておもったら、カペルミュール!!
ここは、2010年のツール・デ・フランドルで、カンチェラーラボーネンを引き離し、勝利を決定的にした名激坂です!

この坂で、ボーネンが積極的に前を引き、20名くらいの選手がメイン集団からちょっと出た形になり、第二集団が生まれます。
クイックステップボーネンジルベール、トレンティン、カチューシャのクリストフ、キャノンデールのヴァンマルク、ディレクトエネルジーのシルヴァン・シャヴァネルにブライアン・コカール、エフデジのデマール、スカイのルーク・ロウなんかがいます。
……デマールに、クリストフに、コカール……。スプリンター系の選手が多い気がする。
ボーラ・ハンスグローエは……あ!サガンのアシストの、マチェイ・ボドナールが入ってる!!


残り約80km。
先頭集団は、依然8人。
ボーネンがいる第二集団は全部で14名!そこからやく2分20秒差です。
ここは、3人入ったクイックステップが中心に集団を率いています。
メイン集団は、そこから約1分遅れているようです。
ボーラが中心にひくのかと思ったのですが、全体的にいろんなチームがまわっている感じ。


残り74km。
先頭と、第二集団との差が、1分を切りました。
メイン集団は、相変わらず第二集団と約1分の差を保っています。


残り70km。
先頭と第二集団の差が30秒を切りました!
そこからしばらくして、第二集団が先頭に追いつき、先頭集団が22人になります。


残り64km。
先頭集団とメイン集団との差は、約44秒。


残り61km。
先頭集団とメイン集団との差は、36秒。
……メイン集団も、結構減ってる気がします。
BMCやボーラ、オリカ・スコットあたりが中心になってメイン集団をひっぱっている感じです。
先頭集団は、クイックステップボーネンやトレンティンがメインでいいている感じです。


残り58km。
タイム差は、33秒。

残り55km。
先頭は石畳の難所、オウデ・クワレモントへ。
ここで、じ、ジルベールが行った……!?
ええ、何これ、アタック?アタックなの!!?

うそ、決まった!
アタックきまった!
えええ!!?ここから独走する気!!?


残り53km。
ジルベールが独走中。
追いかける第二集団はスカイが中心。
ジルベールとの差は、約23秒。
そこから約30秒離れて、メイン集団。

と、ここで落車!!ヴァンマルク!?!?
立ち上がっていますが、かなりウェアが破れています。


残り51km。
先頭はジルベール
そこから28秒遅れて、第2集団。9人に減っています。ボーネン、トレンティン、クリストフ、シャバネル、コカール、デマール、UAEのモドロ、スカイのモスコン、トレックのスティーベン。
ボドナールは多分さっきのヴァンマルクの落車に巻き込まれて遅れたようです。


残り47km。
第二集団に、メイン集団が追いついた模様。
と、ここでトレック・セガフレードのファビオ・フェリーネがアタック!すぐさまキャノンデールの選手が後ろにつきます。
二人で抜け出す!


残り45km。
クイックステップ・フロアーズのジルベール、一人でコッペンベルクに入ります。めっちゃ石畳!

約40秒遅れて、トレックのスティーベンと、キャノンデールのヴァン・ヴァールレの二人組み。
その約10秒後ろに迫る、メイン集団。
サガンの姿がちらちら見え始めた……!!


残り41km。
誰か、メイン集団からアタックした。
誰だろう。遠くて見えない。


残り40km。
ジルベールは、約2kmの石畳の登りに突入。
メイン集団は、ボーラが先頭。
とあいってももう20人くらいの集団。
まだこの間には、フェリーネたちが真ん中にいます。
この時点で、メイン集団とジルベールの差は、約1分10秒。

残り38km。
先頭ジルベール
52秒遅れて、フェリーネとヴァールレ。
で、それを追いかけて、18秒後ろに、メイン集団からアタックをかけた、グライペル!!?
そのさらに10秒後ろにプロトン


残り37km。
メイン集団にいたボーネンが、マシントラブルで自転車交換!
ああ、でももう一回止まってしまった。
石畳で立ち往生するボーネン


残り36km。
ここでサガンがアタックした!!
他にも追いかけてきて、合計5人で、スピードをあげていきます。
サガン、トレンティン、アーヴェルマート、アーゼードゥーゼルのオリバー・ナーセン、ワンティのオフレード。

……ってことは、アタックかけてたグライペルはどっかで吸収されていたのか。

残り33km。
サガンがフェリーネたちに追いつきました!!
先頭のジルベールとの差は、約56秒!


