コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことやレース観戦仲間ができるまで(希望)を記すブログ(注:私はレース走りません)

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2017 第2ステージ

今日は風の強い平坦ステージでした。
てっきりツールの平坦ステージみたいに、早々に逃げが決まるんだろうと思いきや、
今日はなんと逃げができないステージでした!!

みんなが逃げたがってアタックがことごとく潰された結果逃げが決まらないっていうパターンはそこそこ見たことあるのですが、今日はそうではなくてみんなが逃げたくなくて逃げができないっていうパターン。

まあ珍しい。


それだけ横風分断って恐ろしい作戦だ、とどのチームも認識していて、その対策のために余力使ってるから、余計な作戦はしないってことなのかな。
ツールのときの印象で「どうせスプリントステージで逃げたっていいことないんだろ!」とかって、みんながみんな思っちゃった、とかだったらどうしよう……。


残り75kmあたりで、1チームだけ横風分断作戦を仕掛けました。
トレック・セガフレード!!
が、うまく決まらず、そのままの状態でレースは進んでいきます。
でも、トレックが仕掛けて来たってことは、コンタドールの調子がいいということなのでしょうか?
わくわく。

そこからしばらく、大きなアタックとかはありません。
途中で大きな落車があってリタイアする選手が出てしまったり、いきなりプロトンが止まったから「何!!?」って思ったら踏切で、ものすごい勢いで走り去る電車をみんなで見送ったりしながら、レースは進んでいきます。


残り31km。
やっとここで横風作戦!
しかけたのは、カチューシャ・アルペシン!
時速約70km!はっや!!
それに乗っかって、前から5番目の位置についていたクイックステップのトレンティンがささっと先頭に出て、中間スプリントポイントをとっていきます。

残り28kmを切って、一旦この動きがとまりました。
結局みんな合流。

中間スプリントにかこつけて、あわゆくばこのまま分断しちゃえって思ったしばらく攻撃を続けたけど、うまくいかなかったのでやーめた!っていうことかな。


残り26kmで、今度はクイックステップ・フロアーズが横風分断作戦を開始するか!!?
って思ったけど、一瞬で終わる。

どのチームも、攻撃をしかけるまでは行かないけれど、各チーム前に前にあがってこようとしているので、スピードがだんだんとあがっていきます。


今日の優勝候補は誰だろーな。
個人的には、さっき中間スプリントをとった、クイックステップ・フロアーズのトレンティンが有力なんだけど、去年ブエルタ2勝した、オリカ・スコットのコルトニールセンも気になるところ。
トレックにはデゲンコルブもいるけれど……どうしても、今回のトレックコンタドールのためのチームって感じがするから、どこまでアシストをしてもらえるのかって考えると、条件は決して有利ではないかなあという気もします。
昨年の交通事故から、デゲンコルブはグランツールでは勝てていないから、なんとかうまくいってほしい気持ちもあるのですが……。


残り15km。
集団の先頭はサンウェブです。縦1列、とまではいきませんが、でもそれに近い形で細長く集団がのびています。


残り13km。
先頭がアーゼードゥーゼルとバーレーンメリダになりました。
ちょっとだけさっきより速度感がおちたかな……。時速46kmくらいです。
大きな円状の枝分かれカーブ(ラウンドアバウト)が続いているからかもしれません。


残り10km。
そこそこスピードはかなり出ているはずなのですが、なんだか集団前方が詰まって来ている印象があります。
しかし、残り9kmを切って、各チームがんがんスピードを上げていきました。
最初はサンウェブがちょっとあげましたが、そのあとスカイが主導権を握ります。


残り7km。
スカイが先頭でどんどんスピードをあげていき、だんだん集団先頭が縦1列のかたちに伸びていきます。
スカイの選手が前方5人くらいでがんがんローテーションを組んで回しているのです。


残り5km。
先頭のスカイが減った。もう一人だけ?
代わりにまえに出て来たのはアスタナの選手です。
この時点で、時速は大体60kmくらいです。


残り3km。
先頭はスカイのスタナード!
時速は約70km!
その後ろにアスタナの選手がついていますが、となりにはクイックステップがトレインを組みだしています。

残り2km。
ここでクイックステップがいったぁぁぁ!!
ここで横風分断作戦とは!!さっすがベルギーチーム!
この分断で前方のグループに残った選手の中に、クイックステップは3人!


