コロロン 〜孤独な自転車レース好き〜

2015年2月まで「ツール・ド・フランス」を「ロマンス街道ツアー」みたいな人気旅行企画と勘違いするくらいロードレースに興味がなかった筆者が、一瞬ではハマった自転車レースのことや自転車にまつわる日々を記すブログ(注:私はレース走りません)

マチェイ・ボドナルさんの引退

マチェイ・ボドナル選手が引退を発表されました。


ええそうですね。

推しの引退ですね!!!
ボドナルさん!!!引退!!!!

私がマチェイ・ボドナル選手の名前をはじめてちゃんと意識したのは、2016年のツール・ド・フランス第11ステージでした。

クリス・フルームペテル・サガン、ゲラント・トーマス、そして、マチェイ・ボドナル。
4人で逃げて、最終的にゲラントが途中で役目を終えて3人になり、サガンがガッツポーツをせずに胸を突き出すようなフォームでフィニッシュしたこのステージ。

ここではじめて、ボドナルの存在を認知した私。


それからです。

ふと気づくと、彼は、
いつもペテルのとなりにいました。

ペテルが遅れた時、引き上げるのはボドナルでした。
ペテルが転んだとき、起き上がるのを待っていたのはボドナルでした。

ペテルが失格になった年のツール・ド・フランスで、ペテルのチームで唯一ステージ勝利をあげたのはボドナルでした……!!!

cororn.hatenablog.com


なんだよこの名アシスト…!
いつもいつもエースのそばにいて素晴らしい走りを見せて、
エースが残念ながらいないときは、その力を勝利に向けて振り絞って大活躍、だと……!

こんな選手、どうしたら好きにならずにいられるでしょうか…!?

それからというもの、ワンデイレースではボドナルの走っている位置を確認し、グランツールでは毎夜毎夜ボドナルがちゃんとフィニッシュしたかを調べる日々。
嗚呼、推しがフィニッシュしないから眠れない!
そんな幸せな観戦生活!

いつかボドナルさんを生で見たいと、
夏のハンマーシリーズで活躍したときいてハンマー香港を見に行き(出なかった)
シーズンのはじめはダウンアンダーが多いと知ってオーストラリアまで見に行き(出なかった)
東京五輪は来たのに!しかもTT代表にもなったのに!!
観戦禁止だったから見られなかった!!!!



……つくづく、縁はなかったのですねぇ。


でもねぇ、好きだったんですよ。
映像で、ボドナルさんが集団を引いてると、それはそれはかっこよかったです。
ボドナルさんが逃げてると、とてもとてもどきどきしました。

なぜ一番の推しが彼だったのかと言われると、とても困るのです。
「すごい実力のある人気者のエースを助けてる姿が、とってもかっこよかったんだよ!」っていうのが、果たして万人に伝わる魅力なのかわからないです。
でも、とても好きだったんです。
マチェイ・ボドナルさんの走りを見るのが、とても好きだったんです。

ありがとう。
ボドナルさん。

いっぱいいっぱい、ありがとう。



ぬあああああ!!
でもやっぱり一度くらいこの網膜で直接ボドナルさんの素晴らしい走りを見たかったよぉ!!!!

東京五輪2020 男子サイクルロードレース

日本の夏は蒸し暑いです。とってもとっても暑いです。
なので、順当にいけば、東京五輪は、こないだツール優勝したポガチャルが優勝候補筆頭なのですが、ポガチャルは暑いの苦手らしいのですよね。
暑さに強い国といえば、オーストラリアですが…。
うーん。TTはともかく、ロードはちょっと難しそうな気がしてしまう…。

私の優勝予想は、レムコ・エヴェネプールですかね。
ベルギー強いよ。
ただ、いつも組んでいるチームではないので、通常のレースよりも予想がつけにくいのが世界選手権と五輪です。

せっかくの五輪レース、本当は沿道観戦したかったのですが、コロナ感染拡大防止のため、観戦自粛のお願いが公式に出ていましたので、自宅で映像で観戦しました。

神社の境内を走るパレード走行などが終わって、いよいよレース開始!アクチュアルスタートとなります。
スタートと同時にかかるアタック。
世界選手権や五輪とかだと、一人で参加している国とか、プロトンにいても勝負が難しい国が最初の逃げに乗る印象があるので、きっと今回もそういうアタックでしょう。

とか言ってたら、ベネズエラのオールイス・アウラールが入ってる!!
あと、スロバキアのユライ・サガンがいる。ペテル出られなかったからお兄ちゃんだけ出たんだね…….。
8人の逃げグループができました。


で、まだまだ長いしこれで落ち着くかと思いきや、
なんか、残り200kmあるのに、がんがん集団のペースをあげるベルギー勢。

ええっと。

あれかい?
ジロのフルームの90km逃げみたいなやつを、日本でやるのかい?
と思ったけど、スピード落ちた。


残り180km
先頭の逃げグループと、メイン集団とのタイム差は13分。
集団の先頭は、ナミビアのトリスタン・デ・ランゲという選手です。
有力国がコントロールしない不思議。


残り173km
ナンビアのランゲが集団から一人抜け出しました。
ただ、アタックというほどの勢いはないです。

残り170km
逃げは8人。
追走はランゲですが、タイム差はちょっとわかりません。
メイン集団は、15分30秒くらい後ろです。

ここまでタイム差開いていなければ、そしてもう少しレースがすすんでいれば、すごく力のあるタイムトライアル(一人ずつロードーバイクで走る競技)が選手が、メイン集団から飛び出して先頭グループに合流することは稀にあるのですが、
現時点でこのタイミングでの飛び出しは、正直言ってあまりレース展開上はあまり意味がありません。

とくに勝負はうごかないと思う。


ただ、170km切ってから、メイン集団の牽引をスロベニアが始めました。
牽引メインでやってるのは、スロベニアのヤン・トラトニクかな?


残り162km
先頭グループでは、アゼルバイジャンのエルチン・アサドフが遅れています。

メイン集団は、ベルギーのグレッグ・ファンアーヴェルマートが牽引中。


残り160km
先頭グループ、7人か8人。(アサドフどうなったかよくわかんない)
追走がランゲ、約17分差。
メイン集団は、ランゲから約2分10秒くらい後ろです。

牽引はしてるけど、タイム差は開いているなあ…。

そして、集団の3~5番手が、ポーランドチームです!!
ボドナル、クウィアトコウスキー、マイカ
イカを前に引き上げておく、位置どり…かな?