残り30km。
先頭は依然、ジルベール
追いかけるサガンやヴァン・アーヴェルマートがいる、7名の第二集団は、約1分後ろです。
サガンやアーヴェルマートが中心に追いかけていて、特に牽制しているようには見えないのですが、差がなかなか縮まっていない……。
そこから約30秒遅れて、第3集団。
どうも、トレック・セガフレードのデゲンコルブは、この第3集団にいる模様。


残り26km。
先頭はずっとジルベール
一人で走り続けるジルベール
すごいぞジルベール。カンチェがツイッターで褒めてるよジルベール
第2集団との差は、1分。
縮まらない!

残り25km。
第二集団が、さっきまでほぼサガンとアーヴェルマートだけだったのが、先頭交代する人が増えて、綺麗に回り出しました。
少しずつ差が縮まってきています。
タイム差、55秒。


残り24km。
ここで第3集団から、ロット・ソウダルのグライペルがアタック!!
他に数名合流して、まずは第2集団を目指します。


残り23km。
ジルベールと、サガン率いる第2集団との差は、50秒。
そこからさらに第3集団までは、約30秒。
グライペルは、この第2と第3集団の間にいるはずです。



残り21km。
ジルベールと第2集団との差は50秒のまま!
第2集団と第3集団との差は、約36秒。
グライペルは映らないからどうなったらわからない!


残り19km。
グライペル映った!
サッシャ・モドロやポッツァートとかと一緒に、4人で走ってます!


残り18km。
先頭を単独で逃げ続けるジルベール、クワレモントに入りました!
サガンやアーヴェルマートがいる第2集団との差は、約55秒。
その10秒くらい後ろに、グライペルたちがいるはずです。
第2集団は、ちょっと勢いが落ちているように見えます。
ああ!第2集団にいた、ジルベールのチームメイトのトレンティンが遅れだした!!


残り17km。
ジルベール、クワレモントのきつい石畳をこなしていきます。
第2集団では、サガンが先頭に出て積極的に追いかけていく!ここの石畳で、第2手段が崩れそうだ。

ああ!!!!サガンが転んだ!思いっきり落車した!
先頭のサガンが転んだため、後ろに続いていたアーヴェルマート、ナーセンも一緒に転倒!!
なんとかすぐに動きだすアーヴェルマート。
サガンとナーセンは、すぐに動けない。
サガンは、自転車の後輪がはずれてる!
なんとか起き上がった、サガンとナーセン。
ナーセンが先に走り出しましたが、サガンは自転車壊れているため走れません。
チームカーがこない……。

残り15.5km
やっとチームカーが来て、立ち止まって待ってくれていた、チームメートのボドナールに率いられ走りだすサガン
でもこれはもう……サガンの連覇はないでしょう……。


残り12.7km。
ジルベールは、一人で逃げ続けています。
タイム差は、約45秒くらい。


残り10.5km。
ジルベールが一人で逃げいているのを、約50秒差で追う、アーヴェルマート、クイックステップのテルプストラ、ヴァールレの3人。


残り8km。
TTの姿勢で逃げ続けるジルベール
後ろ3人は、約52秒後ろです。
アーヴェルマートが先頭で、必死になって引き続ける。ヴァールレも協力してますが、アーヴェルマートの方が引く時間が長めです。
テルプストラは、いまチームメートのジルベールが逃げているため、引きません。

そこから約17秒遅れて、第3集団。
フェリーネや、シャヴァネル、トレンティンとかがここにいます。


残り5km。
先頭のジルベールと、アーヴェルマートたちの第2集団との差は、約35秒。
詰まってきている……!
でも、もしもこの第2集団がジルベールに追いついたとしても、力を温存しているテルプストラがスプリントを制するだろうから、どう転んでもクイックステップの勝利はかわらなそう。
第3集団は牽制が入っていて、うまく回れていません。


残り2.5km。
タイム差は30秒……!
ヴァールレとアーヴェルマートが先頭交代しながら必死に追いかける……!