残り1km。
分断で残った先頭グループの中から、クイックステップの牽引役の選手が一人飛び出しました!
すっと抜け出したときに、二番目に位置しているクイックステップの選手がわざとそのまま追わずに、そのまま独走態勢に!
これ、飛び出したの誰だ……?
今日の優勝候補だった、トレンティンじゃない……。
ランパルトだ!!
慌てて先頭集団に残っていたBMCのオスが追います!


でもこの時点でかなり距離が開いています!
かなり追走グループが迫ってはくるものの、もうランパルトの勝利は覆らない!

クイックステップ・フロアーズのイヴ・ランパルト、ステージ勝利!!

2位が、同タイムで同じくクイックステップのマッテオ・トレンティン。
3位がアクアブルースポートのアダム・ブライスでした。


アシスト役の選手がそのまま勝利っていうと、今年のジロの第1ステージを思い出しますが、今回は横風分断後の先頭グループがクイックステップの主導下にあったのもあって、もっとチームの作戦みたいに見えた感じがしました。万が一追いつかれてもきっちりトレンティンが勝てるぞっていう、クイックステップ勝利の動線ともいうべきものが、残り1kmから見えていたような感じ。
やっぱり横風ステージはクイックステップが強いですね。風が吹けば、クイックステップが勝つ、みたいな。


さあ、4賞ジャージです!
マイヨ・ロホ(総合)も、マイヨ・プントス(ポイント賞)も本日の優勝者、クイックステップ・フロアーズのランパルトがゲット!
マイヨ・モンターニャ(山岳賞)は、今日は山岳ポイントがなかった為、昨日と変わらずニコラス・ロッシュ。
マイヨ・コンビナーダ(複合賞)は、BMCのダニエル・オス。今日はちゃんと壇上で表彰されました!よかった!


さてさて。
明日はもう早速、1級山岳2つ、2級山岳1つと、きっちり山を登るステージです!
でも山頂ゴールじゃなくって、最後の2級を下ってからのゴールになります。

……ぱっとステージ高低表を見たとき、アスタナのルイスレオン・サンチェスの名前が頭をよぎりました。
でも、最初の山岳だから、総合狙いの選手がいっぱい動くのかな。


レースはなにが起きるかわかりませんが、きっと明日は逃げ集団ができると思ってます!(笑)
でも、逃げがないレースっていうのも、そこそこ面白かったな。
集団牽引チームがいるのかいないのか、見ててもよくわかんないとこがよかった。

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2017 第1ステージ

今年のラストグランツールが始まりました!ブエルタ・ア・エスパーニャ
三大グランツールの中で、いっちばんタイム表示や結果表示で、何が起こるかわからない予想外なカオスにあふれつつ、それも笑って流せる、一番気を張らずに見られるグランツールです。

第1ステージはチームタイムトライアル!久々ですね。

今回のチームTTでは、5番目のチームの選手のタイムが、チームのタイムとなります。
見る方としては、グランツールチームTTは久々なので、どんな感じだったっけって感じでみているのですが……。

落車が多くないか……?
UAEエミレーツ、ロットNL、モビスターも落車してました。
初日とはいえど、今日もタイムアウトはあります。
落車して一人でゆっくり走ってしまうと、明日走れない可能性もあるのです。
んむむ。心配。


落車といえば、ツールの第9ステージで落車したエース級の選手のうち、回復が間に合ったのがボーラ・ハンスグローエのラファウ・マイカ!
よかったよかった。
でもサガンは出場しません。ツールでほとんど走れなかった分、出場するかなあとも思っていたのですが、たぶん、世界選手権が9月末にあるので、ブエルタをフルで出ちゃうと調整が難しくなるから出ないのかなあと思っています。


レース中盤で序盤でそこそこいいタイムを出したのは、サンウェブです。
今年ジロで優勝したデュムラン出てくるかなーっとか思っていたのですが、今回は出場せず。
エースはケルデルマン。
そのサンウェブと同じタイムで、コンマ差でタイムを上回ったのは、クイックステップ・フロアーズ。
久々に、春先のパリ〜ニースで活躍したアラフィリップが出ています!
エースは、デラクルス。

しかし、やっぱりはやいのは、BMC!チームTTといえばこのチーム!
クイックステップのタイムを秒更新し、暫定トップに躍り出ます!
BMCは、カルーゾがエースです。
個人的には、ヴァンガーデレンも注目。