残り156km
イギリスの、ゲラント・トーマス、ゲイガンハートが落車!!
うわああ、なんてこと。
二人とも走り出しますが、トーマス、右肩が大きくジャージが破れています……。

一方先頭では、アーヴェルマートが集団のスピードを上げています。

残り152km
集団にトーマスとゲイガンハートが戻りました!
先頭とメイン集団とのタイム差は約18分。


残り146km
いつの間にか先頭は、残り5人になっています。
まだ残っているおーちゃん。

ベネズエラ代表のオールイス選手は、2019年マトリックス・パワータグという日本チームに所属してを走っていたので、国内レース見ているファンには名前が知られています。めっちゃ強かった。


残り138km。
先頭逃げグループ5人とメイン集団との差は、約16分。
依然として集団は、スロベニアとベルギーが交互にひいています。
そして3~5番手もずっと、ポーランドのボドナル、クィアト、マイカの順番です。ボドナルは見るからに体格大きいのでぱっと見でわかりますが、クフィアととマイカはヘルメットの網目の大きさで見分けるとわかりやすいです。細かい方がクウィアトコウスキー。


残り128km
最初に逃げていた8人のうち、最初にグループから落ちてしまった、アゼルバイジャンのアサドフが吸収されました。

残り126km
ベルギーが5人全員前の方に上がってきました。ポーランドがそれでちょっと後ろに下がった。
……そういや、フランス、スペイン、イタリア、オランダ、コロンビアあたりのメインどころの国が、まだまだ全然出てきてないなあ……。


残り122km
フランスのギヨーム・マルタンが自転車交換してました。
先頭は依然5人。
集団はその16分15秒くらい後ろです。


残り117km
タイム差約14分35秒。

残り111km
タイム差14分。
メイン集団スピードあげております。

メイン集団は相変わらずベルギーとスロベニアが牽引していますが、ポーランドが下がってスペインが上がってきているのかな?


残り106km
先頭グループは富士山麓登りに入っていきます。

残り105km
メイン集団は、逃げから落ちてきていたブルキナファソのデュモンを吸収。
続いて、ルーマニアエドアルド・グロスも吸収。
先頭とのタイム差は、約12分30秒。
集団牽引に、ニュージーランドも参加し始めました。

先頭残り102km。
メイン集団も富士山の登りに入っていきます。

残り100km
タイム差は10分40秒くらいです。
じわじわって感じの縮め方ですかね。
登り、長いからな……


残り99km
アーヴェルマートがプロトンから離脱しました。
今日めっちゃ集団引いていたので、仕事を終えました!お疲れ様です!!


残り98.5km。
タイム差約9分35秒。
登りでどんどん差が詰められていますね。


残り96km
スペインのオマール・フライレが集団から遅れていきます。
山得意なのに……ちょっと意外。


残り95km
デンマークのユールイェンセンも遅れた!!

残り94km
タイム差は、7分を切りました。
チェコのスティバルも集団離脱!!フランスのカバニャも遅れる。
ここにきて、イタリアが集団先頭に出てひき始めました。
増田、新城も厳しいか……。


残り93km
ポーランドのボドナルが集団を離れました…。ううっ、お疲れ様……。
そんでもってバルベルデも!!
スペイン、ここで落ちるか?っていう選手が、遅れていく……。
昨日チームスタッフに感染者出ているのだよね……。もちろん直前のPCR検査が陰性だったから、選手は今日出場しているのだけれど、大丈夫だろうか……。


残り86km
先頭は登りを終えて下りに入っています。
タイム差は約5分。

残り78km
タイム差4分40秒。
先頭は下りがほぼ終わって平坦っぽい区間。(細かいアップダウンがある)
メイン集団はまだがんがん下るぜの真っ最中です。


残り75km
メイン集団も下り終わりました。
タイム差4分20秒。

まだ先頭を引いてるスロベニアのトラトニク。すごいね。


残り72km
あれ?ボドナル?集団の前の方にいた?気のせい?

残り70km。
ボドナル帰ってきていた!!!おかえり!!
先頭の前から2番目です。再び、ポーランドがみんな前にいる。

どうやら、さっきの件で、バルベルデや新城も集団に戻ってきたみたいですね。


残り68km。
タイム差4分35秒。

残り66km。
見覚えあるとおもったら、スピードウェイの中入ってますね!
スピードウェイ内のコース内で補給をとる先頭5人。

続いてやってくるメイン集団。
まだ一番先頭はトラトニクですぐ後ろにボドナルがついてますが、スイスも前の方にあがってきてますね。

あ、増田選手も集団後方に見つけた。


残り57km!
スロベニアのポランツェ、フェンスひっかかって落車!
そして、ゲラント・トーマスがリタイアしました…。
あああ……。水曜のTTまでに、怪我がよくなればいいのですが……。


残り56km
いつの間にか、タイム差は約2分30秒。


残り54.8km
メイン集団先頭でイタリアのアタック!!カルーゾだ!!
チェックに入る、ベルギーのティシュ・ベノート!!
一度集団がおついて、もう一度アタック!
オランダのウィルコ・ケルデルマンと、ベルギーのマウリ・ファンセヴェナントがついていきます!
さらにそのアタックに追いついた集団内で、再びアタックがかかります。
今度はベルギーのレムコ・エヴェネプールとアイルランドのエディ・ダンバー、そしてさらにイタリアのヴィンセント・ニバリの3人のアタックです!!

一方、先頭の逃げグループでは、ユライ・サガンが逃げるのをやめてスピード落としました。


残り51km。
先頭とのタイム差は約50秒!

アタックかけてる3人は、うーん、10秒くらいは集団から差がついたかな。

メイン集団もかなりスピードでてますが、レムコががんがん逃げてます。


残り49km
先頭はもう2人になってます。
チェコのミハエル・クークレ。そして、ベネズエラのオールイス・アウラール。

一方、追走3名はメイン集団に吸収されます。

残り48km
最後に残っていた逃げの2人を、メイン集団が吸収しました!!
集団先頭は、フランスのコントロールです。牽引するのはブノア・コスヌフロワ!
まだまだしばらく富士スピードウェイ内のコースを走ります。

残り42km
メイン集団はイタリアチームが牽引し始めました。
かなりなスピードです。
60人くらい集団に残っていますが……振り落とされそう……。
なんか、スプリントステージのフィニッシュ手前10km前みたいなスピードの上げ方しています。

コスタリカのアマドールが遅れる!!