残り1.6km。
タイム差変わらず30秒のまま……!
さすがにジルベールの走りに疲れが見える。
もうちょっとだ……!

残り1km切った!
ジルベール、最後にスピードをあげて、後ろを確認。
道がまっすぐだから、見えてはいる。
でも、追いつける距離ではない。

笑顔が見えるジルベール
大きく右手をあげて、何度もガッツポーズ!
そして、最後は自転車をおりて、両手で大きく自転車を掲げて、歩いてゴール!!!
クイックステップ・フロアーズのフィリップ・ジルベール、フランドル優勝!!

すごいよ!約55km独走勝利!!
ベルギーチャンピオンジャージ着ての、フランドル独走勝利!!
かあっっこいいい!!


さあ、2位争い!
ここで先頭にきたテルプストラ、アタックをかけますが、そこはBMCのアーヴェルマートが意地で制しました!!
2位はヴァン・アーヴェルマート!
3位、クイックステップフロアーズのテルプストラ、4位、キャノンデールのヴァールレ。


続いて入る、第3集団。
ここも集団スプリントですが、ここを制して5位になったのは、カチューシャ・アルペシンのクリストフ!



ああ。すごいものを見た。

終わってみると、
残りまだ90km以上のところだから、あんまり勝負には影響を与えないと思われていた、ミュールのところから、大きくレースが動き出したように思いました。


でもまさか、あんな距離のところから、たった一人で逃げるとは思わなかった。
ジルベール、本当にすごかった。

まさか、そんなって思ってたら、本当にそのまま勝っちゃった。
たぶん歴史に残るような、とってもすごい走りを見たのに、あまりにすごすぎて、これが今さっき起こったレースで、それをリアルタイムに見ていたってことが、まだ信じられない。

ツール・ド・栃木いくぞ!

土曜日、ツール・ド・栃木行くことにしました!!金曜に仕事終わったら新幹線で栃木行って、一泊するんだ!

ゴール付近のとこで、ずっとライブ映像見ながらの解説あるらしいので、そこでみてる予定です。
ジャパンカップのときに持って行った、携帯用のアウトドアチェア持っていきます。あと、寒そうだからほっかいろを買っておこう。四月だけど。

日曜は予定があるので、見られるのは一レースだけですが、それでもラインレースの現地での楽しみ方は学べるはず!
楽しむぞー!


そして、次の日曜の夜はツール・デ・フランドルですね!

ちなみに。
Jsportは前からですが、DAZNでも、ツール・デ・フランドルは放映しないそうです。


……。

イタリア国営放送のネットで、流してくれることをいのる!!

あいまいな記憶。

今日、「去年のミラノ〜サンレモって途中の展開どうだったかなー」と、自分のブログ検索してみたのですが、そもそも書いてなかった!!

はっきりくっきりしっかり、見ていたこと自体は覚えていたのに!
逃げ集団がめちゃくちゃ多かったことも、コース変更になったこともガリビアの落車もデマールの勝利も覚えてるのに、書いてなかった!!