チームTTのタイム自体はそれほどふるいませんでしたが、総合で気にしているのは、オリカ・スコット。
エースは笑顔が素敵なチャベスですが、グランツールの総合で新人賞をとりまくっているイェーツ兄弟が二人とも出ているので、何かすっごい作戦とかしてくれるのでは、と勝手に期待値があがりまくっているチームです。


疾走順ラスト3チームは、モビスター、スカイ、そしてラストがトレック・セガフレードです。

モビスターは、今回はなんと、いつもグランツールでエースを担っているキンタナもバルベルデも出場していないので、なんとなく誰に注目してみればいいのか、迷います。
ベタンクールとかかなあ。

スカイはやっぱり、先日ツールを制したフルーム!
去年は、ツール制したあとのブエルタは総合2位でしたし、そのとき1位だったキンタナは今回出ていないので、優勝候補の筆頭です。
ただ、去年はかなり余裕をもった優勝だった気がしたルーツですが、今年は最後の最後まで戦ったツールだったので、ツールの疲れからどこまで回復しているのかがちょっと気になります。


そして、トレック・セガフレードのエースはもちろん、引退レースということで背番号1番をつけた、コンタドール
ああ、最後なんだ最後なんだ。
最後まで仲間に声をかけつつ、ゴールしていったコンタドール
もうカメラは完全にコンタドールに釘付けです。

でも、まあ3チームとも、チームTTのタイムとしては優勝を争うほどのものではありませんでした。


そんなわけで、
第1ステージの勝者は、BMC・レーシングチーム!
6秒差で、2位がクイックステップ・フロアーズ。同タイム3位でサンウェブと続きます。

総合注目のスカイは、BMCと9秒差。
オリカ・スコットは17秒差。
そして、コンタドール率いるトレックはトップのBMCと35秒差でした。

他のチームのエースナンバーで総合系の有力な選手だと、
ヴィンツェント・二バリ(バーレーンメリダ)が、トップと31秒差。
スティーブン・クライスヴァイク(ロットNLユンボ)が、40秒差。
ファビオ・アル(アスタナ)が41秒差。
ロメン・バルデ(アーゼードゥーゼル・ラモンデュアル)が46秒差です。

ただ、二バリとクライスヴァイクはともかく、アルとバルデは、ツールでの疲労からまだそれほど回復してないんじゃないかなあ……と思っています。
まあ、第3ステージの山岳ステージ始まったら、なんとなく各選手のコンディションも見えてくるでしょう!


ちなみに、BMCの中で先頭でゴールしたのが、ローハン・デニスだったので、明日総合リーダージャージであるマイヨ・ロホは彼が着て走ることになります。

デニスは、コンビナータ(複合賞)もプントス(ポイント賞)も表彰されたのですが、ツールや白みたいに表彰台に壁がなくって、BMC全員表彰出ずっぱりなので、
壇上でジャージ着て、そのまま脱いで、次のジャージもらうっていう不思議な表彰式になっていました。
山岳ジャージは、本日山岳ポイントがあったので、そこを先頭で通過したBMCのニコラス・ロッシュがとり、表彰されました。

それと、表彰式ではデニスが受け取ってましたが、デニスは今日山岳ポイントをとっていないので、本当はダニエス・オスがコンビナータでした。



……ブエルタがはじまったって感じがしますね!!

今年最後のグランツール、楽しんでまいりましょう!

『エスケープ』と『アタック』

先日発売された、2015年のサイクルロードレース全日本大会のことを書いたスポーツノンフィクション。
『アタック』佐藤 喬 著

アタック

アタック

ブエルタ始まる前に読み終わろうと思って、このお盆期間に読みました!

それと、その前作というか、同じ著者の方が、一年前の2014年の全日本のことを書いた、同じくノンフィクション。
エスケープ』佐藤 喬 著

エスケープ 2014年全日本選手権ロードレース

エスケープ 2014年全日本選手権ロードレース

こっちはね、もうちょい前に読み終わってました。


私がロードレースの映像を初めて見たのは、2015年の8月なので、この本で書かれているレースは、まったく内容を知りません。
2015年の優勝者だけ知っていましたが、レース展開もどこでやったのかも誰が全日本に出ていたかも知りません。

そういった、初心者からの視点として書くなら。


あのね。
エスケープ』が圧倒的によみやすくて面白い……!!


ちがうのちがうの!『アタック』が面白くないって言ってるわけじゃないの!そういうことじゃないの!!