さあ、集団は三国峠に向かっていきます!
先頭はベルギーが主導権を取り戻しました。
スペインのヨン・イサギレ、イギリスのゲイガンハートが遅れていきます。

そしてスロベニアのトラトニクも仕事を終えた。
凄かったよお疲れ!!

って言ってる間にデンマークのアスグリーンも遅れた!


残り38km
集団先頭は、40人ちょっと切るくらいかな…一気に減った気がします。
スロベニアのポランツ、スペインのバルベルデ、遅れていきます。
ユキヤも遅れた!スイスのキュングも遅れる!でもキュングもTTススペシャリストだ!
ああ!オランダの、トム・デュムランも遅れた!!

残り37km
集団25人くらい。
ベルギーのベノートが仕事を終えて遅れていきます。
って、ああ!!エヴェネプールも遅れた!!

と、そこですっと、本当に静かにすっと、集団から前に抜け出た選手が。


スロベニア、タデイ・ポガチャル!!!
え!!?なにこのさりげなさ!すご!!!

ついていく、カナダのマイケル・ウッズ。そしてアメリカのブランドン・マクナルティ!!


残り36.5km
先頭の3人が、追走集団から約20秒差を付けています!
追走の先頭はベルギーのワウト・ファンアールト!!

ポガチャルもウッズもマクナルティもワウトもみんなツール組だな!!!


残り35.8km
先頭3人とメイン集団とのタイム差は、約10秒。
もうメイン集団って言っても、10人くらいしか残っていなさそう。
とか言っている間に、クウィアトが集団先頭に出ました!
っていうか、そのまま飛び出た?
その勢いについて行ったのが、イタリアのベッティオール、コロンビアのウラン、エクアドルのカラパスです。
この4人が先頭に追いつき、先頭が7人になります。

追走が、ベルギーのワウト・ファンワールとフランスのゴデュ、デンマークのフルサン、オランダのモレマです。

残り33km
追走グループ4人が先頭フループにに追いついた!!
残ったの、見事に強い選手が、各国一人ずつですね。
一瞬落ち着いたかと思ったら、カナダのウッズが飛び出しました!!

フルサンとクウィアトがここの登りで若干遅れますが、すぐに登りが終わります。
ここから平坦と下りがメインになるので追いつくでしょう!

先頭のウッズの下りが見事!!
わずかな差を詰めさせません。


残り28km
下りが終わり、下りのときに何となく開いていた差も詰まり、一瞬この11人のグループが落ち着いた隙をついて、モレマが飛び出します!そしてチェックに入ったクウィアトとマクナルティが、そのままの勢いで先頭に!!

が、追いついて、みんな一列。先頭に立ちたくないので、だんだんスピードが落ちます。

そしたら途端飛び出したデンマークヤコブ・フルサン!
先頭で追いかけるワウト!
若干誰が追いかける?とお見合い気味になるけど、結局またまとまります。

残り26km
まだアタックして、お見合いしながらでも追いかけて吸収、みたいな流れを続けている追走グループ!

でもクウィアトがうまいこと前にいったかな!?
と思ったらポガチャルも来て、ワウトもきました!
結局みんなきた。うん。なかなか新しい逃げができない。


残り25km
またいったマクナルティくん!!若手頑張れ!普段はポガチャルの影に隠れガチだけど実は優秀なチームUAEの若手のマクナルティくん頑張れ!!
ついて行ったのはカラパス!!

この二人の飛び出しは、ちょっと後ろを離しました!
残り24kmで、先頭2名と追走グループとのタイム差14秒。


残り23.5km
一旦落ち着いたかに見えて、クウィアトコウスキーが追走から飛び出しました!!でも吸収される。

残り22.5km
今度は追走からウッズが飛び出した。モレマが先頭で追いますが、でもうまくはいきません。

残り22km
先頭2人。
カラパスとマクナルティ。
後ろ25秒差で、追走が11名。ファンアールト、ポガチャル、ゴデュ、アダム・イェーツ、ベッティオール、モレマ、ウラン、フルサン、シャフマン、クウィアト、ウッズ。

あれ、シャフマンとイェーツ、いつきた?



残り17km
先頭逃げている2人と、追走グループとのタイム差36秒!

残り15km
追走にベッティオールが、ペダルを回すのをやめました。
追走はこれで10名に。

残り12km
タイム差は44秒。
追走では、ワウトが先頭に出てガンガンスピードあげ始めました!!
なんか吹っ切れた感じのワウト。もういいや、行ってしまえ!!みたいな。
そのスピードについていけず、フルサン、クウィアトコウスキーが遅れた!!


残り8km
タイム差15秒!!
先頭2人!マクナルティとカラパス!
追走は8人!!ほとんどずっとワウトがひいている気がします。

残り6km
富士スピードウェイの中に入ってきたかな?
すると、登りに入ったところで、先頭2人のうちカラパスがアタック!!
マクナルティついていけない!!

カラパス独走状態!!

残り4.5km
追走集団がマクナルティを捉えました!!マクナルティ吸収されます!
集団先頭はウッズ!!後ろはウランかな?


残り4km
カラパス逃げる!!追走とのタイム差は約30秒。
追走集団はモレマで、次がファンアールト!

残り3km
タイム差詰まらずまだ30秒あります!!
追走集団はちょっとお見合いの気配とちゃんと先頭交代しようよ的な気配が入り混じっててよくわかんない。

残り2km
タイム差40秒!!追走、ペースあがりません!

残り1km!
タイム差50秒!快調にとばすカラパス!
追走はウランが先頭にでてるが、うまく回る様子がない!

残り300m
振り返ったかカラパス。遠くに追走集団!

残り100mで、もう一度振り返って確認。
よっしゃあとばかりに右手でガッツポーズ!

そのまま、とびっきりの笑顔でフィニッシュ!!!
東京五輪2020金メダルをとったのは、エクアドルのリチャル・カラパス!!