反省。
覚えておきたいレースは、ちゃんとブログ書こうって思いました。

……なんで書かなかったのかなぁ。
最初から最後まで見てたのに。

特に書きたいことなかったのかなぁ。うーむ。

ミラノ〜サンレモ 2017

ミラノ〜サンレモ
歴史ある、5大クラシックレース・モニュメントのひとつ。
その中でも、一番最初にあるレースで、別名、春を告げるレース。
スプリンターの夢。

えっと。
見るの、大変でしたね!!!!(笑)
私は結局、今回はイタリア語のストリーミング放送で見ていました。raiっていう、イタリア国営放送の公式サイト。日本時間の夜10時くらいから、インタビュー番組がはじまってたので、そのまま見てました。
イタリアでのTV放送をそのままウェブ上で流してストリーミング放送をしているようで、見逃しても巻き戻せないし普通に現地のCMが入るのですが(国営放送でもCMは入るらしい)、映像が綺麗でした。


映像が届いたのは、だいたい残り115kmくらいからでした。
逃げは10人。
タイム差は約5分10秒くらい。
うち、5人がイタリア人です。
キャノンデールだけが、2人逃げ集団に入れました。

その後ろに、ほとんどの選手がいる大っきなメイン集団。
こないだまで、横風でちぎれまくった集団ばっかりをパリ〜ニースで見ていたので
「そうだ!メイン集団って、いっぱいいたんだ!」
っていう、新鮮な気持ちになりました。
集団のコントロールは、昨年の優勝者、デマールを擁するエフデジです。

だんだんタイム差をつめて、残り105kmで、約3分30秒差。
……10kmで、1分40秒を詰めている……。
プロトン(集団)のペースが速いのかな。


残り100km。
タイム差2分21秒です。
メイン集団は、クイックステップ・フロアーズが引いています。
今日はクイックステップ・フロアーズのエースは、ガリビア、かな?

クイックステップも、エフデジも、逃げには誰もチームメイトを入れていないので、結構、定石どおりの展開です。


だぞーんは日本語解説がないので、今回ほぼはじめて実際のロードレースの映像見たっていうような人で「逃げ集団の人たちって、そもそも何で逃げてるの?」っていう感覚になった人向けに、レース観戦歴2年に満たない私でもわかる範囲で丁寧に説明しますと……。

サイクルロードレースは、成績は個人につきますが、戦略としてはチーム戦になります。
そして、速度が速いので、風をうけて走ると、とっても疲れてものすごく不利になるスポーツです。

だから普通に考えたら、少ない人数で走る前方に行った、逃げ集団の人たちは、ものすごく不利になります。
後半のメイン集団の方が人数が多く、先頭を交代すればそれほど風の抵抗を受けて走る時間が少なくてすむから、後ろの集団の選手の方が疲れないし、追いつかれてしまう可能性がとっても高いのです。

でも、この第一集団に誰かが入っているチームは、追いかけなくっていいのです。
なぜなら「もし集団がおいつかなければ、先頭にいる仲間が勝ってくれるはず」という戦略になるから。
逃げ切った方が、優勝争う人数少ないですしね。

そうすると、たとえメイン集団が大人数でも、実際にその集団の先頭にたって引かなければならないチームは、チームメイトが誰も逃げられなかったチーム、になるのです。

となると、どうなるか。

もしメイン集団が逃げ集団に追いついたとしても、集団をひくためにいっぱい走って疲れたアシストがみんな疲れちゃったチームと、一人は逃げに入ってたから疲れてたけど、他の選手はみんな力を温存していた選手。

どっちが有利かは、明らかですね?逃げに入っていたチームです。
だから、逃げ集団っていうのができるし、成立するのです。


もちろん、これは一例です。私が最初に覚えた、一番わかりやすいスプリントステージの展開で、他にもいろんなパターンがあります。
逃げに入ってても「おれ絶対にこいつにゴールスプリントでは勝てないよ!」っていう感じの選手が逃げ集団にいたら、集団に飲み込まれてエーススプリンターに任せた方がチームが勝つ確率高いので、逃げ集団にいても全力で逃げない選手がいたりするし、
ワンデイレースじゃなくてステージレースだと、総合順位が関わってくるので、総合順位をあげたいチームとステージ勝利の方が大事なチームで、逃げをそのままほっとくか、何がどうなっても追いつかないといけない!とかの判断がかわるし、
逃げ集団にチームメイトを入れていても「めっちゃうちのエース調子いいから、絶対勝てる!」って集団ひくチームもいるし、
「ここで飛び出して逃げたら俺の足なら勝てる」って逃げて、本当にかっちゃう場合もあります。
いろんな戦略があります。