あくまでも、個人的な印象ですが、私はこの二つの作品をこう捉えました。
エスケープ』は「2014年全日本ロードレースの話」。
『アタック』は「2015年全日本ロードレースへ挑む選手たちの話」。

この本は両方とも、いろんなチームや選手への取材したものをもとに、時系列でレースやレース前の事情を追って書かれていると思うのですが、特に『エスケープ』の構成は、物語のそれに近いなと感じました。
全日本レース前の状況を伝えるプロローグがあって、そしてレースの中で起承転結があって……みたいな。
『アタック』は、『エスケープ』の次だからだと思うのですが、そのプロローグにあたるレース前部分がとても長いです。全日本に向かうまで、エースが決まるまでの道のりが、とても丁寧に描かれ、反面全日本レースそのものに割かれている部分は、『エスケープ』に比べて少ない印象を持ちます。

私は普段、芝居とロードレース関係以外の本は小説しか読まないので、私のようなものにとっては、『エスケープ』の方が読みやすくて、面白いと感じたのですね。

あと、これは好みもあるとは思うのですが、もし仮に『エスケープ』も『アタック』も、現実に起こったレースじゃなくて架空の物語だったとしたら、『アタック』の視点や構成では、小説として成立しないと思うのです。
「つづく」が最後にないと、これで完結、とかなったら支持はされないと思います。
でも『エスケープ』は成立します。中の文章の構成とか、レース展開や読者の裏切り方を考えても、『エスケープ』の内容なら、これ一冊で完結の小説としてもありだと思うのです。

だから、『エスケープ』の方が、レースの物語としてはとても受け取りやすい。


ただね。
ノンフィクションなんですよ。
どちらも、現実に起こっていたレースなのですよ。

レースを見ていても、あるじゃないですか。
「まるで誰かが書いた物語のように、奇跡のようなレース展開」があるときと、
「どんなに願ったって、これが現実のレースなんだ」って受け止めなきゃいけないとき。

ついでに、それって誰の視点かによって、同じレースでも奇跡と絶望に印象は別れるじゃないですか。

全然どの選手にも思い入れのない状態の私が読んだら、奇跡のようなレースが『エスケープ』で、これが現実なんだっていうレースが『アタック』でした。
なので、普段小説しか読まない私は、『エスケープ』を支持するのですが、でもだからって、『アタック』を否定はできないのですよ。
だって現実だもん。本当にあったレースだもん。
実際のレースを見ていたファンや実際にレースに出ていた選手の中には、『エスケープ』こそが辛い結果で、『アタック』が奇跡のようなレース展開に受け止めた人だっているはずだもん。

ですので、これはあくまでも、ほとんど思い入れや知識のない状態で読んで私はこう思った、という話にすぎません。


実際、どちらもレースを観に行かれた方は、どっちのが面白いと思うのかなあ……。
ちょっと気になります。



とりとめもなく感想を書きましたが、まとめると、こういうことです。

国内ロードレース知らない人に勧めるなら『エスケープ』だけど、これ読んで面白いからって『アタック』読むと現実にうちのめされるから、『エスケープ』読んでから一旦国内選手が出ているレースを見に行って、「ああ、これは現実の話なんだな」って実感してから『アタック』を読むといいと思うよ!!

おわり。

アークティックレースがつぼすぎて。

アークティックレース・オブ・ノルウェー
直訳すると、「ノルウェーの北極圏レース」

8/10から始まった4日間のステージレースです。
UCIワールドツアーじゃないから、そこまで知っているチームや選手が出ていないし、各チームの人数も少ないから、言ってしまえば地味なレース。

ただ、私にとっては、レース展開よりも心惹かれるものが溢れすぎてて、つぼすぎて通常のレースの楽しみ方ができないレースです。


名前の通り、ノルウェーの中でも特に北の地方で行われているレースなのですが、まず、画面に映るその世界の雰囲気が普段見慣れたヨーロッパのレースと違う。


たぶん針葉樹林がほとんどだから、もう山の緑が!!濃い!!微妙に薄暗く濃い!!
なぜかはよくわからないのですが、全体的に色彩がグレイがかっているというか、パステルカラーがいない。

でもだから雰囲気まで暗いかっていったらそんなことはなくて、どことなく静謐な場所を走っているような空気感がちょっとあって、見慣れないその感じがとってもいいのです。


私、自転車レースの風景って、正直そこまで重要視してなくて、
「あー。ひわまりだー」「古城かー」とかそんくらいで、あとはコースとか斜度とか横風区間かとかそんなとこしか注目してなかったんだけど、
アークティックレースは、先頭とプロトンとのタイム差よりも、画面に映し出される風景の方にこころひかれる、不思議なレースです。



しかし、色彩は夏のこの時期にもかかわらずちょいと暗めなのに対し、レースを彩る観客の皆様のテンションが、逆に爆発しております。
別に選手に対して危険なことをやっているわけではないのです。
ただ、なんというか、内側に向かって爆走中!