続いてやってき追走グループは、銀メダル争いのスプリントに向けて、完全に牽制しあう状態に入っています。

残り300m
さあスプリントが始まった!
ここまで先頭に出されていたワウト!
普通は不利だけどしかしそうだよねやっぱりねワウトが速いよって思ったけどあれポガチャルがすごい勢いでワウトの後ろから飛び出して中央からきたぞこれどっちだ!!?

上からの映像でも、目視ではわからないくらいの僅差です。
写真判定の結果、リムの差で銀メダルは、ベルギーのワウト・ファンアールト!!
銅メダルは、スロベニアのタデイ・ポガチャル。

4位がオランダのバウク・モレマ
5位がカナダのマイケル・ウッズ
6位がアメリカのブランドン・マクナルティ
7位がフランスのダヴィド・ゴデュ
8位がコロンビアのリゴベルト・ウラン
9位がイギリスのアダム・イェーツ
10位がドイツのマキシミリアン・シャフマン

なお、日本人選手は、新城幸也が35位。
増田成幸は84位でした。
ユキヤもマスピもお疲れ様!

ちなみに、ボドナルはリタイアです。
後ろの方の順位ならフィニッシュする意味がほぼないのが、サイクルロードレースなので、数日かけて行うステージレースでもない限り、チームメイトをアシストするのがメインの仕事の選手は、役割終わったらリタイアは結構普通です。
なのでボドナルお疲れ様!!

いやあ……最高に面白いレースでしたね。
最後各チームのエースが一人ずつしか残らなくなる、このコースの難易度考えた人すごい。
バチバチの戦いになる厳しいコースは、とっても面白いレースでした。


ただ、選手たちはバブル内にいて感染の可能性は低いはずとはいえ、実際に来日してからPCR検査が陽性になって出場できなかった選手やスタッフがいますし、今日は沿道にたくさんのお客さんがいて、中には選手に対して大きな声を出している方もいました。

ワクチン接種されている選手が多いだろうとは思いますが、体質的にできない人だっていますし、選手たちは、決して安全とはいえない、感染の危険に晒された中でのレース出場だったと思います。

本日出場した選手たちが、新型コロナウイルスに感染することなく、TTをはじめとする他の自転車競技に万全な状態で出場することができ、終わった選手たちは、健康なまま、無事に帰ることができますように、願っています。

ツール・ド・フランス 2021 第11ステージ

本日モンバントゥー!!すごい山の日!!
モンバントゥー2回登ります。

本日、なかなか逃げが決まりません。
逃げが決まるかなーくらいのときに、トニー・マルティン落車。たぶん単独落車。
側溝的なものにおちてリタイアになりました……。
ユンボ・ヴィズマは、ヘーシンク、ログリッチに続いて3人目のリタイアです……。

逃げは、いろいろどんぱちやって、アラフィリップとキンタナが最終的に逃げました。

が、4級山岳でキンタナが遅れて、アラフィリップが山岳ポイントをとります。
キンタナは集団に戻り、続く中間スプリントポイントまで一位通過したアラフィリップは、その後、後ろから来た追走と合流します。
でも、これもまだちょっとうまく逃げにならず、逃げようとする選手たちでわちゃわちゃします。

次の4級山岳のところで、
アラフィリップ、ダン・マーティン、アントニー・ペレス、ピエール・ロランの4人の逃げが決まります。
みんな、あと150kmあるとは考えられないような切羽詰まった顔で逃げ決めてました。

残り148kmで、集団とのタイム差約1分。

残り146km。
メイン集団から追走グループができました。
……今日は逃げのステージになるのかな。
ポガチャルがかっとばして終わると思ってるんだけど。

残り143km
なんか、さらにメイン集団でエリッソンドがアタックかけて、さらに追走グループができそうになっています。
っていうか、こんなに序盤から集団でアタックしまくって、スプリンター勢タイムアウト大丈夫か?さっき4級山岳のところで、すでにカヴェンディッシュが遅れかけていたのですが……。


残り140km
ラベンター畑を通り過ぎる選手たち、きれー!!
ラベンダーソフトクリームが食べたくなる!!フランスにもあるのかな!!

先頭4人、約45秒後ろに第一追走、その20秒後ろに第二追走。その20秒後ろにメイン集団です。

第一追走は8人くらいかな?
モレマとか、バイクエクスチェンジのダーブリッジとかがいます。
第二追走は5人くらいか?エリッソンドとかファンアールトとかいます。

残り135kmくらいで、追走グループが合体しました。
先頭と追走のタイム差は1分くらい。
メイン集団は、そこから1分20秒くらい後ろ。
メイン集団の牽引は、リーダーチームのUAEではなく、イネオスです。



残り114km
ダン・マーティン 1級山岳先頭通過!!


残り99km
追走グループが逃げ集団と合体!!

残り90km
先頭集団が、16人とかかな。
4分45秒くらい後ろにメイン集団。

ちなみにその5分30秒くらいうしろにカヴェンデッシュたち今日のタイムアウトと戦う選手たち。


残り86km 1回目のモンバントゥー山頂まで10kmくらい?
いつの間にか、先頭は減って、7人になりました。
メンバーは、アラフィリップ、ファンアールト、エリッソンド、ペレス、ダーブリッジ、ジュリアン・ベルナール、ムーリッセ。

追走になってしまった、遅れた元先頭集団の選手たちは、35秒くらい後ろにいます。

メイン集団は、ずーっっとイネオスが牽引中!!


残り81km
先頭から50秒くらい後ろにいた追走グループに残っていたダン・マーティンが遅れた!!

追走グループはもうロランとモレマ2名だけ?


残り78km
追走がだんだんタイム差を詰めてきていて、先頭からタイム差が35秒くらいになりました。
先頭は、山頂まで約2kmちょい。

モレマが追走からアタック!先頭に追いつきたい!

残り77km
モレマが前に追いつきました!
先頭8人のうち、モレマ、ベルナール、エリッソンドの3人がトレック・セガフレードです。
有利!

さあ先頭は山頂まで残り200m!!アラフィリップが先頭でスピード上がりカーブ曲がってそのまま1級山岳先頭通過!
2番通過がペレス、3番通過がモレマです。
8人通過して、40秒後に一人で追走しているロランが通過!