そんな感じで、いろんな思惑が重なって、逃げ集団っていうのができるし、これがあるからこそレースが面白くなるのです。

今できている逃げは、最後まで逃げ切ってやるっていうよりも、その後の戦略のための、いつか吸収されるための逃げだと思います。長い距離のレースだし。


さてさて。話を戻しまして。


残り70km。
ボーラ・ハンスグローエも引き始めました。ここのチームも逃げてないからね!
タイム差は、2分30秒くらいです。

しばらくこのタイム差を守っている気がするので、このままいくのかなー。


残り64km。
タイム差は2分くらいです。
詰めてるな。ちょっと、ほんとにちょっとずつ。


残り47km。
タイム差1分20秒。
……思ってたより、タイム差詰めるタイミングが速い……。
何キロで吸収するつもりなんだろう。


残り45km。
ここで、メイン集団からアーゼードゥーゼルのグジャールが動きました!
一人メイン集団から飛び出します!
先頭集団、グジャール、メイン集団の順番に。

残り40km。
逃げ集団とグジャールとの差は約1分。そこから15秒遅れてメイン集団です。


残り39km。
逃げ集団とグジャールとの差は、50秒。そこからメイン集団は20秒。
……いや、グジャールのすぐ後ろにいますね。タイム差間違いかな。グジャールは吸収されました。
レース展開、戻る。
ただ、タイム差だけが詰まっている。

残り38km。
逃げとメイン集団との差は、約50秒。
ちょっとずつ、逃げ集団から選手が脱落していきます。
現在、逃げ集団に残っているのは、8人。

残り35km。
また一人脱落。
逃げ集団は、7人に。
メイン集団は、クイックステップの引きです。……速い。あっきらかに速い。

残り34km。
今度はメイン集団、カチューシャが引き出しました。
カチューシャの本日のエースは、クリストフですね!
もうほぼトレイン状態?集団前方にカチューシャの選手がけっこうあがっているようにが見えます。

残り32km。
タイム差34秒!!
メイン集団は、またクイックステップの牽引!
その後ろに、バーレーンメリダのトレインが控えています。

残り30km。
タイム差約30秒。
ずっと海沿いを走っているのですが、横風の陣形にはなっていません。
海風は、そんなに強くないのかな。

残り29km。
タイム差20秒!
集団の先頭は、左右二つに分かれています。
片方はカチューシャ、もう片方はブアニを擁するコフィディス

残り27km。
タイム差0秒。
……でもまだちょっと逃げてる。本当は5秒くらいかな。
もうメイン集団では、ゴールに向けての位置取り合戦が始まっています。

ここで、先頭の中からガスパロムのロブニーがアタック!!
二人だけついてきますが、結局そのまま吸収されます。


残り25km。
吸収がおさまるとほぼ同時に、集団から数人が飛び出した形で、また小さな逃げ集団が形成されます!
その中から、ロット・ソウダルのティム・ウェレンスが先頭に飛び出しました!
アンドローニジョカットリ・シデルメクのカッタネオだけがついていきます!


残り24km。
カッタネオとウェレンス、吸収されます。
集団は、サンウェブのひき。
あの、ひげは、ゲシュケだ!!?ゲシュケー!


残り20km。
サンウェブの引きは終わり、メイン集団の引きは、UAEエミレーツになっています。
そのまま、下り坂へ!!

残り18km。
ここでアタック!!
ロット・ソウダル、トニー・ギャロパン!!!
そこに、クイックステップ・フロアーズのフィリップ・ジルベールが続いた!!

ここに数人が続き、まだ小さな集団ができます。

メイン集団は、ボーラ・ハンスグローエが、サガンのために差を詰めにかかっています!