パラグライダーで空からふってきたり、真昼間に花火打ち上げ続けていたり(煙しか見えなかった)、湖畔すれすれを「あーああー」みたいにロープで滑ってみたり、ママチャリに選手とかぶらない番号のゼッケンつけてプロトンの脇を走ってみたり、一瞬「なぬ!?」って止まってしまう応援がたくさん。

イタリアやベルギーやオランダみたいに、応援の爆発する方向性が、選手に強引に話しかけたり、背中おしたりとかじゃない、かといって、ツールみたいに「この機会に目立ってやるんだ!」っていう、レースに興味なさそうなのとも違うのよ。

なんていうのかな。
子供の運動会に張り切りすぎて、映画製作のスタッフかき集めたお父さんみたいな!
方向性はあっているし愛もわかるんだけど、なんか変な方面に爆発してないか!?いやでも迷惑かけてないから別にいいけど!
みたいな。


そして、中継に入る現地紹介は、ほぼ自然。
ほぼ壮大な大自然の地形。

いやいいんだけどさ!大自然でこころ洗われるからいいんだけどさ!
画面右手で選手たちが一生懸命自転車漕いでて、左手では珍しい地形の滝が「ガガガガガ」って流れてて、なんだかあの、どう受け取っていいかわからないというか!!
ノルウェーって自然豊かで素敵でしょ?」って感じじゃなくて「自然は厳しいぞ!!」って感じでどーん、って映るから、なんか「わー素敵☆いってみたーい☆」っていうよりは、「恐れ入りましたぁ!」って気持ちになる。
第2ステージでは軍用っぽい飛行機もうつってました。
飛行機かっこいいから好きだよ!好きだけどね!ぶっちゃけ飛行機が飛びながら、ががーって荷物入れるとこの扉とか開いたら、自転車レースじゃなくてそっちのが気になるよ!



極め付けは、昨日の第2ステージ。

最後の方に、周回コースに入って3周しておわるステージだったのですが、
その周回コースのとこ、飛行機の滑走路だったのですよ。

あんまりにも広すぎて、逃げ集団がどこへ逃げていいのかわからなくなってた。

先頭の選手、両手をひろげて「どうすりゃいいんだ」状態で、慌ててレース運営側のバイクが前にでて誘導。
遅れて滑走路に入ってきたプロトンは、道のど真ん中に中途半端な大きさにまとまったままですすんでいく。スイミーみたい。

そして2周目に入るとプロトンが逃げの最後の追撃にかかるために時速60kmくらいで追いかけるのですが、
傍若無人なまでにだだっぴろい滑走路コースの中で、延々と縦位一列に伸びるメイン集団!
こんなに広いのに!!広いのに!!
そして、コースが大きすぎて、進む感覚がわからなくなり、なんだかスピードがめちゃくちゃ遅く感じる目の錯覚。

そして、プロトンの後ろからやってくる、きっちり滑走路のどまんなかを、等間隔をあけて走るチームカーの列。
マリオカートのPC操作キャラみたいだよ!!
絶対にインコース走らないのね!!

そして何より、
山岳賞のジャージがノルウェーサーモン柄!!
腕が鱗模様。副賞も、ノルウェーサーモン!!
もうだめだ。シャケが山登り速いんだとか思ったら、よくわかんないけどもうとにかくひたすら面白い。


お国柄なのか、地方色なのかはよくわかりませんが、今日を含めて残り2日も、とってもとっても楽しみにしています。




しかし、滑走路の中の雰囲気、だれもかれも「どうしていいかわからないから、とりあえず頑張ったら不思議な形になったよ」みたいな印象、どっかで見たな……。

……。

あ。
ハンマーシリーズだ!!


そうだよ。いいこと考えた。
ハンマーチェイス、滑走路でやればいいんだ!