そんでもってながーい下り!!
ながーい。



そのあと、最後のもう一回モンバントゥーの登りにはいったとき、
先頭でエリッソンドがアタックしました!


しばらく単独先頭になるのですが、後ろから、ワウト・ファンアールトが追いついて二人が先頭になります。

それを追いかける追走がアラフィリップとモレマ、だけどモレマが断続的に放つアタックで、アラフィリップがだんだんついていけなくなります。


そして残り32km!
先頭でワウトがアタック!!ついていけないエリッソンド!!


残り31km
先頭ワウト、30秒うしろに追走エリッソンド、そのあと30秒後ろにモレマ、さらに1分20秒後ろアラフィリップです。
メイン集団はトップから4分30秒後ろ。

メイン集団では現在総合2位オコーナーが遅れました。


残り27km
アラフィリップがメイン集団に吸収されました!

先頭は依然としてワウト・ファンアールト。
1分差がついて、二番手エリッソンド。
その20秒後ろに、モレマ。
さらに3分後ろにメイン集団。もう人数がとっても少ないです。


そして、エリッソンドとモレマが合流して、モレマをひきます!

残り23km
メイン集団にて、イネオス最後のアシストのクウィアトが引き終わり、カラパスが先頭になります。
それから、メイン集団に残った各チームエースらが、みんなこうさりげなく先頭に出ようとして、だれがいく?みたいになってたところで、ユンボのヴィンゲゴーがアタック!
すぐに反応してついていくポガチャル!
カラパスとウランも頑張るけど遅れます。

そのまま2人で行きますが、途中ヴィンゲゴーがまたスピードをあげる。
そして、そのままポガチャルを置いて、一人でかっ飛ばしていきます!!

この流れのまま、先頭から順々に、下りに入っていきます!!


残り20km
先頭ワウト!
追走1分10秒遅れで、追走がエリッソンドとモレマ。
その10秒後ろにヴィンゲゴー。
そして、その30秒うしろに、ポガチャルとおいついてきたカラパス&ウラン。


みんな大体同じペースでくだっていたのですが、
じわじわと、ワウトと追走2人の差が開いていきます。
残り4kmくらいまでくると、
ワウトとエリッソンド&モレマのタイム差が20秒くらい。
そして、逆に差が詰まってきているのが、ヴィンゲゴーとそれを追うポガチャルグループ。


そして、長い長い下りが終わってからの平坦フィニッシュです!

見事な独走勝利!!
ユンボ・ヴィズマのワウト・ファンアールト!!
いやー、モンバントゥ勝っちゃったよ、ファンアールト。
しかも独走で30kmくらい走って勝ったよ、すごいよ、かっこいいよ。

そして、その1分14秒後にフィニッシュしたのが、エリッソンドとモレマ。
エリッソンドアタックのタイミング良かったし、そのあとこの二人が合流したのも熱かった!
逃げグループの選手の中での前待ち作戦、みたいな感じ!
でもロードレースの戦略を楽しみにしているファンとしては、この二人の走りすごい好きだった!

続いて4位以下!総合の選手たち!
ヴィンゲゴーにポガチャルグループが追いついて、4人でスプリント!
着順は、ポガチャル、ウラン、カラパス、そしてヴィンゲゴーの順番でした。
流石にここまで一人でがんばったヴィンゲゴーきつかった!
何気に今年はウランの調子がいいので、総合からんでくるとわくわくします。



そして総合!!
暫定1位 タデイ・ポガチャル! (UAEチームエミレーツ
2位 リゴベルト・ウラン (EFエデュケーショナル・ニッポ) 5分18秒差
3位 ヨナス・ヴィンゲゴー (ユンボ・ヴィズマ) 5分32秒差
4位 リチャル・カラパス (イネオス・グレナディアーズ) 5分33秒差
5位 ベン・オコーナー (アージェードゥゼール・シトロエン) 5分58秒

総合は2位以下が結構なおだんご状態ですね。

ポイント賞 マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ
山岳賞 ナイロ・キンタナ (アルケア・サムシック)
新人賞 そりゃそうだよねポガチャル。
敢闘賞 ケニー・エリッソンド (トレック・セガフレード

冒頭の追走きっかけもエリッソンドだったし、後半の動きをつくったのもエリッソンドだったから、納得の敢闘賞!!


ポガチャル、ガンガン行くかと思ったら、あんまり無理をしない感じでした。
まあこのタイム差あったら、焦る必要はないものね。

かなりポガチャル有利ですが、まだわかりませんね!

あと、ペテルがマイヨ・ヴェール着てたときにはあんまり思いませんでしたが、カヴがマイヨ・ヴェール着てると、山岳ステージのタイムアウトがめちゃくちゃ気になることがわかりました笑

お手本トレインと今後のボドナルさん。

ここ最近、ロードレースの常識ってなに?みたいなレースばっかりでしたが、
本日。ツール・ド・フランス2021 休息日明けの第10ステージ。

横風&スプリントステージでしたが、
ロードレースの常識のお手本って感じのレースでした!!!

横風の中集団をリードしたドゥクーニンク・クイックステップが4人くらいのトレインでずっとカヴのためのリードアウトを続け、その献身にちゃんと応えたカヴがそのまま踏み切ってステージ勝利!!!

スプリントステージはこうやって勝つんだよっていう感じの、お手本のような勝ち方でした。
王道は王道でいいものだね。

マーク・カヴェンディッシュは今大会3勝目です。
こうなったらグライペルも1勝とってほしい!!




そんでもって。
今日のレース中にわかって、こっちの方に気をとられていたのですが。

ペテル・サガンの来季移籍先が決まりました。
チームトタルエネルジーズ、フランスチームです!

マチェイ・ボドナルも一緒です!たぶん!!リンク先オランダ語とベルギー語しかないからまったく読めないんだけど、でもなんかそんな感じで書いてある!!気がする。

途中まで読めない言語だと認識しないでもなんとなく意味わかった気になって目を通せた不思議。
人間の集中力ってときどき超常現象を起こすな。



そんでもってこっちも!

ポーランド東京2020代表メンバーが決まりました。
男子ロードレースの代表は、クウィアトコウスキーとマイカとボドナル!!