残り16km。
先頭はボーラ・ハンスグローエ。
そのすぐ後ろにサガン
……え、ちょっと前にいくの早すぎない?
と、どんどん後ろからボーラの選手が合流して、サガンの前に3人のアシストがつきました。
すぐそのとなりから上がってくる、エフデジのトレイン。

続々とトレインが完成しては前にあがってきます。
今度はBMCとトレック・セガフレードが前へ!
でもボーラは下がらず!


残り13km。
先頭集団でトレインを作るのは、BMCとUAEエミレーツ
きた!クイックステップ・フロアーズがあがってきた!!

残り11km。
集団の先頭はクイックステップのまま。
ボーネンが引きます!!!

残り10km。
先頭はトレック・セガフレードのトレイン!その後ろにエフデジのトレイン。
その隣から、一気にスカイのトレインがあがってきました!
アシストが4人!?いっぱい残していたぞ!

残り8km。
ここでサンウェブの選手がたった一人でスカイの前に出る!

……トム・デュムラン!!?
これは、アタック?アタックなの?
ほんのちょっとずつ差をあけては、振り向いて詰めさせ、また開けては、詰めさせています。

スカイのアシストを疲れさせるのが目的?
なるほど。
TTスペシャリストだと、一番前に出て「ほらほら、いっちゃうよー。いいのー。僕一人で行かせたらおいつけないよー」っていう、端から見てると「一人でいくの寂しいのかな……」って思っちゃうような、楽しいアタックが成立するのね!
そうこうしているうちに、デュムラン吸収。

この時点で、残りは約6.3km。

ここでペーター・サガンが単独アタックしたー!!!
スカイの選手とクイックステップの選手がおいかけます。追いかけてるの誰だ、わかんない。
他の選手は、引き離される……!


残り5km。
先頭はサガン
映像で名前がでました。
サガンの後ろについたクイックステップの選手が、アラフィリップ?!!そしてその後ろのスカイは、クヴィアトコウスキー!!?
この並びを崩さず、下っていきます。


残り3.7km。
後続との差は、11秒!らしい!(イタリア語の実況より)


残り2.5km。
タイム差でた!16秒!
サガン、クヴィアト、アラフィリップの順番!!


残り1.7km。
サガンとクヴィアトで先頭交代回りだす!
でもアラフィリップは後ろから出ない!
出ないのか、出られないのか!個人的には出られないんじゃないかと思うけど果たして!

残り1km。
タイム差18秒。
牽制したら一瞬でおいつかれる!

残り800m。
サガンを先頭に、逃げている3人は大きなカーブを二つまがります。
それぞれ後ろを確認しつつ、でも並びはくずれず、サガン、クヴィアトコウスキー、アラフィリップの順。

さあもうラスト!!
サガンがほんのちょっと後ろのクヴィアトと差をつけた状態で、スプリント突入!。

でもその差をつめていくクヴィアト!その後ろにぴったりついていくアラフィリップ!
クヴィアトがサガンの左から上がっていく!!そのさらに左からアラフィリップ!
ゴール向かって左からサガン、クヴィアト、アラフィリップ。
でもアラフィリップがちょっと届かない!
クヴィアトがあがる……!

ゴール!だれも手を上げない!
でも、これは、スカイのクヴィアトコウスキーの勝利だ!!
サガン2位!!
アラフィリップが3位です!


うわああ!
サガンがアタックしたときは、もうサガンに決まった!って思うほど、勢いがありましたが、それを追いかけて行ったのがクヴィアトコウスキーとアラフィリップだとわかった瞬間、鳥肌が立ちました。
最後、すごかった。

前半と後半が、違うレースかって思うくらい、残り45km切ったくらいから、ずっとハラハラしてました。


人によって感想は違うかと思いますが、
盛り上がった後半よりも、ぼーっと見ている前半の方が、特に、日本語の実況や解説が恋しかったですね。
普段から、飽きさせないように、いろいろ考えてくれているんだなって、こういう形でミラノ〜サンレモを見て、改めて実感しました。

さあ。
今度はフランドルか。
……ミラノ〜サンレモは、まだ比較的わかりやすいレース展開だったけど、フランドルはどうだろうか。
不安。でもがんばって見る。

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