こんだけ普段のレースの常識かっ飛ばした感じで広かったら、いっくらでもチームごとにトレイン組めるよ!!

やっぱりハンセンは走るのだ。

先日、グランツール連続出場記録を更新していたハンセンが、今年のブエルタの出場選手リストから外れた!と書いたのですが、

なんと。
ロット・ソウダルのエースで出場予定だったラファエル・バルスの練習中の負傷で出られなくなり、
代わりにアダム・ハンセンが出ることになったとのこと!

lottosoudal.be
www.cyclowired.jp


そうかー。そうなんだー。
直前でトラブルがあって出場選手が入れ替わることはそこそこあるから、可能性は0ではないと思ってはいましたが、本当にそうなるとは。


ただ、正直「いよっしゃぁぁぁ!やったぁぁぁ!」みたいな気分では、ない。
「やったー!」って気持ちもあるけど、でもそれ以上に「大丈夫なのかな……」っていう気持ちが強いです
だって、もともとブエルタ出場選手リストから外れた理由が、レーススケジュールの都合とかじゃなくて、まだツールから続く股ずれの痛みが治ってないから、なんだもん……。
8月4日の時点でまだトレーニングもできない状態だったって話だったし、ロットのホームページの発表でも「監督も医療スタッフも、股ずれが十分によくなることを願っている」みたいなニュアンスの書き方だから、まだハンセン治ってないってことですよね……。

やっぱりどんな選手でも、万全な状態で走ってほしいって気持ちはある。
怪我でつらそうな選手を見るのって、やっぱり辛い……。


でも、挑戦しなければ記録っていうものは生まれないわけで。
そして、なかなか挑戦できない、難しい大変なことだから、記録になるわけで……。


うー。うー。
なんとかここからの約10日間で、奇跡の回復力を見せて、「痛みなんかなくなっちゃった!」みたいになったらいいな。
そして、一旦メンバーからはずされたときの悔しさをばねにステージ優勝なんかしてしまえば完璧ではないか!


そりゃ、グランツールはそんなに甘くないって、わかってはいるけれど。
とにもかくにも、元気な姿で走ってほしいんだ!

コンタドール、引退発表

トレック・セガフレードアルベルト・コンタドールが、今年のブエルタ・ア・エスパーニャを最後に、引退するそうです。


cyclist.sanspo.com


ツール前くらいに、来年も契約するとかしないとか、なんかそんな記事見た記憶あったから、勝手に、勝手に来年以降だと思っていて、いやわかってたけど、きっともうそろそろだってわかってたけどうぇぇぇぇんっ!(泣)

なんかもうよくわかんないけど、切ないよー!


どーかどーか、最後のブエルタで、コンタドールがバキュンポーズしたくなるような、コンタドール本人にとって満足な走りができますように!!

今年のブエルタに、ハンセン出ない!?

ロット・ソウダルの、ブエルタ出場予定選手が発表されたのですが、
グランツール18回連続出場そして連続完走の記録を持つ、アダム・ハンセンの名前がない!!

lottosoudal.be

このロットの発表によると、どうやらアダム・ハンセン選手は、先日のツールで股ずれによる痛みに悩まされていたらしいです。
2週間たって回復はしてきたものの、完全に痛みが消えたわけではなく、スタッフもブエルタ期間中にまた痛みがぶり返すのではないか、と懸念しているそう。
そしてこの時点で、まだ練習再開もできてない。

残された二週間では、ブエルタに出る準備期間としては短すぎるから、出場選手のラインナップからアダム・ハンセンを外すという選択をした、といった内容でした。


そっかぁ……。
すごく残念だなあ……。

記録の更新っていうのは永遠にできることではないから、いつかはこんな日がくるとは思っていたけれど、
去年、サイクルモードで来日したとき、トークショーで「まだまだ記録を更新していくつもり」みたいなことを話していたから、記録が途切れるのは、もっと先のことになると漠然と思っていました。


でも、ここで途切れたって、ハンセンの記録がすごいことに変わりはないんだ!
そして、これで逆に記録に縛られずに、グランツール以外のレースにも出られるかもしれないのだし!


あんまり落ち込まないようにしよう!


あ。
わたし、ハンセンの出てないグランツールを見るのは、今回のブエルタが始めてってことなんだ……。

いや、落ち込まない、落ち込まないぞ!!


8/8追記
ハンセン、やっぱり出るらしい。

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