ITT代表はクウィアトコウスキー!!!

…………え、なんで?今年のナショナルTT王者は、ボドナルさんだよ?


と思って、TTコースの高低表が載ってるサイト探してみました。

morecadence.jp

うーん。まあ、アップダウンばっかりだから、クウィアトさんの方が向いているのかもね……そうかもね。



とにかく!
代表選ばれるくらい、ポーランドの監督がボドナルさんの走りを評価していてよかったなってことと、
来季どこのチーム行くんだろうってやきもきしていたので、チームが決まってよかったです!

わかってても笑っちゃうのはなぜなのか。

ツール・ド・フランス 2021 第9ステージ。
山岳ステージです。総合が動く可能性が高い日です。
今日もポガチャルがレース終盤残り4km地点でかるーくアタックしたらそのまま他のライバル引きちぎってしまい、結局一人でかっ飛んでいって総合タイム差広げました!!おわり!!


いやー、なんかもう絶対ポガチャルはそういう感じでアタックかけるのだろうと思ってたんですけどね。
予想していても、実際に見たら「やっぱりー!!!」って言いながら爆笑してしまいました。

今日はものすごーい人数の逃げが出てて、タイム差も最終的に7分とかになってたのですが、もうポガチャルいつやるの?いつアタックかけるの?って観点で見てしまうので、全然逃げの様子集中できてなかったです。


あ、ステージ優勝は、ずっと逃げに乗ってて、残り17kmくらいでアタックかけて単独先頭になったアージェードゥゼール・シトロエンのベン・オコーナーの見事な逃げ切り勝利でした!


個人的は、今日も逃げに乗って中盤では単独先頭で山岳ポイント稼ぎまくったキンタナの活躍を期待していたのですが、残り18kmくらいで失速……。
ステージどうでもよくて山岳ポイントだけ欲しかったのかもしれませんが、個人的には雨降って寒いのに、半袖でレインウェアも着ずに走ってたのが原因な気がします……。
あ、でも本日山岳賞とりました!


さて、絶好調のポガチャルですが、グランツールで総合優勝争いをするような選手は、必ず1日バッドデーと呼ばれる、調子の悪い日がくる、みたいに言われたりします。
あまりチーム力はない(有力なアシスト選手がガッチガッチに守るタイプのチームじゃない)ように見えるUAEで、ポガチャルが不調になると、どうなるのか、っていうのが、若干残る不安要素です。

でも考えてみたら、ここまでのポガチャルの走りがセオリー通りじゃないので、バッドデーなんて来ない気もしてきました。

まあ怪我しなければなんでもいい。
明日は休息日!
私も早めに寝るぞ!あとキンタナ風邪ひかないでね!心配!

ツール・ド・フランス 2021 第8ステージ

本日は、「昨日までの山なんで序の口さ、さあツールの山を見よ!!」ってことで、本格山岳ステージです。
一気に総合優勝候補選手が順位を上げてもおかしくないステージ!!
逃げができても吸収され、総合エースたちがどんぱちするんだろう!きっと!!


って思った残り100km前後から見始めたら、ポガチャル逃げてた。

……。


5年くらいかけて、一生懸命憶えてきた、ロードーレースのいろんな戦略とかセオリーとか、一度捨ててレース見ないといけない時期なのかもなあ(遠い目)



結局まあ捕まるのですが、
なんかこんな感じでずっとアタック合戦やってたんだと思われます。
雨のなか。大変。


グリッチはもう集団から4分遅れて一人で黙々と登ってるのに、どこか笑顔。
素敵な選手だ。


残り90km
バーレーンのワウト・プールスが一人で逃げてて、35秒くらいメイン集団から差をつけています。


残り87km
メイン集団から順々に選手が飛び出して、追走グループを作ろうとしているようです。
でもうまく回ってない感じ。


残り78km
先頭プールスが4級山岳通過。
ようやっと追走グループができました。
イェーツとかキンタナとかギヨーム・マルタンとかウッズとかヨン・イサギレとかがいます。
豪華。


残り71km
先頭プールス。
追走が豪華な17名で、約50秒差。
ポガチャルがいるメイン集団はさらに1分40秒後ろです。現在マイヨ・ジョーヌ着てるワウトもここ。


残り65km
まだプールスは単独先頭です。
メイン集団はプールスから3分40秒くらい後ろです。
もう、逃げ切り容認ってことでしょうか。
いや、でも、今大会のツールでセオリーはあんまり通用しないぞ。

残り57km
プールスが吸収されました。
これで、豪華な逃げ集団、とメイン集団、みたいな構図に。

残り47km
山頂が近づいてきて、逃げ集団でアタックがかかります。
1級山岳はプールスが1位通過!

通過後は、逃げ集団の中からウッズが一人単独逃げ!!


残り33km
メイン集団がスピードあげてて、マチューが遅れます。

残り32km
メイン集団で今度はウランが遅れる!

残り31km
先頭は変わらずマイケル・ウッズ!
30秒後ろが追走がプールス、カッタネオ、サイモン・イェーツ、キンタナとか。
その後ろにポガチャルグループ。トップから4分50秒くらい後ろです。
カラパスもいて、リッチーとフォルモロがひいています。


残り30km
メイン集団、ポガチャルアタック!
カラパスがついていきます!

そのまま2人でいくのかと思いきや、もう一回ポガチャルがアタックかけてカラパスを引き離してしまいます。
そのまま一人でどんどんいっちゃうポガチャル!


残り29km
お客さんの傘がふっとんでマチューを襲った!!
単独だったからよけたけど、登りでスピード落ちてなかったら危なかったよ……。

残り28km
先頭のウッズが2つ目の1級山岳山頂をトップ通過!
約1分10秒くらい遅れて追走グループ。7人くらいいるかな。
その2分20秒くらい後ろが、ポガチャルです。


残り21km
先頭まだまだウッズ。
1分5秒後ろに追走グループ。
約2分後ろポガチャル。
約1分15秒後ろがカラパスと、アシストのカストロビエホです。
さらに1分10秒くらい後ろに、ファンアールトやアラフィリップがいるグループがあります。

残り18km
先頭ウッズにトゥーンスが合流しました!
26秒後ろに追走グループ。
その1分30秒後ろにポガチャル。
またその1分30秒後ろにからカラパス。もうカストロビエホいなくなっての単独かな。

ポガチャル、一人で少しずつ差をつめている……。

残り15km
先頭ウッズとトゥーンス!
その25秒後ろが追走からアタックかけたヨン・イサギレ・インサウスティー
その10秒後ろにもうポガチャルが追走に追いつきました!!
そしてそのままポガチャルが追走突き放して、イサギレのとこまでたどり着きます。

トゥーンスは本日最後の1級山岳を1位通過して下りに入ります。
続いて、イサギレと落ちてきたウッズを抜いたポガチャルが、2位通過です。

残り9km
先頭がトゥーンス一人になりました!
追走はポガチャルと、下りで追いついてきたウッズとイサギレ。


残り2km
先頭トゥーンスのまま!追走ポガチャル、ウッズ、イサギレの3人は、約50秒後ろ。
カラパスは、ポガチャルたちから3分後ろです。

そして、そのまま!!右手で天を指さしてから、両手をあげてフィニッシュ!!
ステージ優勝!バーレーン・ヴィクトリアスのディラン・トゥーンス!!!

そしてやってくる、ポガチャルグループ!残り200mくらいから、イサギレとウッズがポガチャルを離してタイム差ついてフィニッシュ!
2位がアスタナのヨン・イサギレ。44秒遅れ。3位はイスラエル・スタートアップネイションのマイケル・ウッズで47秒差。
4位がポガチャルで、トゥーンスとのタイム差は49秒差でした。


それでは4賞。
暫定総合1位。
UAEチームエミレーツのタデイ・ポガチャル。
2位 ユンボ・ヴィズマのワウト・ファンアールト 1分48秒差
3位 アスタナのアレクセイ・ルツェンコ 4分38秒差
4位 EFエデュケーショナル・ニッポ リゴベルト・ウラン 4分46秒差
5位 ユンボ・ヴィスマのヨナス・ヴィンゲゴー 5分差
カラパスは、5分1秒差で6位です。

声に出して名前を呼ぶとテンションがあがるヴィンゲゴーがこんな順位に!!

ポイント賞は変わらず、マーク・カヴェンディッシュ
山岳賞は、バーレーン・ヴィクトリアスのワウト・プールスがとりました!
新人賞はポガチャルで、敢闘賞はプールス!!
おおう。ウッズかと思ってた……。

なんかもー。ポガチャルがすごすぎて言葉にならないよー。
そして、おそらく落車の影響で遅れているログリッチが切ないよー。それでも笑顔なところは好きだよー。
なお、ログリッチはトゥーンスから35分1秒遅れてフィニッシュしました。スプリンター勢が同タイムなので、たぶん足切りタイムは大丈夫なはず。
でも、この体調で最後まで走るのかなあ……。

ツール・ド・フランス 2021 第7ステージ

こんばんは。
昨日の第6ステージは、残り55kmのところから記憶が途切れ、目が覚めたら朝だったコロロンです。
……だ、第一週目から落車(寝落ち)するなんて……!
でもだから今日は元気よ!長いステージだけど!


今日は、最長ステージ249.1km。なっがーいね!!
序盤は激しい逃げ合戦があったようで、最終的に、逃げが28人とかかな?いっぱいいっぱい。
はっはっは、ミラノ〜サンレモかよ!
その中に、マイヨ・ジョーヌをきてるマチューがいます。
はっはっはっ。
セオリーってなに。


逃げの中には、ジルベールとかニバリとかソレルとかカヴとかアスグリーンとかストゥイベンとかサイモン・イェーツとか、もう「え、ファンサービス?」っていう、豪華なメンバーがばらばらいます。

逃げのなかに、ワウトもいます。
現在総合1位のマチューと、逃げに入ってるワウトは、共にシクロクロスでも世界線で優勝を争うような選手!
ふたりはライバル マチュー&ワウト☆

とまあ冗談はともかく、ガンガン行こうぜ系の走りをする二人がどんどかアタックかけて逃げの勢い落とさずに進んでいくので、タイム差がどんどん開いて、ポガチャル擁するUAEが一生懸命集団ひいておいかけるのですが、ぜんぜん捕まらないんだなこれが。


中間スプリントをすぎ、3級山岳のところで、ロット・スーダルのブレント・ファルムールとバーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチの2人が飛び出します。
1位通過はモホリッチ。

そのままこの2人が元の集団にもどることなく、2人で協調して逃げていったので、先頭2名、追走26名(多分)、そのあとメイン集団という構図になります。


残り65kmで、先頭とメイン集団とのタイム差は約7分くらい。


残り55km
ここで追走グループから、ストゥイベンがアタックに行きました。
カンペナールツもついていきます。

先頭がモホリッチとファンムール。
40秒差でストゥイベンとカンペナールツ。
そこから12秒差で、ジルベールとかがいる追走が24名。
メイン集団では6分40秒くらい後ろです。


残り53km
追走からジルベールが飛び出しました!
そこに数名ついていきます。

一方、今日無事スプリントポイントを首位通過して、そのあとまだずっと逃げていたカヴェンディッシュが、踏むのをやめました。

ジルベールがいったあとも、追走ではどんどんアタックが出て、おいついてやめて、みたいな動きがでまくってて、勢いがあります。
休まる様子がいまのとこないね。大変。


残り46km
ストゥイベンとカンペナールツが、先頭2人に追いついたー!!!
これで、先頭は4人になります!!


残り44km
先頭4人。
1分17秒遅れで追走グループが23名。
メイン集団は、先頭から7分35秒くらい後ろにいます。

先頭4人のうち、モホリッチ以外の3人がベルギーの方。
ベルギーはやっぱり逃げの国だなー。(※個人的なイメージです。)


残り40km
先頭4人は3級山岳を登り始めます!
カンペナールツ、ストゥイベン、モホリッチ、ファンムール。
1分45秒くらい後ろが、追走集団。
そのあと5分20秒くらい後ろがメイン集団です。


残り37km
カンペナールツが先頭で遅れました!!
先頭は3人になります。


残り36km
追走でアタックが繰り返されています。
にしてはそこまでスピードがあがらない。
前に追いつきたいのか追いつきたくないのかどっちなのかしら。


先頭は3級山頂に到着!モホリッチ先頭!


残り34km
遅れたカンペナールツが追走集団に吸収されました!


残り33km
追走で、ビーアンドビーホテルズのフランク・ボナムールが飛び出しました。


残り23km
ボナムールが集団に吸収されました。


残り22km
今だ先頭は3人です。
1分20秒遅れで追走集団。じわじわ落ち始めてる選手が出てきています。
メイン集団は、6分50秒遅れ。


追走から、ボーラのコンラットがアタックかけました。

残り19km
先頭3名、モホリッチ、ファルムール、ストゥイベン
約50秒後ろにコンラッド
その後ろにマグルス・コルトがいるのかな?

そのあとに10人前後になった追走グループで、次誰がいこうかなーって様子見しながら小さなアタックをかけています。


先頭の3名は、2級山岳の厳しいところにやってきました。最大勾配18パーセント!
……で2級なんだ(笑)
坂がすごくて、かなり3人それぞれに差がついているのですが、
一番速いモホリッチが後ろ二人を離して、単独先頭で山頂を通過します!


二番手通過が、なんとパトリック・コンラッド!モホリッチとのタイム差は、約1分。
ファルムールとストゥイベンを抜いたんだ!

3番手通過が、ファルムールです。


残り16km
メイン集団ではラトゥールがアタックをかけますが、後方ではログリッチが遅れた!!
一人、アシストいない!


残り13km
メイン集団、ラトゥールがほぼ吸収されたようなタイミングで、カラパスがアタック!!!
ポガチャルは……出てこないです。反応なし。


残り11km
先頭はモホリッチ。
快調に下りを飛ばしています。
ルールだから仕方ないけれど、モホリッチが単独の逃げの下り坂で、モホリッチ走りが見られないのは、なんかちょっとだけ、寂しい気もする。
いや、真似しないでねって言わなきゃいけない走り方を選手がしてはいけないっていうUCIのスタンスは、至極まっとうだと思うので反論はないです。

集団から一人飛び出したカラパスは頑張ってます。前から遅れてくる追走にいた選手たちをがんがん抜いていきます。

残り8km
全体としては、先頭モホリッチ。15秒くらい後ろにストゥイベン。(多分。映らない……)
1分20秒くらい遅れてコンラッドやマグヌス・コルト、アスグリーン、ボナムールと逃げから遅れたファンムールが合流して、5人の第一追走グループ。
この追走5名から50秒くらい遅れて、第二追走グループ。マチューとかワウトとかニバリとかいるはず。
その後ろに、一人で頑張ってるカラパスがいて、そのさらに後ろがメイン集団。
第二追走グループとメイン集団のタイム差は、約3分10秒くらいでしょうか。


残り7km
第二追走集団から、ワウトとマチューがアタック!!
ワウトが前にいたんですけど、どっちかが先にアタックかけて後ろがそれに追いついて、って感じはあんまなくて、ほぼ同時に同じようにペースをあげた感じです。うおりゃあああって感じで、あっというまに後ろを引き離します。


残り5km
先頭がモホリッチ。見えないけどその後ろにストゥイベンがいるはず。
モホリッチから1分35秒くらい後ろに、第一追走グループ。
その25秒後ろに、マチュー&ワウトの、ふたりはライバル☆グループ。

そこから3分30秒くらい後ろに、単独総合タイムを詰めようとしている、リチャル・カラパス。
その約30秒後ろにメイン集団です。


残り2.5km
逃げに乗ってたイネオス のファンバーレが、カラパスを待ってました!
いい前待ち!にしてはフィニッシュまでの距離が短すぎる気もするけれど!


残り2km
モホリッチ単独先頭のまま!!ストゥイベンどのくらい後ろにいるんだろうか、わからぬ!!

残り1km!
快調に飛ばすモホリッチ!
振り向いた、ら笑顔になった!ってことは後続が見えないか、とっても遠かったのかな!!
残り400mからはじまるの大きなカーブを通過!

残り25mで両手を離して、ハートマーク!
バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチ、ステージ優勝!!
モホリッチ〜。最後泣いてたのかな。下りのイメージ強いモホリッチ。山も強かったモホリッチ
おめでとう!!

2番目にフィニッシュラインに来たのは、トレック・セガフレードのジャスパーストゥイベン。1分20秒差。

すぐにきたのが第一追走グループ。
と、このタイミングで追いついてきた、ふたりはライバルなマチューワウト!!

スプリントして、ストゥイベンから20秒差で、コルトが3位、4位マチュー。5位アスグリーンでした。
ワウトはスプリントせず、8位。

それから1分くらいして、ぱらぱら最初に逃げていた選手たちが戻ってきます。



そろそろ総合系有力選手が来るはず。
さあカーブ曲がってカラパスが来たぞ!一人だ!!
って思ったら、すぐに後ろにメイン集団が来ていたのがカーブで見えなかっただけで、あっというまに吸収されて集団トップはアラフィリップでした。
切ない。


そんなわけで総合!!

暫定総合1位 マイヨ・ジョーヌ
マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
2位ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ) 30秒差
3位カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)1分49秒差
4位マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)3分1秒差
5位タデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)3分43秒差

一気に動いたな!モホリッチ4位だよ4位!!


ポイント賞
 マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ

山岳賞 マテイ・モホリッチ
新人賞 タデイ・ポガチャル
敢闘賞 モホリッチ!!!

ちなみに、昨年総合2位のログリッチは、本日総合33位。9分11秒差。
うーん……落車の影響が出ている感じがしますね……。


あと、なんか、新人賞がポガチャルってわかって思ったのが、そっかマチューもワウトもモホリッチも、もう26歳以上なんだなって……。
すごい強い若手ってイメージなのに、こう、時代に追いついてない私。

まあそれはともかく。

今日は初めっから最後まで展開が熱くて面白いレースでした!
見てて忙しかった!あっちゃこっちゃ入り乱れてて、誰がどこにいるのかわからなくなるくらいでしたね!
一個のレースなのに、三つくらいのレースを見ているような気持ちになりました。
このあっちゃこっちゃ感は、ステージレースならではだなって思います。

まあそれでも私の一番好きなレースはパリ〜ルーベであることに変わりはないですが!
ただ、なんかレース現地観戦行きたいなって気持ちになるレースでした。

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